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山城守のブログ一覧

2015年06月01日 イイね!

GWツーリング(その6)漆黒と濃紺、GTI三ヶ根山ミーティング

GWツーリング(その6)漆黒と濃紺、GTI三ヶ根山ミーティングGWのツーリング3日目の午後。渥美半島・蔵王山から下山した中年オヤジとGTIは、みんトモのRamba Ralさん(漆黒のGTIⅦオーナー・愛知県在住)との合流の約束を果たすべく、田原からR23を経由して蒲郡方面へと進路を転じました。

合流予定地点は、三ヶ根山スカイラインの山頂駐車場です。
この山頂駐車場も先に訪れた蔵王山と同じく、三河エリアの絶景スポットとして評判ですね。天気さえ良ければ、蒲郡市街や三河湾・渥美半島ばかりか、太平洋までを一望できるとの触れ込みでした。しかし、この日の心配材料はお天気・・・・。蒲郡市内で遅い昼食を済ませ、空を見上げると、一面ぶ厚い雨雲に覆われ、いまにも泣き出しそうな気配です。三ヶ根山が位置する蒲郡の東部もすっかりガスに覆われている感じ。自慢の眺望は、期待できそうにありません。
思い起こしてみると、このツーリングに出かけてから、ピーカンの好天に恵まれたのは初日だけ。当ブログに掲載している写真も、曇天の冴えない風景ばかりが続いています。いやはや、こいつは日頃の行いのせいなのでしょうか?

とにかく、ミーティングは雨天決行!そうと決まれば、三ヶ根山スカイラインの蒲郡側の起点となる形原温泉に向かってGTIを走らせるのみです。温泉街へと向かうアクセス路の途中に突如として現れた、ラウンド・アバウト状の珍しい交差点がスカイライン入口の目印。ここで進路を西に変え、さらに山道を進んでいくと、程なく有人の料金所ゲートに到着します。
別名「あじさいロード」と呼ばれる三ヶ根山スカイライン。梅雨の季節になると数万本の紫陽花が咲き乱れる景色が名物のようで、料金所ゲート頭上に飾られた看板や通行券(通行料は420円)には、しっかりと紫陽花のデザインがあしらわれています。



ところで「あじさいロード」といえば、目下、神戸に在住している自分が連想するのは、六甲ドライブウェイ(裏・表)なんですね。こちらも「六甲あじさいロード」の愛称を自称しているんですが、言われてみると、この二つの山岳道路は名前だけでなく、雰囲気も少し共通しているように思えます。そのココロは、クネクネと連続しながら一気に勾配を上げていくタイトな屈曲路!三ヶ根山スカイラインも、料金ゲートから入場するとすぐに、裏六甲ドライブウェイ風のタフな低速コーナーが次々と出現し、意外に手強い相手であることを予感させてくれます。





しかし、タフなワインディングでヒルクライムを堪能できるか?という楽しい予感は、すぐに吹っ飛びます。とうとう降り出した雨のなか、スカイラインの路面は完全にウェット。おまけに標高が上がってくるにつれ、あたりは霧雨とガスが渾然一体となった濃霧に包み込まれ、行く手の視界は10メートルあるかないか?という、シビアな状況に陥ってしまいます。前が見えなければ、さすがに安全確保を最優先せざるを得ません。
スローダウンを余儀なくされたGTIとともに、しばらくの間、苦心惨憺。やっとこさ、たどり着いた山頂駐車場は雨と霧にすっかり包まれ、訪れるクルマもまばらです。覚悟していましたが、山頂からの景色がまったく望めない状況だったのは残念でした・・・・。さあ、あとはRamba Ralさんとの合流を果たすのみです。
ときおりワイパーを動かしながら、山頂駐車場で待つこと数分。濃霧に包まれた山上の静寂を突き破るかのように、もう1台の漆黒のGTIが颯爽と登場してきました!






Ramba Ralさんとは、今回が初のご対面です。ハンドルネームから想像するに、いったいどんな偉丈夫がやって来るのか?と戦々恐々でしたが、GTIのフロント・ドアを開け、中年オヤジの目の前に姿を現したのは、意外にも(失礼!)爽やかな風貌の好男子じゃありませんか?!八の字髭をたくわえ、鋭い眼光であたりを睥睨する、年嵩のモビールスーツ・パイロットの面影など、どこにもありません(笑)。

がっちりと握手を交わし、濃霧に煙る山頂の休憩所で、しばしGTI談義にふけります。しかし、雨と霧に包まれた悪天の状況下、さすがにここで長居は無用でしょう。Ramba Ralさんの先導で下界へと降りることを、即決断しました。
漆黒と濃紺。2台のGTIは濃霧に包まれる三ヶ根山スカイラインで、コーナーのライン取りをひとつひとつ確かめるように、慎重がうえにも慎重に、三ヶ根山スカイラインの東出口へと向かうダウンヒルをしばしの間、楽しみました。



たどり着いたのは、蒲郡市内のショッピング・モール。愛知名物・スガキヤラーメンを横目に見ながらのコーヒータイム。Ramba Ralさんと、熱いGTI談義の延長戦です。途中、思わず興が乗ってしまい、わがGTIの純正から換装したスピーカー(ダイヤトーンDS-G20)の視聴コーナーなども交えながら、気ままに意見交換を楽しませていただきました。
かつてはポルシェ・ボクスターを愛車にしていた経験のあるRamba Ralさん。年齢に似合わず、クルマに対する造詣、いやがホントに深い!
中年オヤジは、思わず感服つかまつった次第です。



さあ、GWツーリングもいよいよ終盤戦。4日目となる次回は、奥浜名オレンジロードの快走体験から、奥三河のドライブへと続きます。
Posted at 2015/06/01 22:28:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域
2015年05月28日 イイね!

GWツーリング(その5)雨に濡れてもドライブ!渥美半島から蔵王山頂へ

GWツーリング(その5)雨に濡れてもドライブ!渥美半島から蔵王山頂へいやあ、前回から更新間隔が開いてしまいましたねえ。しかし、GWツーリングはまだまだ続きます。
ツーリング3日目の午前、伊勢湾フェリーで短い海の旅を満喫した中年オヤジとGTIは、渥美半島・伊良湖港フェリーターミナルから、遂に愛知県上陸を果たしました。
伊良湖といえば岬の先端に立っている白亜の灯台が名所。しかし、そこに至るには恋路ヶ浜の駐車場から片道10分ほどの道のりを歩いて行かなければなりません。お天気は、相変わらずの曇り空。海と灯台・・・・ひょっとして青空の下でなくとも、趣のある風景が待っていたのかもしれませんが、灯台見物の気分は盛り上がってきません。結局、今回は灯台をパスして、渥美半島の南側をR42で東進してみることにしました。

通称・表浜街道R42。旧赤羽根町から豊橋・浜松方面へと伸びるこのカントリーロードは、恋路ヶ浜を出発した直後にこそ雄大な太平洋を望むことができますが、以降は防風林で海岸の景色を遮られてしまい、単調なドライブが続きます。沿道に出てくるのは、ひたすらビニールハウス・・・・愛知屈指の農業生産地帯・渥美半島らしいといえばそうなのですが、連休にわざわざ関西から足を伸ばしてドライブを楽しむような場所ではありません。これなら、巨大な風力発電用風車が林立する伊良湖の西の浜方面に進路を向ければよかったかも。



くよくよ後悔するくらいなら、さっさと進路を変更し、少しでも面白そうな場所を探してみるのが、行きあたりばったり流。海外在住のみんトモ・イリスパークさんに紹介していただいた渥美半島の隠れ名所、蔵王山を目指してみることにしました。R42とは反対の半島北側に位置する蔵王山。標高250メートルほどの低山ですが、クルマで行ける山頂の展望台は、三河湾から太平洋まで360度の眺望を楽しむことができると評判です。ナビの目的地をセットし、半島内陸部の県道を南北に縦断。一路、蔵王山へとGOです。

アクセスルートの付け根から山頂付近を見上げてみると、あたりは白いガスに覆われ、果たしてこれで眺望を楽しめるのか?微妙な状況でしたが、山頂駐車場に到着してみると、風力発電用の巨大風車1基がお出迎え。天気も何とか持ちこたえ、思いのほか立派な4階建て展望ビルからは、三河湾沿いに建設が進むメガソーラーの風景などを望むことができました。
広々とした山頂駐車場に停車しているのは、三河であるとか豊橋などの地元ナンバーばかり。全国的には無名ながら、地元の人々に愛される隠れた名所であることに、中年オヤジも思わず感服した次第です。





ところで、この蔵王山。眺望以上に素晴らしかったのが、山頂へと続く名も無きアクセス路のドライブです。蔵王山の山頂には、西側と東側からそれぞれアクセス路が設けられており、一応は県道らしいのですが、399号線と3ケタ番号が命名された細い道。ひょっとして、すれ違い困難な険道なのでは? 運転前には、思わず沸きあがってくる警戒心を禁じ得ません。
ところが、西側から山域へと分け入るアクセス路で恐る恐るヒルクライムを始めてみると、幅は2車線ギリギリながら、林の中を一気の駆け上る変化に富んだ屈曲路が目の前に出現してくるではありませんか?!
アクセルを開けながら、GTIのステアリングを右に左に。これは面白い!短いながらも、手応え十分でトリッキー、極上のワインディング天国です。
山頂からの下りは、東側へと抜けるアクセス路を選択。道幅は西ルートから少し狭くなってセンターラインも消えていましたが、対向車の気配に油断を怠らなければ大丈夫。所々に現れてくるタイトなヘアピンをクリアしながら、こちらも楽しいダウンヒルを満喫できました。天気がよければ、もっとドライブを楽しめたのかもしれませんが、ハーフウェットの名も無きワインディングに思わぬ収穫を見つけ、大満足です。



さて、ツーリングも3日目のお昼頃、この時点では、しとしと霧雨がフロントグラスを濡らす程度のお天気でしたが、午後に入ると、状況は一層シビアになってきました。しかし、雨ニモマケズ。GTIは、みんトモのRamba Ralさんとの合流を果たすため、蒲郡・三ヶ根山方面へと進路を向けました。次回に続きます。
Posted at 2015/05/28 22:27:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域
2015年05月19日 イイね!

GWツーリング(その4)鳥羽志摩がっかりロードと伊良湖水道・海の旅

GWツーリング(その4)鳥羽志摩がっかりロードと伊良湖水道・海の旅GWの紀伊半島ツーリング2日目の夕刻。伊勢志摩スカイラインの豪快ダウンヒルに御満悦の中年オヤジですが、残す予定は今夜のお宿をめざすのみ。すでに日没も間近の時間帯でしたが、パールロード経由で鳥羽から志摩市内に予約済みのホテルへとGTIを進めました。「パールロード」・・・・伊勢志摩エリアでは、スカイラインと並び称される著名なドライブコースですね。このエリアをクルマで自走した経験の無い自分にとっては、憧れの名道でした(結びが過去形になっていることに要注意)。



鳥羽市内から案内標識にしたがい海岸沿いのK750・パールロード方面へ。家並みが途絶えたあたりから、左手には鳥羽の入り江が少しづつ、行く手には屈曲気味の道が姿を現します。しかし、特に素晴らしい眺望が広がるわけでもなし。黄色いセンターラインが続くK750の路面コンディションや道幅は普通のローカル県道レベルで、前方には鳥羽市街から車列を形成してきた複数の先行車が普通に走行しています。
GTIの直前をスローペースで先行していたのは、「○○水産」とロゴが入った地元業者の軽トラ。どうやら仕事帰りの風情なのですが、よ~く観察してみると、荷台の最後部からいかにも魚臭そうな廃液を路面にたらたら滴らせながら走行中です。こんなクルマが前に居座っていては、自ずと車間距離を開けて追走せざるを得ません(涙)。
そんな調子で、しばらくチンタラ走行を続けていましたが、いつの間にやら沿道には「××水産パールロード店・カキつめ放題」であるとか、「○○の駅パールロード店」の看板が頻出。げっ!何の風情も感じさせないこの平凡なローカル県道が、あのパールロードなのか??疑念を禁じ得ぬまま走行を続けましたが、どうやら、悪い予感は的中した模様です。

K750からK128へ。進路は西に変わって、途中、海岸沿いの丘陵部のワインディングを走行できる状況はありましたが、前方には依然として、やる気ゼロのミニヴァンなどの車列が解消されません。それらをやり過ごせそうな待避場所も見あたらず、時刻も17時を回ったこのタイミングでは「360度の展望が楽しめ、リアス式海岸が美しい」と評判のパーキングも既に閉店しています。やれやれ。ストレスばかりが貯まるドライブが続きました。
伊勢志摩エリア屈指のドライブルート「パールロード」。自分にとっては、日本屈指のがっかりロードじゃないか?!という残念な記憶が残ってしまいました。





明けてツーリングも3日目。天気は予報どおり、どんよりとした曇り空ですが、まだ雨が落ちてくるには至りません。この調子だと、午後まで何とか保ってくれそうです。何もいいことが無かった志摩の平凡な宿から、本日第一の目的地、鳥羽港フェリーターミナルへとR167を北上しました。
この日は、みんトモのRamba Ralさんとツーリング途中、蒲郡界隈で合流する約束があり、その目的を果たすため、伊勢志摩エリアから愛知県・三河エリアへと伊良湖水道を海路で移動するスケジュールです。GTIはフェリーに乗り込んで、伊良湖岬へと向かいます。

鳥羽港と渥美半島の伊良湖を結ぶ、伊勢湾フェリーは僅か50分ほどの短い船旅。しかしながら、混雑の予想される連休期間中は予約不可日とされており、乗船できるか否かはフェリーターミナルに行ってみなければわかりません。要するにタイミング次第、早い者勝ちですね。ターミナル到着時点から、1本後の便まで待たなければ乗船できないかも?との情報を前夜にウェブ上でキャッチしていたので、余裕をもって乗船できるよう、9時台前半に鳥羽港に到着すべく、GTIのアクセルを踏み込みました。

鳥羽港に無事到着。行列必至と覚悟していましたが、9:00発の伊良湖行きフェリーが出航した直後のターミナルは、予想に反して閑散としていました。係員の方によると、9:50発の次の便には余裕で乗船OK。前から数えて3番目の好位置をあっけなくゲットできました。フェリー出港直前、係員の指示に従って、GTIを船内の定位置へと移動させます。





出港を目前に控え、2Fの一般船室をウロウロと散策していると、僅か数百円の追加料金を支払えば3階「特別室」を利用可能との福音の如きお得情報が目に入りました。クルマ込みで決して安くは無い乗船料金(片道6,000円以上)を既に支払っていましたが、競馬場の指定席・特観席入場料金(東京競馬場のA指定席入場料は2,000円)と比べてみても、コスパは悪くないじゃないか?そう確信して、大枚数百円を売店のお姉さんに渡し、3階特観席、いや特別室に足を踏み入れました。

伊勢湾フェリー・知多丸の3階特別室です。



取り立ててゴージャスな装飾が施されているわけじゃ無いけど、一般席に比べゆったりとした船室のレイアウトや甲板との出入りが自由な環境は、長閑な船旅にちょっとした彩りを添えてくれます。ほどなく、フェリーは伊良湖岬に向け、ゆったりと出港!ドラの音に見送られるような派手な演出はありませんが、沖合に大小様々な島々が浮かぶ伊良湖水道の海の旅路はムード満点でした。



ひとり甲板に立ち、潮風を浴びながら短い船旅の旅情に身を浸します。
すると何故でしょう?中年オヤジの心は、あまちゃんの映画撮影シーンで、独り船に乗って故郷の島に戻ってくる薬師丸ひろ子のような心情に満たされ、涙が一筋、思わず頬を伝います(嘘)。
分かる奴だけ、分かればいい」・・・・意味不明な例えで恐縮ですが、次回に続きます。

Posted at 2015/05/19 21:56:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域
2015年05月10日 イイね!

GWツーリング(その3)東熊野街道から絶景の道・伊勢志摩スカイラインへ

GWツーリング(その3)東熊野街道から絶景の道・伊勢志摩スカイラインへGWの紀伊半島ツーリング2日目の続きです。GTIは熊野を出発し、紀伊半島を北上中です。
紀伊半島を南北に縦断するルートといえば、ツーリング初日に南下した高野龍神スカイラインを擁するR371谷瀬の吊り橋十津川温泉を経由するR168などがありますね。今回、紀伊半島を北上するコースに選んでみたのは、そのさらに東側に位置するR169「東熊野街道」。奈良県南部の下北山村・上北山村など山間部の谷間を縫って、吉野へと至ります。R371やR168に比べると著名な見所は少なく一見地味な印象ですが、「ひたすら山と川の間をゆく大自然満喫ルート」と評判です(ツーリングマップル関西版より)。





熊野市からR42→R309を経由し、R169に合流。吉野まで約70kmのロングコースを実走してみると、雄大なダム湖の眺めを望むワインディングは、路面状況もなかなか良好です。時折現れる工事区間の片側交互通行を別にすれば、終始2車線の幅員が確保されており、交通量も少ない。いやあ、知られざる快走路を満喫できました!コーナーの一歩先に突然、ミステリアスな素掘り風のトンネルが登場してくる演出も、秘境の趣を盛り上げてくれます。さすがに真っ暗な闇夜には、あまり走りたくないですけどねぇ。







吉野から先は、県道16号で進路を東に転じ、R166に乗って伊勢方面をめざします。
奈良から三重県西部の山里を走って旧飯高町へと至るR166は、奈良県側では「伊勢街道」、三重県に入ると「和歌山街道」とその名を変えながら、東へ東へと延びていきます。
このルートも、沿道に見所や名物があるわけではありません。県境のトンネルを越えた直後に現れる高見山ループ橋も、走ってみれば特徴を感じさせない単なる下りコーナーの一つに過ぎませんでした。
しかし、奈良から三重県西部の山里を突っ走るこの道は、とにかく交通量が少ないことが美点。相当なハイペースでの快走が可能であり、スピードメーターに注意を払っていないと、一般道ながら途轍もない速度域に達してしまいそうな状況です。こんなときは好事魔多し。緩みがちな気持ちのネジをもう一度引き締め、五感を総動員しながら、ネズミ取りやパンダ・覆面・白バイ出現の気配に注意を払ってドライブを続けました。



さて、順調に東進を続けた結果、ツーリング2日目の最終目的地・伊勢志摩エリアはもう指呼のうち。曇天の空模様は相変わらずパッとしませんが、翌日は雨の予報です・・・・それなら、天気が持ちこたえそうな今日のうちに伊勢志摩スカイラインの絶景を楽しんでしまおうと腹を固め、伊勢自動車道・勢和多気ICから高速経由で一気に伊勢までのアクセスを試みました。GTIのエンジンも絶好調!伊勢に向かう交通量は疎らで、快適な高速クルージングが続きます。

ところが、ここで思いも寄らなかったアクシデントが発生!
連休の期間中の伊勢自動車道では、神宮周辺の混雑対策として、市内のICですべからく出口規制が敷かれており、高速から降りたくても降りることができない酷い状況が待ち受けていたのです。不本意ながら、伊勢二見鳥羽ラインの手前まで誘導されたところで、やっとこさ高速を脱出。しかし、そこから伊勢志摩スカイラインの入口に至るために、混雑必至の伊勢内宮周辺まで、一般道での逆戻りを強いられる羽目になりました。人混みでごった返すお伊勢参りにわざわざ寄り道するつもりなど全くなかった中年オヤジは、酷い仕打ちに思わず閉口するばかりです。
天空のドライブウェイから望む絶景に思いをはせながら、のろのろ進む渋滞の車列を我慢していると、五十鈴川を渡ったところで、ようやく伊勢志摩スカイラインへの分岐です。いささか強気な設定と思える通行料金1,250円を現金で支払って、いざヒルクライムに出発です。



伊勢神宮のお膝元から朝熊山頂を経て、鳥羽へと至る伊勢志摩スカイラインは、トヨタ86「峠セレクション2014」で全国1位の栄冠を勝ち取った名道です。伊勢料金所側から山頂パーキングまでの区間は、お伊勢参りのついでに立ち寄ってくる観光車両も少なくないため、トロい先行車に進路を塞がれ、マイペース走行が叶いませんでしたが、山頂を越え鳥羽に向かってのダウンヒル区間が始まると、状況は一変しました。

いつの間にやら他車は姿を消し、スカイラインは貸し切り状態に。適度にタイトなコーナーと快適なストレートが連続。その先には多くの島々が浮かぶ伊勢湾の眺望が広がっています。何と贅沢なことでしょう!
GTIの真価を発揮するには願っても無い場面が唐突に出現し、中年オヤジは迷わずDCCをスポーツモードに叩き入れました。2000CC・TSIエンジンも、「ウォォン!」と喜びの咆哮を上げます。コーナーでは十分にグリップを効かせ、ストレートではアクセルを思い切り踏み込む。変化に富んだコースと眺望を満喫しながら、伊勢湾に飛び込む勢いで豪快なダウンヒルが続きました。
いやあ、楽しかった!伊勢志摩スカイラインは、評判に違わず走り応え満点です。全国津々浦々を見渡してみても、ここまでファン・トゥ・ドライブに徹した道というのは、ちょっと他には思いあたりません。





2日目の旅も終わりに近づき、中年オヤジの操るGTIは、鳥羽からパールロードを経由して、志摩方面に予約した本日のお宿に向かいます。
次回に続きます。
Posted at 2015/05/10 14:30:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域
2015年05月09日 イイね!

GWツーリング(その2)川湯から紀伊半島縦断コースへ「GTI is Back」

GWツーリング(その2)川湯から紀伊半島縦断コースへ「GTI is Back」GWの紀伊半島ツーリング。
初日のお宿は、熊野本宮大社にほど近い場所に位置する秘湯・川湯温泉(和歌山県)です。川湯といえば、その名のとおり「川底を掘ればたちどころにお湯が湧く!」全国でも珍しい温泉地。清流・大塔川をせき止めて作られる巨大な野天湯「仙人風呂」も有名ですよね。しかし、この名物・野天湯が設営されるのは、川の水量が少ない冬場限定とのことです。今シーズンは既に、3月下旬の雨による河川の増水で仙人風呂そのものが流失してしまい、入浴どころか、野天湯の痕跡を見いだすことすら叶いませんでした。残念至極!(涙)川湯温泉に到着するまで、そんな基本情報もインプットしてこなかったことが、今さらながら悔やまれます。

それでも今回宿泊した宿の系列旅館には、混浴の渓流露天風呂が設けられており、宿泊客には自由に入浴が許されているとのこと。気を取り直しそこに向かえば、大自然と温泉が一体化した開放感100%の川湯が、中年オヤジを待っていました。
目の前を流れる清流、新緑鮮やかな熊野の森、空高く舞い上がるトンビや川面に遊ぶ鴨の愛らしい姿、遠くの吊り橋を行き来する観光客などを眺めながら、真っ昼間から露天風呂を独り占めです。思わずブラボー!とスタンディング・オベーション。拍手を送りたくなるほどの素晴らしさでした。・・・・残念ながら、写真はありません。




初日の夜は早々と床に入り、気がつけば、ツーリング2日目の朝を迎えていました。
2日目の最終目的地は、伊勢志摩エリアの某所に予約済みのホテルです。しかし、その1点を除けば、この日いったい何処に行こうか?行き当たりばったり流ドライブを身上とする中年オヤジは、まだ何も決めていません。
大雑把にいうと、選択可能な進路は2つのルートに大別されます。熊野灘沿いのシーサイドを北上し伊勢志摩を目指すルートと、紀伊半島内陸部の山間地を北上してから吉野あたりで進路を東に転じるルート。しかし、そこから派生する道なども検討の俎上に載せてみると、選択肢はどんどん広がっていきます。
なるほど、紀伊半島は懐が深い!まるで豪華なバイキング料理を前に、どの皿から手を付けてよいのか思案がまとまらない子供のように結論を下せぬまま、GTIのスタートボタンを起動。小雨に濡れる朝の川湯温泉を後にしました。



とりあえず向かってみたのは、海岸線ルートと内陸ルートのどちらの起点にもできそうな熊野(三重県)の町並みです。熊野川沿いの快走路R168からR169に進路を変え少し北上した後、R311沿線にある日本有数の棚田「丸山千枚田」を少しだけ見学します。時あたかも田植え作業の真っ盛りだった千枚田を後に、再びR311で東へと向かいました。





午前10時、熊野の町に入ってGTIにハイオクガソリンを給油。今日の進路について、そろそろファイナル・アンサーを固めなければなりません。
迷いに迷った末、結局、中年オヤジは「内陸コース」を北上する決断を下しました。変化に富んだ海岸線のシーサイド・ドライブも捨てがたかったけれど、この日は生憎の曇り空。端午の節句にちなみ熊野灘にデコレーションされた鯉のぼりの大群も、どこか寂しそうな風情でした。紀伊半島の海岸線ツーリングは、また別の機会の楽しみに取っておきましょう。



そうと決まれば、行動は早い。
R42が海岸線に分かれを告げると、目の前には早くも急勾配のワインディングが出現してきました。タイミングよく現れる追い越し車線に素早くレーンチェンジ。先行する軽自動車をブッコ抜きつつ、R309→R169へと快ペースで道なりに北上していきます。気分は「GTI is Back」!

ツーリングはまだ2日目の午前中ですが、次回に続きます。
Posted at 2015/05/09 18:00:35 | コメント(1) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域

プロフィール

「@Alan Smithee さん! ええっ、それホントですか?!」
何シテル?   01/11 18:28
フォルクスワーゲン・ゴルフⅦ GTIに乗っています。色は、希少(不人気?)なナイトブルー。納車後1年を2ヶ月前にして、早くも走行距離1万5000キロオーバーです...
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