
11月下旬の週末、関越道・塩沢石打SAで初冬ムード満載の曇り空を見上げ、ちょっと途方に暮れていたGTIと中年オヤジ。群馬の広域農道から新潟県は
六日町温泉をめざしたドライブの途中です。
前回の記事からだいぶ間が空いてしまったけれど、今回がその続きです。
今夜の宿・六日町温泉に至るには、関越道をそのまま飛ばしていくのが、もちろん最短ルートです。しかし、サマータイヤで魚沼エリアを走破できる今年最後のチャンスを前に、そんな安易な選択はアウト・オブ・眼中です。SAと直結する塩沢石打インターから高速を脱出。初冬の魚沼路を少し探索してみることにしました。
行ってみたのは、R353から魚沼丘陵の尾根づたいに伸びる
魚沼スカイライン。天気に恵まれれば、魚沼平野の眺めや八海山を一望できると評判のドライビング・コースですね。今日はあいにく曇り空の下ですが、下界から様子をうかがってみたかぎり、通行の支障になる積雪や濃霧の心配はなさそうでした。
ところが、スカイラインの入口にたどり着いてみると、無情にも「
通行止め」のお沙汰が・・・・。道路を管理している新潟県のHPなどを事前にチェックしておけば、今年は11月14日から冬期通行止めになっている情報を知り得たはずですが、今となっては手遅れです。仕方が無いので、R353をトボトボと下って塩沢の町に引き返します。それから、秋の名残を求めて、八海山のふもとあたりの田舎道をのんびりとあてもなく彷徨ってみました。
本日の宿は、六日町スキーリゾート(
元・六日町ミナミスキー場。旧名のほうがしっくりくるのになあ!)のちょうどお膝元にある、
こじんまりとした温泉宿です。日が暮れる前に早々とチェックインを済ませ、美味いと評判の夕食と風呂を堪能することに決め込みました。温泉は、無色透明の単純泉。内風呂は残念ながら循環式で、泉質自体にも強烈なインパクトは感じられません。ですが、施設の規模がほどよく小さいので、時間を選べばほぼ貸し切り状態で湯を楽しむことができ、なかなか良かったです。また季節が良くなれば、再訪するかもしれません。
一夜があけてみると、温泉宿の窓の外には、柔らかな日差しが降り注ぐ田舎の風景が広がっていました。気持ちの良さそうな冬の朝です。露天で朝風呂を浴びてから、魚沼コシヒカリの朝食をおかわり。いざ出発です。
さて、R253を六日町の町に向かって下っていくと、目の前にうっすらと雪化粧を始めた
八海山が、朝日を浴びてどーんと聳え立っていました。当初は、高速の渋滞が始まる前にさっさと北関東に引き返すつもりでしたが、この景色をもっと間近で見たいという欲求には勝てません。
八海山スキー場に目的地を切り替え、サマータイヤを履いたGTIのアクセルを踏みました。
まだ、クローズしているスキー場の駐車場まで行って何があるわけでもありませんが、山頂付近に雪を抱く初冬の八海山は、近づけば近づくほど堂々たる貫禄です。この偉容を目のあたりにすれば、さすがは
新潟を代表するお酒がその名を冠しているだけのことはあると、思わず誰もが納得してしまうことでしょう(汗)。少しづつ角度を変えながら、八海山と愛車のツーショット撮影を楽しみつつ、魚沼の田舎道をゆっくりと周遊してきました。
このドライブの時点では、サマータイヤで冬を乗り切る腹づもりだったので、雪深いこのエリアとも春までもうお別れのつもりでした。しかし、GTIの脚元を
スタッドレスに替えた今なら、冬場の再訪も夢ではなくなりました。
といいながら、スキーから足を洗ってもう10年以上も経つ中年オヤジに、スノーリゾートで出番などないので、冬場のドライブは別の楽しみを求めて、他のエリアをめざしていくつもりです。スタッドレスの皮剥きが終了したら、積雪や凍結路への警戒を怠らず、ちょっと寒いところにも足を伸ばしてみようかと、目下思案中です。
Posted at 2014/12/20 19:52:20 | |
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