
木工教室?エレキギターを作って見るの総括です。
今回は、木盤からの製作ではなく、エレキギターキットを使用しました。
今回、購入したのは、HOSCO ER - KIT - LP エレキギター/レスポールタイプ 組み立てキットです。
基本的なギターボディ、ネックは加工済みの物です。
最初に、組み立てに必要と思われる、工具類、塗装材料を購入👍
電動インパクトドリル&ドライバー、C型クランプ、紙ヤスリ(180~2000番)、色付け塗料のステイン、下地材のとの粉、グラインダー、サンディングシーラー(最初は手塗りタイプ、後にスプレータイプ)、トップコート用塗料のエアアクリルスプレー(後にニスアクリルスプレー)
作業開始
最初に、ボディ、ネックの木材素地の表面仕上げ
紙ヤスリで、軽く180番、240番、400番の順に木材表面を削りました。
今回のキット、ボディ表側がメイプル、裏側&ネックがマホガニーの木材
仕上がりのイメージはメイプルトップの木目(トラ目)を生かした物にしたいと。
そこで、最初にボディの表側は、暗い色合いのステイン(オーク)ととの粉を混ぜたもので着色しました。
乾いた状況はこんな感じ。
次にその上からローズレッドのステインを重ね塗り
ボディの裏側、ネックはローズレッドのステイン(との粉を混ぜ)直接塗りました。
※ここの処理が、この後の工程に大きな影響が😱😫😢
木材素地の表面処理の仕方が不十分でした。
→もっととの粉の刷り込みをしっかりと、具体的にはステインに混ぜるのではなく、との粉単独で、念入りに処理すべきでした。
着色を終え、塗装の中間処理で、木材バインダーの吹き付けで、木材の目地を整え
そして乾燥
続いても仕上がりに厚味を持たせる為、サンディングシーラーのスプレーを。
最初に購入したものは、刷毛塗り用だった為使用せず。(ネットにて購入)
※この段階で、紙ヤスリで磨いて、表面の凹凸を無くさなければならなかったのに、前工程(との粉の刷り込み)が不十分であった為、なかなか表面が平らにならず、塗装したサンディングシーラー自体を全て削り込んでしまった箇所が有ったり、複数回の繰り返しました。→実際の塗装状況(現在の塗装表面が何かわからない)がわからない状態で、次の工程へ進む事に。😫
ネックヘッドの処理
キットのネックヘッドは羽子板状。ギブソンのヘッドデザインに糸鋸で切り出そうとしましたが、断念。糸鋸での裁断は諦め、ナイフと金属製のヤスリで、オリジナルの形で妥協しました。
ヘッドの表側は黒のラッカースプレーで塗装
※この処理も最初のとの粉による表面処理不足で、マホガニーの導管の凹凸があり、重ね塗りする事、20回以上、塗装・乾燥・研磨の繰り返しで、前工程の中間処理材が残っていたのか不明。
何とか、この状態で妥協しました。
あとで、改めて見ると、まだまだマホガニーの木目(導管)が目だっていつて、更にニスを塗る羽目に。
いよいよボディにネックの装着。
今回はレスポールモデルなので、セットネック。ボディの切り込みに接着です。ネジ留めでは有りません。
使用したボンドは、ネットで調べ、タイトボンドをチョイスしました。
ネックとボディの接着箇所を紙ヤスリで綺麗にして、ボンドを塗って装着。
その後はC型クランプで、固定しました。

装着完了後
細々とした、塗装の気になるところを修正した後、いよいよ塗装の最終工程、トップコートです。
トップコート材はウレタン塗装のスプレー缶
エアーウレタンです。缶に書かれている用途は金属。
でも、木材でも大丈夫だろうと塗装開始。
一応、塗装→乾燥→研磨を繰り返ししましたが、なかなか、綺麗な塗装面にならず、
塗装した面がざらざら😫⤵、ここでも、紙ヤスリによる研磨の度が過ぎて?、中間層を通り過ぎて、木材の着色面まで削ってしまったりと、悪戦苦闘😱😫😢
そこで、エアアクリルを諦め、油性ニスのスプレー缶へ塗料を変更。
こちらも薄くスプレーを繰り返しましたが、薄いとあばた状、厚めだと液だれしてと悪戦苦闘、ギターを吊るしての塗装を止め、平らに置いた状態での塗装も試しましたが、思う様にならず。
※塗装時の気温も関していたかも。一応塗装前にスプレー缶をお湯(40℃位)で温めましたが・・・
スプレー缶の使用を諦めて、刷毛塗り(手塗り)に。
こちらも塗って→乾燥→研磨の繰り返し
理想には程遠いですが、妥協
糸巻き、ピックアップ等の部材の取り付けへ
糸巻きブッシュをネックヘッドの表側から、はめ込みしますと言うか、プラハンマーで打ち込みました。
この時、手元が狂い、プラハンマーで、ネックヘッドの縁を叩いてしまい、凹みキズが😱😫😢
次は、ナットをネックへ接着
で、漸く、配線へ
ボリューム、トーンの位置確認
いよいよピックアップの取り付け
各配線のはんだ付け
ボディへテールピース、ブリッジの取り付け
この作業で、打ち込みスタッドを打ち込む際に、塗装の、一部が剥げる事態に😫
何とか、綿棒にニスを付け、補修をしました。
※この時にブリッジのスタッドへの弦アースを忘れるというチョンボを。
打ち込んだスタッドは外すことは難しく配線用の穴を使っての目くら作業、このせいか?完成後にノイズが😱😫😢
そして・・・いろいろなトラブルを経て完成へ😁
音に関しては、調音も出来て、ギターとして使えますが、トーンボリュームの位置によってはノイズが大きくて気になります。
※この後、やはりボディの裏側の塗装面が納得出来ず、紙ヤスリで研磨、再度の刷毛塗りを。
この時にボディ表面はマスキングしていましたが、僅かな隙間からボディ表面へニスが垂れて入り込んでしまい、ボディ表側も、再度削って、ニスの塗り直し・研磨の悪循環へ。
何とか、妥協点にたどり着き、この状態で諦めました。思った程、メイプルトップのトラ目が目立たないのが、残念です。全体的に赤色が強すぎた?

自動車用のコンパウンドで、3000番、7500番、9800番の順で4日間かけて磨きました。
写真では、目立たないですが、手に取って良く見ると、塗装面が均一でなく、刷毛目が残っている箇所も有りますが、これ以上削ると、仕上げのニス自体なくなりそうなので、諦めました。
今回1番の反省点は、なんといっても下地処理。もっと丹念にすれば良かったと思っています。
あとは、焦らずに各塗装後の乾燥時間をもっと取れば良かったと思っています。
次の作成(有るかどうかわからない?)時に、今回の経験が活かさればと思っています。