
私の愛用ギターは、フェンダージャパンのテレキャスターです。
ギターを始めた理由が、テレキャスの音が好きで自分もその音を出してみたい!だったんで。
フェンダージャパンがあるということは、当然USAもあります。
USAが本家です。
なぜジャパンができたのか?
ジャパンができる1980年代初頭、日本ではフェンダーのコピー商品が安く出回ってたみたいです。
そうすると当然、値段の高いフェンダー製は売れなくなる。
頭の痛いフェンダー本社は、日本のある弦メーカー(フジゲン)に
フェンダーの名前貸すからフェンダージャパンの名で、日本で楽器を売ってくれ!
とお願いしました(相当ざっくりな説明です)。
こうしてフェンダージャパンが誕生したということです(USAとは別物ですが)。
コピー商品よりは高いが、高嶺の花のUSAよりは安い。
何よりダサださのコピー品じゃなく、れっきとしたフェンダー製である!
やっぱりフェンダーというブランドネームは強かったんだと思います。
そんなジャパンに、とても眉唾ものの胡散臭い伝説があります。
フェンダーのギターには各々シリアルナンバーが入っています。
「A123456」って感じに。

頭文字のアルファベットからこの場合、Aシリアルという呼ばれ方をします。
ジャパンが最初に作ったのが、JVシリアル。
見た目の良さだったり、仕上げの美しさだったり豪華さなんかが、歴代ジャパンNo1と言われています。
その次に作られたのが、Eシリアル。
このEシリアルこそが、ジャパン史上最高に音がいい!歴代一位!だと。
根拠があるのか無いのか知りませんが、
それはちょっとした伝説、Eシリアル伝説(Eシリ伝説)として語られてるんです。
私はこの胡散臭い伝説を鵜呑みにし、Eシリアルのギターを敢えて使っています。

80年代半ばのモデル。
ヴィンテージ的価値など皆無。
なので当然新品より安く買えます(笑)。
同じテレキャスでも、USAのヴィンテージは数十万から数百万、物によっては数千万円するのもあります。
まぁ、50年代、60年代のものですから、必然と価値が出ますよね。
私もギターを弾く人間(趣味)なので、当然ヴィンテージギターが欲しい!
ヴィンテージまで行かなくても、USAが欲しい!
ただ両者に共通するのは、「値段が高い」なんです。
そんなスカスカな私の心を、Eシリ伝説は救ってくれるのです。
嘘くさくて胡散臭くても、そこに付加価値があるんだもん!
音がいいのに安いんだもん!
だったら喜んで騙されますよ!
もしかしたらEシリ伝説は本当なのかもしれないし!
果たしてあと10年後とか20年後とかに、ジャパンのギターにヴィンテージ的価値は生まれるのだろうか?
生まれないか?
ちなみに今は売ってしまって無いけど、もう1本のテレキャスも当然Eシリアルでした(笑)。

Posted at 2014/09/14 14:19:53 | |
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