
先週の
比叡山・琵琶湖方面のドライブから神戸に帰ってきた時点で、わがナイトブルーGTIの累計走行距離は、19,950キロ以上に到達。納車後1年と5か月目にして、いよいよ
2万キロの大台が目前に迫りました。記念のキリ番を踏むなら、どこか思い出に残るドライブに出かけたいところですが、残すところ50キロに満たない距離数で行ける名所といえば選択肢も限られます。
それなら、近場の神戸界隈をぶらっと一回りしてこようか?というアイディアが浮かびましたが、あいにく週末の関西エリアは曇りから雨の予報です。今週はドライブを自重し、大台達成も来週に持ち越しか?と考えていました。
ところが、早起きした土曜の朝、窓の外を眺めると、青空が少しだけ顔をのぞかせていました。午前中の早い時間帯なら、お天気は何とか持ちこたえてくれそうな雰囲気です。ちょっと走ってみようか?というわけで、目的地も決めずGTIのエンジンを始動。いきあたりばったり、出たとこ勝負のモーニング・ドライブに出発にしました。
神戸に居を移してから約半年間。このブログにドライブ記事を何本かアップしてきましたが、記事中に掲載した写真のなかで、GTIのバックに映っているのは、広域農道やら、名も無き峠やら、道の駅など、いつもカントリーロードばかりです。
たまには気分を変えて、都会的な風景を背景に佇むGTIの姿もいいかも?ということで、港町・神戸らしい絵を求め向かった先は、ベイエリアの
メリケンパークです。
まだ交通量や人通りもない朝のメリケンパーク。真っ赤な
ポートタワーと
神戸海洋博物館の偉容をバックに、記念写真をパチリと撮影しました。
全長108メートル・神戸ベイアリアのランドマークというべき真っ赤なポートタワーは、間近で見上げると、実際の高さ以上に雄大なスケールを感じさせてくれます。
しかし、われわれ中年オヤジ世代にとって、ポートタワーといえば、やはり「
ウルトラ警備隊西へ」を思い出さないわけにはいきません(笑)。侵略者ペダン星人操るロボット・キングジョーとウルトラセブンが、ポートタワーをバックに神戸港で激突するエピソードでした(分かるヤツだけ、分かればいい)。
ガキの頃、テレビでそれを視ていた自分が、大人になってこの街に住むことになろうとは、夢にも思っていませんでしたが・・・・。
臨海部の再開発エリア・
ハーバーランドや、レトロな建造物と高級ブランド店が建ち並んでシックな雰囲気を漂わす
旧居住地の界隈も、少しだけウロウロしてみました。しかし、、お店もまだオープンしていないこの時間帯、特に用があるわけでもなし。一方通行路が交差する慣れない都会の道で、GTIも少し居心地が悪そうです。
そろそろドライブのモードをチェンジ!いつものように、カントリーロードへと足を向けてみましょうか。
六甲山系の西部・標高470メートルへと一気に駆けあがる
再度山ドライブウェイを走ってみることにしました。神戸市街から南北に六甲をめざしていくルートはいくつかあるけれど、この道を走るのは今回が初めてです。
元町から北へ鯉川筋の坂道を登って山手方面へ。元町の繁華街から僅か10分も要することなく、ドライブウェイの入口に到達します。
六甲を登るドライブルートがのっけから急勾配なのはお約束ですが、写真のコーナーを右に曲がると目の前に出現するドライブウェイの進入路は、信じがたいほどの傾斜角度!「
ほんとうに、ここを登るのか?」と思わず目を疑ってしまうほどの坂道です。。
そこから先、外国人墓地や森林植物園方面へとくねくね急坂を登っていく九十九折りは、上り・下り2車線が常に確保されてはいるものの非常に狭く、油断できないブラインドコーナーの連続でした。黄色い減速帯が随所に施された路面コンディションも滑らかさとはほど遠く、センターラインを少し踏むだけで細かい突き上げが容赦なく襲ってきます。
慎重にコーナーをクリアして登坂を重ねるうちに、周囲は深山の趣に変わってきました。早朝ヒルクライムの雰囲気を楽しみたいところですが、無骨な表情を終始崩さないドライブウェイのただ中とあっては、ファン・トゥ・ドライブよりも安全確保を優先せざるを得ません。
再度山ドライブウェイは、市立森林植物園のあたりで県道16号線と合流。本来なら、そこから六甲山の尾根を東へと縦走し、芦有ドライブウェイを使って下界に降りたいところでしたが、残念なことに、そこに至るまでのルート・西六甲ドライブウェイが台風の影響でいまだに通行止めです。やむを得ず、鈴蘭台から国道428号線・有馬街道に乗って山を下るルートに進路を切り替えました。
国道428号線は、トラックやマイカーが車列をなして神戸市街へと下っていく何の変哲もない幹線国道ですが、GTIの走行距離はここでキリ番の
2万キロに到達しました。メモリアルな記録達成?の瞬間は、実にあっけなく訪れ、あっけなく過ぎ去った次第です。
今回走行してきた再度山ドライブウェイは、お世辞にも爽快な快走路とはいえませんでした。しかし、大都会からほんの僅か行った先に、このような山岳ワインディングを何本も隠しもっているのが、神戸・六甲エリアの凄いところ。こんな街は、日本でも神戸ぐらいかもしれませんね。
たった2時間ほどで自宅に戻ってきた朝のショート・ドライブでしたが、あらためてこの街の懐の深さを思い知ることになりました。
Posted at 2015/08/29 16:58:08 | |
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