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山城守のブログ一覧

2015年01月24日 イイね!

新春・栃木スノードライブ~元湯温泉から霧降高原へ

新春・栃木スノードライブ~元湯温泉から霧降高原へ1月最初の3連休。罪深きラスベガスで心身に纏わりついた正月の垢を、ホットな温泉で洗い流そうと、ゆるりと一泊二日の湯巡りの旅に出かけてきました。
初日の目的地は、栃木県北部・馬頭温泉郷です。栃木の北部といっても、茨城県境付近のこのエリアなら、那須や奥日光とは異なり雪の心配がありません。万が一に備え、スタッドレスを装着しているGTIですが、出発した時点でタフなスノー・ドライブを想定した計画などは毛頭ありませんでした。
いやはや。
いつものように、寄り道・回り道を身上とする中年オヤジは、今回もわざわざ茨城の広域農道ビーフラインや、久慈川沿いのカントリーロードを北上して、大子町経由で目的地へと向います。冬の広域農道は、交通量も一段と少なくなって快適です。山間部を縫って走る無人の農道をひた走るドライブは、まるでウルトラ警備隊のシークレット・ハイウェイをポインターで走行しているような様相を呈しました(汗)。







さて、旅も二日目。冬の朝、空気はキリリと冷え込んでいますが、天気は2日続きの快晴に恵まれました。絶好のドライブ日和です。今日は自宅に帰るわけですが、帰り道のルートは特に決めていません。さて、どこに行こうかな?
馬頭温泉の高台から遠くに聳える冬景色の山々を眺めているうちに、ちょっと雪を見に行こうか?という酔狂な気分がふつふつと沸き上がってきました。とりあえず、塩原温泉方面まで足を伸ばしてみよう。そうと決まれば、iphone6で日帰り入浴可能な温泉旅館に目星をつけ、いざ出発です。



馬頭から大田原市内をバイパスで迂回し、R400で塩原温泉郷をめざしました。
冬場なので路面の変化には細心の注意を払いましたが、道の駅アグリパル塩原あたりまでの平坦部に積雪はありません。そこから大吊橋を越え、温泉郷へと向かう渓谷沿いのルートを登っていくと、路面には積雪や凍結の跡が少しずつ顔をのぞかせ、R400は冬らしい表情を見せてきました。
イイね

温泉旅館が軒を連ねる塩原の中心部を抜け、日塩もみじラインへと向かう分岐の手前ぐらいまで来ると、路面は完全な圧雪路です。先行車のペースも、露骨にスローダウンしてきました。ええい!この程度の路面に恐れをなすとは、軟弱者め!しかし、中年オヤジの目的地は、さらにその先の雪深そうなエリアにあるのです。



二日目のドライブ。最初の目的地として考えていたのは、塩原・元湯温泉です。「元湯」の名が示すように、塩原最古の温泉郷といわれるこの秘湯は、R400から山あいに分け入り、夏場なら15分程度でアクセス可能な場所に立地しています。しかし、時は真冬。国道から分岐して元湯温泉へと向かうアクセス・ルートがいったいどんな状況になっているのか?行ってみなければわからない、というのが正直なところでした。しかし、ここまできたら行くしかない・・・・ミシュラン・スタッドレスの走破性能に期待を込め、実際に足を踏み入れてみます。

除雪が行われた気配はあるものの、笑っちゃうほどの雪・雪・雪。今年はじめて遭遇する本格的な雪道がそこに待っていました。
亀のようなスピードまでペースを落とし慎重にコーナーをクリアしても、横滑り防止装置が頻繁に介入してくるほどの路面状況。要所・要所に「ここはすべる」と赤文字で記された直球すぎる警告看板も現れ、スノードライブの興趣を大いに盛り上げてくれます。上り坂ではスタックを失わないよう、下り坂ではコーナー手前の減速に注意を払って、悪戦苦闘。GTIは、渓流沿いに三軒の旅館が佇む秘湯・元湯温泉に無事たどりつきました。







中年オヤジが立ち寄った秘湯の宿・元泉館は、日帰り入浴を800円で楽しむことができるリーズナブルな宿ですが、受付時にフロントでちょっと裏技を使う必要があります。「ホームページを見た」とその場で申し出ると、入浴料金が200円オフの600円になるのです。
案内されたのは、硫黄臭たっぷりの白濁した熱めの内湯とぬるめの露天。お宿自慢の渓流露天風呂が冬囲いを施されているため、眺望が遮られているのは残念でしたが、2つの温泉を素っ裸で頻繁に行き来しながら、真冬の秘湯の醍醐味を満喫すれば、険しいルートを踏み越え、足を伸ばしてきた甲斐もあったというものです。実は、この温泉道楽が思わぬアクシデントを招き寄せてしまったのですが、それは次回の記事で・・・・。

さて、ひとっ風呂あびたら、次は自宅へのルートを検討しなければなりません。元湯から日塩もみじライン・鬼怒川経由で日光道に入るのが最短ルートと思われましたが、時間に余裕のあったこの休日、性懲りも無い中年オヤジはR121・会津西街道で五十里湖沿いを南下し、川治温泉からK23、さらにはK169・標高1000メートル超の霧降高原道路で日光をめざす本格的なスノードライブにトライしてみようか?などと考えはじめます。そうと決まれば、Here we go!



前夜、馬頭温泉のお宿で夕食に霧降高原牛「しもふり」ではない。「きりふり」です)のしゃぶしゃぶを食したからか?、霧降高原に向けて高度を稼いでいくにつれ、中年オヤジのテンションも高まっていきます。途中、不意に現れる圧雪路やアイスバーンも何のその。ミシュラン・スタッドレスとハイテク装置を頼みの綱に、少々の横滑りも手のひらの上で楽しみながら、更なる高みへとGTIを導きます。しかし、閉口したのは、高原の地吹雪でした。





大笹牧場のレストハウスを越え、標高1000m超の高原へと進路を向けてみると、気温はもちろん氷点下。防風林など遮るものが全くない放牧地では、ピーカンの空模様の下でも、地表から容赦なく雪が舞い上がり、地吹雪が猛威をふるっていました。体験ツアーが企画されるほど名高い霧降の地吹雪ですが、自分にとってこいつは想定外の事態。こんな状況のもとでは、GTIとの記念撮影さえままなりません。厳しい状況をクリアするためには、とにかく前に進むしかありません。



GTIは霧降高原道路をぐんぐん前進し、遂には標高1440メートルの最高地点に達しました。関東平野を一望に見下ろす眺望はもう最高!夏場なら万歳三唱をしたい気分ですが、今日は寒すぎる!こうなってしまうと、一刻も早く下界に降りたいというのが本音で、中年オヤジとGTIは、脱兎のごとく日光の街へと駆け下りました。

栃木県北部を走り回った正月3連休のスノー・ドライブ。
チキンな中年オヤジにとっては、十分すぎるほどスペクタクルな体験でしたが、秘湯・元湯温泉で不意に招き寄せたアクシデントが、次週も自分をこのエリアへと導きます。続きは次回に。


Posted at 2015/01/24 22:05:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域
2014年12月28日 イイね!

2014年、GTI旅路の軌跡をふりかえる

2014年、GTI旅路の軌跡をふりかえる4月に私のもとにGTIが納車されてから8ヶ月半。それ以来、北関東を起点に東へ西へと走り回って、走行距離はまもなく13,000kmに到達します。
2014年もいよいよ年の瀬。今回は、このブログを11月に再起動する前に走ってきたドライブを中心に、今年1年のナイトブルーGTIの足あとを振り返ってみようと思います。





■4月・慣らし運転ロングドライブ~長野・奥三河・新東名
納車されたばかりのGTIをお供に、慣らしの目的で一泊二日の長距離ドライブに出かけました。まずは諏訪湖のほとりで桜を愛で、飯田からR153で愛知・奥三河方面へ。山あいの湯谷温泉で一泊してから、翌日は浜松いなさインターから新東名を試走してきました。アウトバーンを彷彿させるスケール感には、思わずびっくりです。途中で高速を降りてから富士山の麓を快走。山梨経由で北関東に戻りました。





■5月・東北グランドツーリング~岩手・秋田・山形
慣らし運転も終了したGW。GTIの真価を確かめるため、三泊四日のグランド・ツーリングと称して、東北エリアを走ってきました。
初日は、白石インターで高速を降り、宮城蔵王のふもとから一般道を北上、岩手に入り遠野付近で一泊です。翌日は、盛岡競馬の開幕レースを観戦した後、冬季閉鎖が解除されたばかりの八幡平へ。雪の回廊を楽しもうという魂胆でしたが、山頂付近は濃霧でほぼ視界ゼロ。これには泣かされました(涙)。おっかなびっくりと山を下り秋田・鹿角方面に抜け、藤里町の温泉施設で宿を取りました。
3日目は、白神山地の麓を米代フォレストラインで快走し(素晴らしい道!)、男鹿半島を一週。高速に乗って山形に入ると、五月雨を集めて早い最上川沿いを南下し蔵王で一泊です。春まだ浅いみちのくドライブを満喫したグランド・ツーリング。来年もまた行ってみよう。





■6~8月・ドライブ自重期間、少しだけ越後路へ
5月までのドライブで、GTIの走行距離数が新車とは思えないほど異様な数値に達してしまったので(汗)、しばらく遠出を自重していました。
それでも野暮用が重なって、関越道経由で新潟方面を3~4回往復。ついでに松之山温泉で一泊してみたり、東頸城広域農道あたりのドライブを楽しんでいました(写真はありません)。

■9月・ドライブ再開~群馬八ッ場ダムから嬬恋パノラマラインへ
季節も良くなってきたので、春のような遠出ではないけれど、ドライブを再開。近場の群馬県内を毎週のようにひとっ走りです。
群馬といえば、楽しいドライブルートの宝庫。赤城、榛名といった有名エリアだけでなく、妙義・下仁田から南牧あたりの山間を縫って走る奥多野エリアや、県北部の川場村周辺吾妻渓谷なども、それぞれに味わいがあります。
写真は、10月初旬のドライブ。八ッ場ダムができると水没するという川原湯温泉を経由して草津方面に向い、嬬恋パノラマラインを快走してきました。高原野菜畑が一面に広がる風景は、まるで北海道のような雄大さ。関東でこれだけのスケールを擁する道は、おそらくほかにありません。



■10月・スピーカー交換~横浜・伊豆・箱根ドライブ
純正スピーカーの音質に不満を感じていたので、ダイヤトーンDS-G20に交換するため、横浜のお店に遠征しました。交換後のインプレッションは、パーツレビューに記載したとおりです。
しかし、ドライブの本当の目的はここから先。伊豆・箱根エリアへの遠征計画の実行です。
横浜から熱海まで足を伸ばし、いつもの定宿で一泊。翌日は、大好きな伊豆スカイラインを走って、山道で半島を横断。西伊豆スカイラインを北上し、戸田峠から海岸線に下りました。三島でウナギを食してから、箱根エリアに突入し、夕刻の芦ノ湖スカイラインで湖を一周。夜は、箱根の宿で仲間たちと合流し痛飲しました。
翌日は、御殿場経由で山中湖にたどりつき、道志みちで神奈川の山間部をのんびりドライブ。中央道・圏央道経由で帰宅の途につきました。



■11月・みんカラブログ開設
12月からスタッドレス・タイヤを装着し、GTIはますます快調です。

振り返ってみると、夏場に少しお休みしていた期間はあるものの、本当によく走った1年でした。来年は、正月から先の予定をまだ何も決めていませんが、3~4泊のグランド・ツーリングにも是非トライしてみたいところです。
中年オヤジの単なるドライブ備忘録と化している当ブログですが、来年もよろしくお願いします。
それでは皆様、良いお年を。
Posted at 2014/12/28 09:58:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域
2014年12月27日 イイね!

師走のスタッドレス・ドライブ(その2)~裏榛名ダウンヒル、四万温泉へ

師走のスタッドレス・ドライブ(その2)~裏榛名ダウンヒル、四万温泉へ祝日の23日に行ってきたスタッドレス・ドライブの続き。今回は、標高1000メートル超の榛名湖から「裏榛名」を経由して下山し、四万温泉をめざしていきます。
榛名山の北西斜面を縦断して麓へと伸びる群馬県道28号線・通称「裏榛名」といえば、中高速コーナーがゆったりと連続する快走ワインディングルート。道幅は広く「表榛名」に比べると交通量も圧倒的に少ないので、春~秋のシーズンには、マイペースでダウンヒルとヒルクライムを存分に楽しむことができます。わがフェイバリット・コースの一つですね。
しかし、冬場に走るのは今日が初めての経験。油断は怠れません。慎重にアクセルを開けていくと、下り勾配に突入した最初のコーナーで早くもアイスバーンが出現してきました。




標高1000メートルから下界へと下る「裏榛名」の路面状況は、その後も目まぐるしく変化していきます。北斜面ながら陽あたり良好なので、基本的にはほぼドライ路面なのですが、カーブを曲がった一歩先に、アイスバーンや氷化した積雪路面が待ち受けていることもしばしば。下りコーナーの手前では、十分な減速が欠かせません。標高4~500メートルくらいまで下って、気温が少し暖かくなってきても、日陰に入るとまだ凍結している箇所が散見されました。
こうなると、夏場のように豪快なダウンヒルを堪能!というわけにはいきませんが、自制心をもってスピードをコントロールしていけば、冬は冬なりにドライブを楽しむことができます。頼みの綱としたミシュランX-ICE XI3も、ドライからアイスへと刻々と変化する路面状況にソツなく対応。結局、一度もABSが作動するような場面には至らず、安全・確実に榛名山から下山することができました。

さて、山から下ってみると、あたりはすっかり小春日和のぽかぽかムード。路面に雪などは皆無です。お次はR145を東進、県道234号からR353に乗り替え、冬の四万温泉へと足を伸ばしてみます。



四万川沿いを上流へと遡って温泉地に近づいていくと、周囲は再び冬景色に逆戻り。国道から分岐するレトロな温泉街に足を踏み入れ、奥へ行けば行くほど、路面はしっかりと雪と氷に覆われていきました。幅の狭い道路で大型バスとすれ違う状況などを思えば、やはりここでもスタッドレスの装備は欠かせません。あとで調べてみると、この周辺の標高は600~750メートル。ひんやりとした冬の息吹に包まれた温泉街は、下界の小春日和とはひと味もふた味も違う世界でした。
さて、今回は日帰り入浴なので、町営の四万清流の湯でも良かったのですが、せっかく来たのだからと、創業300年以上という老舗旅館に立ち寄ってみることにしました。





やまぐち館は、6本の源泉を敷地内に有するほど大きな宿ですが、1000円の料金を払うと、2時間の日帰り入浴を楽しむことができます。本日男湯として開放されていたのが、渓流露天風呂・四万川の湯。内湯を含めて3つの風呂を堪能してきましたが、その名の通り渓流に臨んだ露天はローション抜群です。第一印象はあっさりと淡泊なようでいて、その後じんわりと体の表面から奥底に効いてくる泉質も申し分ありませんでした。慌ただしい日帰り入浴とはいえ、これぞ源泉掛け流しのお手本というべき、素晴らしい温泉を体感することでき、大満足で四万温泉を後にしました。帰り道、中之条町で美味い蕎麦をすすった後は、再び渋川伊香保インターをめざし、赤城下ろしの吹きすさぶ高速経由で自宅に戻りました。



一面の銀世界をひた走るような本格的な冬道走行ではないけれど、ドライから氷点下の凍結路、再びドライへと路面状況が変わっていった今回のドライブ。氷上・雪上性能一辺倒ではなく、冬場のあらゆる状況でのバランスの良い対応力が売りのミシュランX-ICE XI3のようなスタッドレス・タイヤにはちょうどよい良い試走の機会になったのでは?と思います。空気圧再調整後の今回のドライブで、タイヤ自体の印象もしっくりとくるようになってきました。
機会があれば、今シーズンのうちに、東北や北陸方面でもう少しタフな冬道ドライブにもトライしてみたいところです。
Posted at 2014/12/27 17:13:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域
2014年12月23日 イイね!

師走のスタッドレス・ドライブ(その1)~群馬・表榛名から裏榛名へ

師走のスタッドレス・ドライブ(その1)~群馬・表榛名から裏榛名へGTIの冬装備として、ミシュランX-ICE XI3にタイヤを履き替え1週間が経過。メーカーの推奨する初期の皮剥き走行(乾燥路面を持続80km/h以下で100km以上)も完了したので、そろそろスタッドレス本来の性能を試したくなってきました。
ところで、このスタッドレス、交換してしばらくの間は何だか走り心地がしっくりこない印象でしたが、その矢先の先週土曜日、運転中にタイヤ空気圧警告灯がポーンと点灯!慌てて近くのVWディーラーに飛び込んでみると、空気圧が推奨値の260よりかなり高めの290になっていたことが発覚しました。サービス担当氏によると、最近のVW車はタイヤ交換をした直後、サイズやバランスの違い等を感知して一度は警告灯を点灯させる仕様になっているとのこと。それがアダになって、ディーラー以外のタイヤショップへの浮気がバレてしまった次第ですが(汗)、適正空気圧への再調整を改めて処置したところ、ドライ路面でも見違えるように走りのバランスが良くなってきました。ドライブの準備は、もう万全です。



さて、12月23日の祝日、ドライブの目的地に選定したのは、四万温泉です。群馬県吾妻郡の山あいにひっそりと佇む四万温泉は、かつて、本仮屋ユイカ主演のNHK朝ドラの舞台としてブレイクしたとの評判ですが、レトロ・クラシックな昭和の温泉街を絵に描いたような場所です。いわゆる豪雪地帯ではないけれど、冬場はかなり冷え込むことでも知られるエリアですね。足を伸ばそうと思えば、冬タイヤの備えは必須でしょう。前夜にそれなりの降雪があったことも、気象情報やライブカメラで事前にチェック済みです。

寄り道・回り道を基本コンセプトにしている中年オヤジは、今回も目的地に直行するつもりなど全くありません。関越道・渋川伊香保インターで高速をアウトした後は、伊香保温泉を経由して、標高1000メートルを超える榛名山へのヒルクライムとダウンヒル、あわせて路面状況の現地調査をミシュラン・スタッドレスで楽しみながら、目的地に向かうプランです。
渋川から伊香保に登っていく途中、少し眺めの良いポイントから、周囲の山々の様子を観察してみると、東の彼方に見える赤城山は一面雪模様、これから向かおうとしている榛名富士は雪景色とは無縁の風情です。これなら、榛名の山頂付近でもスタッドレスは無用の長物かも?と早くも楽観ムードが漂いました。

赤城山(2014年12月23日)


榛名富士(2014年12月23日)


伊香保温泉の階段を横目に見ながら、GTIは、県道33号渋川松井田線、いわゆる「表榛名」のワインディングへと進路をとります。かつては走り屋のメッカとして知られたこのコースですが、今では週末、スローペースに終始する観光車両の交通量が多いばかりか、ドリフト族対策としてヘアピンに波状舗装を施すなど、角を矯めて牛を殺す有様です。春・秋のシーズンにも実走してましたが、爽快感はあまり感じられませんでした。
しかし、オフシーズンのこの日、キリリとした冷気のなか、「表榛名」の様相は一変していました。
山頂の榛名湖に向かうクルマはまばら。対向車も殆どやってきません。観光バスも、豆腐屋のロゴをあしらったパンダ・トレノもいない。おかげさまで、榛名東麓からのヒルクライムを、ほぼ独り占め状態で堪能することができました。
肝心の路面は、追い越し車線に時折現れる硬化した残雪に注意が必要でしたが、ほぼドライといって良いコンディション。しかし、下界は摂氏7℃くらいの好天でも、山頂に近づくにつれ気温はどんどん低下して氷点下に近づいていくので、凍結の可能性には注意を怠れません。慎重にステアリングを操作し榛名湖をめざします。榛名名物・静かな湖畔が流れるメロディーライン(ぐんまちゃんもお薦め!)付近のロングストレートでさえ、写真のような無人の状況。いやはや誰もいない。
ビバ・オフシーズンです!





しかし、ハイシーズンには善男善女で賑わう榛名湖周辺の観光エリアに接近してみると、路面の状況は少しづつ様相を変えてきました。ツルツルに氷化した積雪が路面を覆っている・・・・。日陰の路上は、もちろんアイスバーンです。榛名湖の様子も、湖面が凍結しているわけではないけれど、人を寄せ付ける気配を全く感じさせない冬景色に包まれていました。午前11時でも、外気温はマイナス1度。窓の外にはリンゴ売り。ああ氷の世界です。





ここまでくると、サマータイヤでの走行はもはや不可能でしょう。スタッドレス装着でも細心の注意が欠かせませんでしたが、ミシュランX-ICE XI3は破綻を見せることもなく、コロコロと気分よくタイヤを転がしてくれます。これならと手応えを感じた中年オヤジは、榛名山の北斜面、県道28号高崎榛名吾妻線、通称「裏榛名」のダウンヒルに予定通り突入することを決めました。

「裏榛名」を経由して、冬景色の四万温泉へと、ミシュラン・スタッドレスをお供にしたドライブは、まだまだ続きます。
Posted at 2014/12/23 20:49:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域
2014年12月20日 イイね!

11月の魚沼・八海山ドライブ

11月の魚沼・八海山ドライブ11月下旬の週末、関越道・塩沢石打SAで初冬ムード満載の曇り空を見上げ、ちょっと途方に暮れていたGTIと中年オヤジ。群馬の広域農道から新潟県は六日町温泉をめざしたドライブの途中です。前回の記事からだいぶ間が空いてしまったけれど、今回がその続きです。
今夜の宿・六日町温泉に至るには、関越道をそのまま飛ばしていくのが、もちろん最短ルートです。しかし、サマータイヤで魚沼エリアを走破できる今年最後のチャンスを前に、そんな安易な選択はアウト・オブ・眼中です。SAと直結する塩沢石打インターから高速を脱出。初冬の魚沼路を少し探索してみることにしました。

行ってみたのは、R353から魚沼丘陵の尾根づたいに伸びる魚沼スカイライン。天気に恵まれれば、魚沼平野の眺めや八海山を一望できると評判のドライビング・コースですね。今日はあいにく曇り空の下ですが、下界から様子をうかがってみたかぎり、通行の支障になる積雪や濃霧の心配はなさそうでした。



ところが、スカイラインの入口にたどり着いてみると、無情にも「通行止め」のお沙汰が・・・・。道路を管理している新潟県のHPなどを事前にチェックしておけば、今年は11月14日から冬期通行止めになっている情報を知り得たはずですが、今となっては手遅れです。仕方が無いので、R353をトボトボと下って塩沢の町に引き返します。それから、秋の名残を求めて、八海山のふもとあたりの田舎道をのんびりとあてもなく彷徨ってみました。





本日の宿は、六日町スキーリゾート(元・六日町ミナミスキー場。旧名のほうがしっくりくるのになあ!)のちょうどお膝元にある、こじんまりとした温泉宿です。日が暮れる前に早々とチェックインを済ませ、美味いと評判の夕食と風呂を堪能することに決め込みました。温泉は、無色透明の単純泉。内風呂は残念ながら循環式で、泉質自体にも強烈なインパクトは感じられません。ですが、施設の規模がほどよく小さいので、時間を選べばほぼ貸し切り状態で湯を楽しむことができ、なかなか良かったです。また季節が良くなれば、再訪するかもしれません。



一夜があけてみると、温泉宿の窓の外には、柔らかな日差しが降り注ぐ田舎の風景が広がっていました。気持ちの良さそうな冬の朝です。露天で朝風呂を浴びてから、魚沼コシヒカリの朝食をおかわり。いざ出発です。
さて、R253を六日町の町に向かって下っていくと、目の前にうっすらと雪化粧を始めた八海山が、朝日を浴びてどーんと聳え立っていました。当初は、高速の渋滞が始まる前にさっさと北関東に引き返すつもりでしたが、この景色をもっと間近で見たいという欲求には勝てません。八海山スキー場に目的地を切り替え、サマータイヤを履いたGTIのアクセルを踏みました。



まだ、クローズしているスキー場の駐車場まで行って何があるわけでもありませんが、山頂付近に雪を抱く初冬の八海山は、近づけば近づくほど堂々たる貫禄です。この偉容を目のあたりにすれば、さすがは新潟を代表するお酒がその名を冠しているだけのことはあると、思わず誰もが納得してしまうことでしょう(汗)。少しづつ角度を変えながら、八海山と愛車のツーショット撮影を楽しみつつ、魚沼の田舎道をゆっくりと周遊してきました。







このドライブの時点では、サマータイヤで冬を乗り切る腹づもりだったので、雪深いこのエリアとも春までもうお別れのつもりでした。しかし、GTIの脚元をスタッドレスに替えた今なら、冬場の再訪も夢ではなくなりました。
といいながら、スキーから足を洗ってもう10年以上も経つ中年オヤジに、スノーリゾートで出番などないので、冬場のドライブは別の楽しみを求めて、他のエリアをめざしていくつもりです。スタッドレスの皮剥きが終了したら、積雪や凍結路への警戒を怠らず、ちょっと寒いところにも足を伸ばしてみようかと、目下思案中です。
Posted at 2014/12/20 19:52:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域

プロフィール

「@Alan Smithee さん! ええっ、それホントですか?!」
何シテル?   01/11 18:28
フォルクスワーゲン・ゴルフⅦ GTIに乗っています。色は、希少(不人気?)なナイトブルー。納車後1年を2ヶ月前にして、早くも走行距離1万5000キロオーバーです...
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