
カーナビについて思うことを書いてみます。
はじめに:
わたしのカーナビ歴は以下です。
① 2006/06 Broadzone BZN-200 58,500円
② 2010/06 SONY nav-u NV-U75 34,800円
③ 2010/12 BMW Z4MR 標準装備
④ 2012/10 Panasonic ゴリラ CN-SL320L 19,800円
わたしが買ったことがあるのはPNDだけです。
買うのは安価なモデルです。高機能・付加機能はいりません。
PNDはどんどん高機能・低価格になっています。たった6年でこれですから。
カーナビ(PNDを含む)を初めて買ったのは2006年ですから遅い方だと思います。
普段はあまり使っていません。グローブボックスに入れてあります。
知らないところへはあまり行かないので。
使うときだけ取り付けたり、ウチに持ち帰って設定したりします。
いまだ「ナビはいらない」という剛の者もいますね、ごく少数だと思いますが。潔いです。
皆さん記憶にあると思いますが、ナビがなかった頃は地図だけで走ってましたよね。
知らないところへ行くときは事前に地図でルートを確認していたものです。
道を間違えたり、どこにいるのかわからなくなったりしましたが。
ナビに慣れてしまうとアタマの中に地図が入ってなくって、ナビの指示だけで走っているような・・・
普通(PNDではない)のナビはZ4の他、知り合いのクルマやレンタカーで使ったことはあります。
わたしの使用方法ではPNDで十分です。わたしが考える理想的なナビについて書いてみます。
1) ITの急激な進化に対応
ITの進化は凄まじく、ハード・ソフトともに現役といえるのは2~3年程度。
いまの純正ナビは完全にクルマと一体化しており、ナビを変更できなくて陳腐化してしまう。
ハードウェア・ソフトウェアのモジュール化が必要。
2) クルマとナビのインタフェースを標準化
クルマとナビは分離し、連携して欲しい。
ナビのハードウェアを取り外し・持ち出し・交換可能にする。
ナビのソフトウェアを随時アップグレード・変更可能にする。
そのためには、クルマ‐ナビ間の電源・通信・ソフトウェアのインタフェースの標準化が必要。
接触式コネクタでもよいが、非接触式電源供給、Bluetoothなどがいいと思う。
あとはナビをクルマに設置・固定する物理的接続規格を標準化したい。
また、車両制御コンピュータとナビ(のディスプレイ?)とが連携してほしい。
なお、ディスプレイのみクルマに標準装備し、ナビ本体は交換可能でもよい。
3) リアルタイム・データの利用
最新の地図データ、渋滞・工事情報などを利用できるようにする。
現在の路車間通信(VICSなど)だけでは不十分で、広域無線通信(携帯4Gでもよいが)を利用できるようにする。
4) どこでもクラウド・データ同期
いつでもどこでも(家庭・職場・出先など)オンラインでナビと他のデバイスのデータをクラウドで同期させたい。
例えば、PCやスマホで検索し設定した経路がすぐにナビに反映される。逆も同様。
これはGoogleマップ/ナビなどのアプリ(PC・携帯・タブレットなど)で相当に実現できている。
5) 理想のナビに近いものは?
5~7インチクラスのタブレットかPNDが近いだろう。
タブレットにはGPS(高性能な)受信器や自立航法機器が必要だろう。むろん別体でよい。
タブレットやPNDで問題となるのは、クルマへの設置・固定方法・電源ケーブル接続が困難・不安定で見苦しくなってしまうこと。
ちなみにわたしは、PNDの設置・固定は自分でやったが電源ケーブルは業者さんに頼み、内装の内側に隠してもらった。
また通信機能(内蔵またはポケットWiFiルーターなど)は電話会社データ回線となりランニングコストが高額になってしまうこと。
通信機能がないと、3)リアルタイム・データと4)どこでもクラウド・データ同期ができないこと。
タブレットやスマホの車載ホルダーが売られていますね。ナビとしての使い勝手はどうなんでしょう。わたしは見たことがないので。
と思ったら“タブレットナビ”なるものが販売されているみたい。スペックを見ると中華パッド(タブレット)にナビソフトを載せただけみたいだけど・・・
いずれにせよ2)のインタフェースの標準化ができていない。
まとめ:
① 分離可能であり・可搬性があり・交換可能なこと
② 標準規格のジョイントで(キレイに)設置・接続できること
③ 標準規格のソフトウェアインタフェースでクルマと連携できること
④ 路車間や広域通信に接続しオンラインで情報を利用できること
⑤ 地図データ・ソフトウェアは随時バージョンアップできること
⑥ 場所・スポット・経路などはオンラインで他デバイスと共有できること
⑦ アプリケーションや追加機器は随時インストールできること
おわりに:
いろいろ書いてみましたが、わたしごときが思いつくのはこの程度です。
自動車・車載機器・IT機器メーカーはもっともっと考え、より良い製品を作ろうとしているでしょう。
すでに技術的には上記に書いたことはすべて実現可能だと思います。
ここで問題になるのは、“標準化”ですね。
クルマ本体とナビとのインタフェースを標準化するのは大変に難しいだろうと思います。
いつもの標準規格化の争いがおきそうです。
カーナビできたのは1990年くらいのようですが今後はどのように進化するのでしょうか。
各メーカー固有のガラパゴス状態を脱して、オープンな製品となることを期待したいです。
PCも昔はメーカー独自仕様(PC9801とか)だったものがPC/AT互換機(死語?)になり、パーツも交換可能になったように。
以上、駄文で失礼しました。