いつもサーキットで発生する水周りの問題。
数週全開でエア噛んでLLC吹き返す。
以前は冷却水配管内圧が上がって密閉キャップからLLC吹いちゃうのも問題だったけど、アルミフィラーパイプ製作して密閉キャップを強制的にボルト固定にしたからソレは収まってる。
エア抜き用にブリーザータンク付けてんだけど、エア分離する前にリターンされてっちゃってるから現状はほぼ機能してない。
まずエア噛む根本的原因は何か?
1、12.5の高圧縮での0.8メタルガスケット使用によるヘッドGKからの微量のエア吹き抜け
2、高回転によるウォーターポンプのキャビテーション
3、LLC劣化による消泡機能の低下
4、エア抜き配管のレイアウト不良
俺の頭で考えられるんはこんなとこ。
ターボでも無いし、どこかのヒートスポットでLLCが沸騰してるのは無いと思う。
水温も問題ないし。
で、1のGKからのリーク。
これが一番怪しいけど、直すとなるとヘッド剥ぐ事になる。
正直調子悪い訳でもないEgを開けてまで対策する気は今のトコ無い。
次回開けた際は、TRD0.8メタルGKは使わずに、圧縮下がるけど1mmの戸田か亀有の吹き抜けにくいGKにカッパースプレー吹いて組む。
つかね~、GKからリークつってもLLCは特に汚れて無いのが不思議なんよね~。
ガソリン臭い感じもないし。
圧縮行程で漏れてんなら空気じゃなくて混合気だからガソリン臭くてもいいんじゃないかと。
ガチでGK抜けてるならLLCもオイルも混ざってミルクコーヒーになるから分かんだけど。
で、2のキャビテーション。
これは以前からやっておきたかった対策の一つ。
現状でもクランクプーリーはワンオフの小径使ってるからウォーターポンプ回転数は落ちてる。
ただ、ウォーターポンププーリーは純正のまま。
コイツを大径化する。
ただ、問題はプーリーのオフセット。
良く売ってる4AG用の大径ウォーターポンププーリーはAE86等のカップリングファン付きEg用のモノがほとんど。
AWや92等の横置き16V4AG車は、ウォーターポンプのプーリーフランジが縦置きカップリングファン付き車より突き出しが少ないから、そのまま付けるとプーリーがEg側に寄っちゃってベルトラインが合わない。
対策の一つとしてはカップリングファン付き用のウォーターポンプに換えればプーリーそのまま使える。
でもスマートじゃねぇよな。
で、
テックアートが出してるのがコレ。
ウォーターポンプスペーサー。
コイツは縦置きEg車に20V4AGを積む際に、横置き用ウォーポンそのままで縦置きEg用ウォーポンプーリーを使うのに挟んでベルトライン合わせるヤツ。
コレ挟めば縦置き用オフセットの大径プーリー使えるんじゃね?と。
ただ、疑問だったのがそもそも同じ横置きでも20Vと16Vのウォーポンプーリーのオフセットが同じなのかどうかって事。
20Vはタイミングプーリー幅の違いからクランクプーリーは16Vと互換性無しだし、ベルトラインが若干違う可能性もある。
で、品番調べてみたら、、、、AWのウォーポンプーリーとAE92、AE101、AE111のウォーポンプーリーは同品番。
って事で、ベルトラインは同じです。
なのでテックのスペーサー使えば縦置き4AG用のオフセットの大きい大径プーリーはAWに使用可能。
…なはず。
ただしこのスペーサーが20Vに16Vクランクプーリー付けた時のベルトラインに合わせてるなら別だけど…それはないかな?オルタプーリーもズレちゃうし。
…
…まてよ
そもそも20Vとプーリーオフセット同じなら、20V用大径ウォーポンプーリーあればソレで良いんじゃね?
ありました♪
20V4AG用大径ウォーターポンププーリー♪
これ、横置き16V4AGにもそのまま使えますw
つか、俺が今使ってるドライサンプマンドレル固定用のワンオフクランクプーリー削ってもらったトコがコレも売ってたわw
予算確保しだい近々注文かけます。
で、3はLLC交換すればOK。
そして4。
エア抜き配管の不具合。
これ以前から思ってたんだけど、ブリーザーからの戻りラインの接続箇所が悪いんじゃないかと。
純正フィラーから抜けて来たエアがタンクに入る訳だけど、スワール効果で渦は巻いてるが気液分離される前に戻りラインから吸い込まれていっちゃう。
先日サーキットでエア抜きしてたさいに、画像の状態でスロットル煽って回転上げるとファンネル内のLLCがもの凄い勢いで吸い込まれて行く事に気づいた。
高回転でぶん回してる最中だとどうなるか、、、、?
このとんでもない吸引力で配管内が一部負圧になってフィラーキャップの隙間とかからエアを吸ってるとしたら、、、?
本来水周り配管内が負圧になるとラジエターキャップのバルブが開いてリザーブタンクからLLC吸うハズなんだけど、キャップ付けた状態でEg回しても吸うのは純正フィラー側からのみ。
そしてエア噛んだままのLLCがブリーザーの戻りラインから吸い出されてラジエターホースへそのまま戻って行く…。
う~ん…。
とにかくブリーザーへのイン/アウトの圧力差や流速差があるのは間違いない。
現状は戻りラインが引っ張り過ぎてる。
ここが緩やかになればエア分離も今より上手く行くハズだし、吸い込みの勢いによるタンク内の負圧も無くなるから、もしソレでエア吸ってるとしたらエア噛みもマシになるハズ。
試してみる価値はあるかと。
タンクの配管図がコレ。
ブリーザーからの戻りラインはロアホースへ接続するように指示されてる。
俺のは戻りラインはここ。
サーモハウジングからウォーターポンプに戻って行くパイプにある、水温アイドルアップ用のバルブから戻って来るバイパスホースに三又かませて戻してる。
ここの流速がウォーターアウトレットハウジングのすぐ上にある純正フィラー部より速いせいで、圧力差が出来て吸い込んじゃうんじゃないかと。
で、別にメーカー説明どうりブリーザーの戻りをロアホースにしなくちゃいけない訳でもないだろ?って事で、、、
ブリーザーの戻りを、アウトレットハウジングの使って無い純正水温計センサーの所に戻せばどうかと。
水温センサー外して、PTニップル付けてホース繋ぐ。
これでイン/アウトの流速差や圧力差は無くなるハズ。
あと、今までだとブリーザータンクで分離しきれないままのエアがロアホースからEg→ラジエターと通ってまた戻って来てたが、この配管レイアウトならエアが分離されないまま戻っても、すぐ上の純正フィラー部からまたタンクに戻って来るというのも効率の面で良いんでは無いかと。
出来れば戻り側に流量調整出来るバルブ的なモノか、オリフィスでも入れられると良いかな?
まずは直繋ぎしてどうなるかテストしてみたいと思う。
ただし…このレイアウトだと流れないか逆流する可能性もあるけどw
うまくいけば大径ウォーポンププーリーで冷却水の流速を落とせば相乗効果も望めるハズ。
あと…そもそもペラペラのクリアシリコンホースも悪さしてる原因の一つなんじゃねーかなぁ?
ラジエターキャップはブリーザータンクに付いてる訳だけど、0.9kキャップなのにラジエターホースがパンパンになる程圧上がるし、負圧時のリザーブからの吸い込み不良もあるし、、。
メイン配管の圧力がうまくブリーザータンクのキャップに伝わってないような気が…。
クリアホースでエア噛み具合は一目で分かって良いんだけど、エア噛み問題解決したらそのうちAN配管化してカチッとしたホースで引いてやる方がエエかも。
ちなみに某レースメカニックいわく、スーパーフォーミュラなんかだと冷却水圧もセンサー付けて監視してるらしいデス。
水圧計って追加メーターで見た事無いけど、俺はあっても良いんじゃないかと思ってんだけどね~。
まぁレーシングカーの冷却水はもともと加圧してるからってのもあるだろけど。
て事で、次回のサーキット走行までにここら辺り対策して試したいと思う。
あとは予算と俺のやる気次第www