
噂のADDZEST APA4200のジャンク品がメルカリで¥3,500-で出ていたのでおもわずポチってしまいました。
早速音出ししてみましたが2ch出るが4ch出ない状態でした。
音質は悪くも無く良くも無く普通です。
一度フルチューンしたらどんな音がするか興味が湧いてきたので取り敢えずバラしてみました。

見てみると電源基盤のコンデンサからはかなり液漏れが進んでいました。
自分ではあまりどんな部品を使えばいいか分からないので「ふぇあさん」という方が詳しくアップされてた物をほぼ全パクリさせていただきました。
電源は一次側にニッケミKZN(電源平滑用ケミコンの最上位品10000μF16Vを2発、二次側は4700μF35Vを4発オークションで購入して取り付け。全くの全パクリです。
オリジナルより1.5倍くらいの容量になってると思います。

アンプ基盤ヒートシンク周りの狭いところのコンデンサーはELNAシルミックⅡ、カップリングは東信工業UTSJ、その他離れケミコンはニチコンKZに変更しました。
オペアンプは入力側にOP42出力側にOPA627を2個づつ交換。オペアンプまわりのセラコンはWIMA FKPに交換。
これもほぼ全パクリです。
ふぇあさんがおっしゃっていた重要部分の抵抗はすべてタクマンとDALEに変更。
予防策にすべてのトランジスタも新品交換2SA1048-Yを10本程と2SC2458-BLを互換品の2SC1815-BLに20本ほど交換。

仮組みして音出ししましたがどうしても4ch中3chしか音が出ません!?
何度も何度もハンダを見直したり配線図とにらめっこしながら間違い部分を探しますが全く原因がわかりません。
最後にテスターをRCA端子に突っ込んで裏面のハンダ部分に当ててみたら、信号が来ていません!?なんじゃぁ?!
試しにRCAの裏のハンダを取ってみると何とRCA端子の基盤取り付け部+側が基盤の所で折れていてつながっていません。
ちょうど基盤部分で切れているので表から見ても裏から見ても見えません!!ハンダを剥がして始めてわかりました。
まさかそんな落とし穴があったとは!!!?
この原因を突き止めるのに2週間くらいかかりました(泣)
しょうがないので写真の青い配線のように基盤表のRCA端子から裏の接点までバイパスしました。

コンデンサー50個くらい、抵抗30本くらい、トランジスタ30個くらい交換してオマケに落とし穴まであってメチャクチャ疲れました。
この日は疲れたのでエージングにラジオを小音量でかけっぱなしで寝ました。

12時間程エージングして早速視聴です。
思ったより音が良かったので今回はメインスピーカーに繋いで聞きました。
PC→USB DAC(LavaudioDS600)→APA4200→Klipsch RF35です。

いつも必ず視聴するアルバム。
ボーカルチェックにはこれが一番いいです。
和楽器バンドの前形で琴、尺八、ピアノとボーカルのみの「華風月」雅なバンドです。
ボーカル艶っツヤです!!
まるで歌っている場所が目に浮かぶほど空気感まで伝わってきます。
高域もシルキーで高級感が有ります。解像度も有りながら柔らかい優しい音です。
尺八の音がメチャクチャリアル。

続いてこれを聞きました。
まるで耳元で囁いてるように歌ってくれます。
ボーカルがメチャクチャいい(≧∇≦)b
弦楽器もリアルに再現してくれます。

続いてこれ
ノラさんのボーカルをしっとり聞かせてくれます。
沢山音が重なっても潰れる事なく音の分離もなかなかいいです。
低音も量はそこそこですが歯切れよくしっかり出てる感じです。
apa4200ノーマルではそこそこの音でしたがフルチューンした音は素晴らしいですね。
私の現在所持しているアンプで一番いい音鳴ってます。
定価10万以上する、JL AUDIO 300/4v3よりずっといいです。
この前修理したSANSUI A-α77より良い音してますよ。
Posted at 2021/05/14 08:21:56 | |
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