ブレーキランプ4灯化
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
TZ3さんが「リアフォグ点灯時は内側テールのブレーキランプが点灯しない」事で「ブレーキランプとリアフォグの間隔は10センチ以上」との保安基準をクリアしたブレーキランプ4灯化の設定を発見されていたので私も早速真似させて頂きました。
詳細は、関連URLをご覧下さい。
テールランプについては私は既にLED化済なのですが、LED化にあたりポジション時の照度を減光させる手法として、内側のテールは元々ブレーキランプとして機能させていないので、最初から暗めのLEDを使うか、それとも内側のテールも減光させるコーディングを探すか悩んだんですが、いつかブレーキランプを4灯化出来るかもしれない…との考えから、内側も減光させるコーディングを探してLED化した経緯があります。
なので、そういう意味でも今回のTZ3さんの情報は待望の情報でした!
2
TZ3さんやシンクレアさんが詳しく解説されているので不要かもしれませんが、いつものように備忘録として設定を以下に記します。
「Leuchte23SL HLC10_」「Leuchte24SL HRA65」のチャネル群が左右それぞれの内側テールランプを制御しています。
それぞれのチャネル群には複数の「Lichtfunktion」のチャネルがあり「Lichtfunktion A」にポジションランプが割り当てられているのみで、残りの「Lichtfunktion」チャネルについては値が「not aktiv」で空きチャネルになっています。
まず、その左右それぞれの空きチャネルのうちの一つ「Lichtfunktion C」にブレーキランプを割り当てます。
いつものように「Select」→「09 Cent.Elect」→「Security Access - 16 -」と進み、パスコード「31347」を入力し「Do it!」をクリック。
「Go Back」で戻り「Adaptation - 10 -」から、
【左側】
(8) Leuchte23SL HLC10-Lichtfunktion C23を選択し、デフォルト値「not aktiv」から「brake light」に変更し「Do it!」をクリック。
【右側】
(8) Leuchte24SL HRA65-Lichtfunktion C24を選択し、デフォルト値「not aktiv」から「brake light」に変更し「Do it!」をクリック。
これで、内側テールにブレーキランプの機能が追加されますが、
明るさを調整する「Dimmwert」のチャネルの値がデフォルトでは0になっているので、これだけでは内側のブレーキランプは点灯しません。
そこで、ブレーキランプとして目一杯の明るさで点灯させるべく値を100に変更します。
【左側】
(10) Leuchte23SL HLC10_Dimmwert CD23に入り、デフォルト値「0」を「100」に変更し「Do it!」をクリック。
【左側】
(10) Leuchte24SL HRA65_Dimmwert CD24に入り、デフォルト値「0」を「100」に変更し「Do it!」をクリック。
これで、写真のように内側テールもブレーキランプとして機能するようになります。
3
TZ3さんが発見された設定がスゴいのはここからです!
懸案のリアフォグ点灯時の内側ブレーキランプの挙動の設定です。
右内側テールを制御しているチャネル群「Leuchte24SL HRA65」の「Lichtfunktion」の別の空きチャネル「Lichtfunktion E」に、なんと問題のリアフォグを割り当てるんです!
(12)-Leuchte24SL HRA65- E 24に入り、デフォルト値「not aktiv」を
「Nebelschlusslicht wenn kein Anhaenger gesteckt」に変更し「Do it!」をクリック。
もちろんこれだけでは、リアフォグ点灯時にはテールランプも同時点灯してしまうと思われるので「Dimming Direction」の値を変更して挙動を逆にする訳ですね…
(15)-Leuchte24SL HRA65-Dimming Direction EF 24を選択し、デフォルト値「maximize」を「minimize」に変更し「Do it!」をクリック。
なるほど…これで、リアフォグ点灯と連動して右内側テールの点灯が「minimize(最小化)」されて消灯する訳か!
いや~、スゴいです!!何がスゴいって…当該の灯火と同時点灯させたくない既存の灯火」(今回はリアフォグですね)を「Lichtfunktion」の空きチャネルに敢えて割り当てて、「Dimming Direction」の制御を裏返しにして消灯させるという…そのTZ3さんのロジカルな発想に脱帽です!これは…目からうろこでした…
4
これで、リアフォグ点灯時は内側のテールは消灯し、保安基準を恐らくクリアできる状態になります。
でも、この設定では、写真のようにリアフォグ点灯中はポジション時も内側テールは消灯してしまいます…
このあたりはゴルフ7のコーディングの先駆者であるシンクレアさんが早速クリアされていたので、私も明日にでも設定したいと思います。
今回主に使用した「Lichtfunktion」チャネルですが、各灯化類をその他様々な既存の灯化類と関連付け出来るようです。
極端な話、ヘッドライトをウィンカーと同時点滅とかも恐らく可能だと思います(絶対やっちゃダメですが…笑)
なので、今回のTZ3さんの手法を応用すれば「○○点灯時は○○消灯」との設定は他の灯化類でも可能だと思います(もちろん、保安基準に適合する範囲内で!)
TZ3さんも言及されていましたが「減光」を意味する「Dimmwert」のチャネルは「AB」とか「EF」とセットになっているんで、どこに何の灯火を割り当てるかはよく考える必要がある思いますが…
先日整備手帳にアップしたヘッドライト4灯化も、よく考えたらこのロジックに当てはまる事に気付きました。
TZ3さんの今回の情報で、VCDSのロジックが少し分かって来ました!奥が深いです…
今回は勉強になりました。TZ3さん、ありがとうございます!
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク