
北海道グランドツーリング報告
8/22~8/28(2002年)にかけて北海道へクルマで5泊6日の家族旅行を(私+妻+娘の3人、長男は留守番)してきました。 全走行距離1,640Kmのグランドツーリングです。
1日目(8/22) 自宅~大洗港~フェリー乗船
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フェリーで行こうか東北自動車道を行こうか迷いましたが、女房+子供(下の娘だけ、上の男・高校生はクラブと宿題があるので留守番)が退屈すると思って、大洗からフェリーで行くことにしました。
私は20年以上前、大学生の時クルマで北海道へ家族旅行したことがあるんだけど、その時は東京港(日の出桟橋?)から出航した。今は東京からのフェリーは無くなっていた。それで大洗から苫小牧までのフェリー。
自宅をPM4時に出発して大洗に6時頃到着、外環・常磐道は空いていて早く着きすぎてしまった(自宅~大洗:142Km)。ファミレスで夕食をして時間をつぶしてから、フェリーターミナルへ行く。PM8時から乗船受付開始。またまたフェリーターミナルで待ち時間。
PM10時30分頃にクルマをフェリーに乗船させる。出航はPM12時。席は2等寝台です。最初1等寝台にしようかと思ったけど空いていそうなので2等寝台にした。4人部屋だけど、1人は空いていて3人で一部屋を占有できました。2段ベットの部屋でドアはないけどカーテンで仕切られていてプライバシーは保てる。乗船して早速ビールを飲んで寝てしまった。
2日目(8/23) フェリー船中~苫小牧
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朝4時半位に目が覚めてしまってデッキに出て日の出を見ました。朝食ですが、フェリーのレストランは高くてマズイのがわかっていたので、あらかじめコンビニでおにぎり、パン、お菓子、お茶を買い込んでたんで、これを食べた。朝風呂(海が見える展望風呂)に入ってビールを飲む。
女房と子供が気分が悪いっていうんで、酔い止め薬を買いに行く。海は特に荒れてなくってごく普通に揺れているだけ。私は長距離のフェリーは4回目位で酔ったことはないけど、女房子供は初めてで、だいぶ参っていた様子。帰りも苫小牧~大洗フェリーの予約をしていたけど、女房が耐えられないって言い出して、帰りは函館~青森フェリーで、東北道で帰ることに予定変更。
ま、私としてはグランドツーリングになるんで良かったんだけどね。
昼食は私一人、レストランでスパゲティとビール。やっぱりおいしくない。その後は昼寝する。夕方、薬のせいで女房子供は起きられるようになって、ちょっとお腹がへったので、自動販売機の焼きそば・たこ焼き・焼きおにぎりを3人で食べる。
というわけで、私だけ元気な状態でPM8時に苫小牧港に到着。
下船したのは8時半頃。苫小牧は小雨が降っていた。気温は22度位で涼しい。途中、コンビニで食料を調達。苫小牧プリンスホテルへ到着したのがPM9時頃。夕食をしてなかったんで、ホテルの近くの回転すし屋でビールを飲みながら夕食。さすがに安くてうまい。カニ汁が特に美味しかった。ホテルへ帰って寝る。
3日目(8/24) 苫小牧~旭川
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朝、雨が降っている。また5時位に目がさめた。朝食は、前夜買っておいたコンビニ弁当・おにぎり・サンドイッチ類。ホテルの朝食って高くて大して美味しくないからね。
9時に旭川へ向かう。11時過ぎに旭川へ到着した。(苫小牧~旭川:217Km)。
ガラガラの高速(道央道)を雨の中100~120Km位で走る。
アイヌ記念館を見る。お土産やのおばちゃんが寄ってくるので閉口。
昼食は、旭川駅近くの和食レストランで海鮮どん、そば、天ぷらなど。雨は止んでいた。
その後、北海道伝統美術工芸村というところへ(女房の希望で)行って、織物、雪の博物館などを見学。私は織物に興味ないんで退屈してた。雪の博物館は雪の結晶(雪印のバリエーション?)が結構面白かった。
PM5時半頃に旭川ターミナルホテル(旭川駅の横)に到着して、お茶(私はビール)をする。
PM7時頃、ガイドブックにあった山頭火という店に歩いて行き、旭川ラーメンを食べビールを飲むる。私は塩ラーメンを食べたけど、とんこつスープでこってりしている。美味しかったけど、池袋にももっとおいしい店はいっぱいある。でも観光客じゃなくって現地の人で満席状態だった。ホテルへ帰って、またビールを飲んでから寝る。
4日目(8/25) 旭川~札幌
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朝、またもや5時位に目が覚めてしまった。今日は晴れ。
朝食は7時過ぎに旭川駅前のロッテリア。旭川駅前で証拠写真を撮る。
8時にホテルを出発して、札幌へ向かう。あいかわらず高速はガラガラで、数キロ先まで真っ直ぐの道を走る。他のクルマはゆっくり(100Km+)で走っている。わナンバーのレンタカーがやたらと多い。私は120~130Km位で巡航。3回くらいレーダ探知機が鳴った。9時半位に札幌・北大に到着。
クルマは北大付属病院の駐車場に置く。ポプラ並木、クラーク像などを見ながら北大構内を歩く。当日の札幌は日差しが強く暑かった(といっても25度位か)。
北大は私は2回目なんで新たな発見はなし。でも構内は驚くほど広い。
学生はクルマか自転車で移動している(関係者以外は構内にクルマを乗り入れられない)。日曜のせいか歩いているのは観光客だけ。昼食は、倹約してガストにした。
PM1時過ぎにホテルの駐車場にクルマを置いて札幌見学。
まず、時計台へ行く。時計台は見たことあったけど、中に入るのは今回が初めて。時計台(旧札幌農学校の演武場)の歴史や時計の仕掛けが説明してあって興味深かった。
それから、北海道旧道庁舎へ行く。ここも2回目なんで特に印象はなし。でも、昔の西洋建築はみな天井が高くって贅沢な作りだね。
次に、大通り公園をあるいて「とうきび」(北海道でとうもろこしのこと)を食べる。夕立が降り出してきたんで、PM5時頃に札幌ロイネットホテル(すすき野の近く)へチェックインする(旭川~札幌:145Km)。
ホテルでお茶(私は地ビール)をしてから部屋でインターネットで帰りのフェリーの予約状況を調べる。ここのホテルはHomePNAでLAN接続のインターネットが使える。このためにノートパソコンを持っていった。その後、7時半までテレビ(こち亀)を見てから夕食へ。
夕食はすすき野で、霜降りラム肉のしゃぶしゃぶを食べる、もちろんビールを飲む。不味くはなかったけど、ラム肉ばっかり食べるのは飽きるのと、値段が高かった(場所柄?)んで店の選択を誤った。
缶ビールとつまみ類を買ってから、ホテルへ帰る。ビールを飲んでから寝る。
5日目(8/26) 札幌~小樽~洞爺湖~函館
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朝、7時半まで寝ていた。今日は札幌から函館まで行くので忙しい。9時過ぎにホテルを出て、札樽道路を走る。小樽着はAM10時頃(札幌~小樽:50Km)。魚市場へ行って、毛がに、ホタテ、ほっけ等を買って、東京の実家へ宅配便で送ってもらう。
毛がにの大きいので一杯2,000円のところオマケで1,700円、たぶん安いんだろうと思って親類への土産に大量に買い込んでしまった。
昼飯は、運河沿いの赤レンガの中にある店で、ウニどん(1,800円)、海鮮どんを食べる。それから屋台で焼きホタテ(200円)を食べる。ウマかった。でも運転があるんでビールが飲めなくって残念。
小樽の赤レンガ街&運河を見学して、PM1時半に函館へ向かう。
国道5号をず~と走ってから、ついでに洞爺湖を見によった。
北海道の人は一般道を飛ばすって聞いたけど、それほどでもなかった。坂とカーブの多い片側1車線の国道なんで、遅いクルマを追い越すのに苦労する。もっとパワーがあれば...。
今回の旅行で初めて北海道の湖を見る。それから途中で昭和新山も見えた。それからひたすら一般道を走って(途中少しだけ道央道を通る、でもまだ建設途中みたいで片側一車線の対面通行だった)、
ひたすら函館を目指す。さすがに北海道でも一般道は時間がかかる。
函館市外に近づくと夕方の渋滞が始まっていた。
PM7時過ぎにペンション夢工房(函館山の麓)に到着。(小樽~洞爺湖~函館:315Km)。
ペンションはすごい急坂の途中にあって、坂道バックで狭い車庫に入れするのに手こずった。
ペンションで北海道限定サッポロクラシックを飲みながら夕食を取ってから、PM8時半に歩いて函館山のロープウェイで夜景を見に行く。ロープウェイ乗り場は観光バスがいっぱいで混んでいた。
少し待たされて山頂へ昇る。山頂に展望台があり、夜景を見る。さすがに山の上は風が吹いていて寒く、上着が必要。天気は良くて、左側・函館湾側と右側・太平洋側の両海岸線に挟まれた函館の街明
かりがとても綺麗だった。
10時位にペンションに戻って、またビールを飲んでから寝る。
6日目(8/27) 函館~青森
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朝、6時半起床。ペンションの朝食を取ってから出発。
今日は1日函館観光をして、夜に青森行きのフェリーに乗る予定。
まず、函館郊外のトラピスチヌ修道院へクルマで行く。ここも観光地化されていてあんまり面白くはなかった。お土産を買って証拠写真を取った。
次に五稜郭へ。横に五稜郭タワーってのがあって昇ると五稜郭が一望できる。でも昇るのに700円も取られた。
お昼近くになったので、ペンションの駐車場にクルマを置いて、午後は歩いて回る。まず、赤レンガ倉庫街(函館にもあるんだね)を見る。食事をするところはいっぱいあるけど、観光客相手の小奇麗な店が多い。ここはパスして、魚市場へ行く。
魚市場は、30軒位の店が立ち並んだ所で、魚類を売っているのと、店脇で食事もできる。店は皆きれいではないが値段が安い。PM1時過ぎに適当に店を選んで昼食にする。
生うに(とれたてで殻つきのやつ)、鮭イクラどん、ホタテどん、それからもちろんビール。お仕舞いの時間帯だったせいか、いか刺しと焼きウニ(殻つき生ウニを少し焼いたもの)をサービスに付けてくれた。
3人で食べたいだけ食べて5千円以下だった。大満足。やっぱり漁港の市場は安くて新鮮でウマい。
市場から函館駅まで歩いていって証拠写真を撮ってから、市電に乗って、函館山の麓まで戻る。
函館って道路の真中を市電が走っている。東京の荒川線みたいに道路と隔離されてなくって、右折の時に市電を横切るのにどこで停止していたらよいのかよくわからない。どうも市電専用の信号(赤×など)があるみたい。昔、教習所で習った様な気がするけど全然覚えていない。
まあ、道路が混んでいないんで困らなかったけどね。
それから、函館山の麓の教会や旧函館支庁舎などを見る。ソフトクリーム屋が多く、割引券を配っていた。お腹いっぱいなんでパス。ガラス工房の店があり、長女・小学6年生(備考:2010年現在20歳)が自分でガラス片を組合わせてストラップを作る。ガラスを溶かしてストラップを付けるのは店の人がやってくれる。函館山の麓は急坂で歩きつかれてしまった。
これまで函館を何回も通過したことはあったけど、初めて函館の街を見て良かった。
5時半頃にクルマに戻り、フェリー港へ向かう。途中コンビニで夜食の食料を買い込む。6時にはフェリー乗場についてしまった。フェリーターミナルビルでお土産を買ってから、ターミナル内の食堂でラーメンを食べる。フェリー乗場なんで味は期待してなかったけど結構うまかった。長距離トラックドライバーの利用が多いせいか?
PM7時半過ぎにフェリーに乗船する。行きのフェリーと違って、小さな船で乗用車は10台位しかいない。ほとんどはトラック。2等寝台にした。2等寝台は4人部屋が2個しかなく、我々家族以外は2等寝台にはいなかったようだ。ま、たった4時間だからね。
PM8時出航で、乗船して直ぐにシャワーを浴びて、ビールを飲み、仮眠する。
船のアナウンスの声で、PM12時ちょっと前に起こされた。荷物をまとめて、船倉のクルマへ行き、下船する。
7日目(8/28) 青森~東京
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AM0時半頃に青森フェリー港から東北自動車道へ乗り、東京を目指す、約700Km。真夜中の高速でクルマがほとんどいない。たまにトラックが走っているくらい。
霧が出てきて前がよく見えない。クルマを買ってから初めて、バックフォグランプを使った。
AM2時位には霧が晴れてきた。PAで休みガソリンを補給して、夜食のコンビニおにぎりとパンを食べる。走行を再開し、道が空いていて、隣にいる女房が眠り始めたので速度を上げ始める、娘は後席で熟睡している。
120~140Km位で巡航する。レーダ探知機が警告するときだけスピードを落とす。最高速チャレンジをしようかと思ったけど、途中でRX-7のパトカーを見かけたんで、瞬間最大速度160Kmくらいで日和ってしまった。
AM4時位で寝不足で疲れてきて注意力が散漫になってきたので、PAで休む。少し眠ろうかと思ったが眠れず、30分くらい休んでまた出発。
120~130Kmくらいで走る。途中、気がついたらオドメータが2万キロを超えていた。2万キロに達する瞬間を見逃してしまった。
AM5時くらいに夜が明け始めてきた。AM6時くらいにまたPAで休んで(ちなみに女房+娘が乗っているので社内は禁煙、従って休憩しないとタバコが吸えない)から、また走る。
夜が明けて、東京に近づくにつれて徐々にクルマが増えてくる。
浦和の料金所にたどり着いたのは8時半過ぎだった。
そのまま外環に入り和光へ向かう。朝の渋滞で混んでいる。内回りって朝が混むんだ、皆どこへ行くの? でも側道は空いているみたい。
居眠り運転に注意しながら運転し、和光で降りて、自宅に到着したのはAM9時半くらいだった(青森~東京の自宅:724Km)。
自宅で早速ビールを飲む。あ~疲れた。やはり、東京は暑い。
これで、北海道グランドツーリングはおしまい。
旅行の全走行距離は、1,640Kmでした。
おまけ
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帰ってきた日の夜、私の実家へ行って、小樽で買って送っておいた毛がにを食べた。家族と両親の6人で3杯の毛がに。カニミソもカニ肉もウマかった。
旅行中、せっかく北海道に来たんだからと言いながら、食べたいだけ食べビールを飲んだので、太ってしまった様な気がする。
以上、長文を読んでくれてどうもありがとうございます。