
おひさしぶりです。
ブログの更新を放ったらかしにしたまま、日々の雑事にかまけているうちに、1か月もの時間が経過してしまいました・・・・。いやはや、
光陰矢のごとし(汗)。筆無精っぷりにも程があるのでは?と、我ながら呆れ返るばかりです。
さてさて、5月初頭に3泊4日の旅程で紀伊半島と東海エリアをひと回りしてきたGWツーリングも、いよいよ大詰め。今回は、最終4日目のドライブの記録です。
旅3日目、雨に暮れる夕刻。みんトモの
Ramba Ralさんとのミーティングを無事終えた後、中年オヤジとGTIは、蒲郡から今宵の宿泊地・浜松へと進路を向けました。旅の最終日となる翌日は、浜名湖界隈を周遊し、
広域農道・奥浜名オレンジロードのドライブを楽しんでから、自宅に戻る予定です。日頃の行いのせいなのか?出発してから、終始ぐずつき気味の空模様に祟られっぱなしだった今回のツーリングですが、せめて最終日くらいは、スカッとした青空の下でドライブを満喫したいものです。
そんな願いが天に通じたのか?明けて旅の4日目の朝、浜松周辺では久方ぶりの青空が顔をのぞかせています。勇躍GTIに乗り込んで、はまゆう大橋で浜名湖の南部を横断。湖岸を北上するローカル県道経由で、オレンジロードの入口にあたる金指・井伊谷方面をめざしました。
奥浜名オレンジロードは、静岡県の最西部に位置する三ヶ日・引佐地区のミカン畑を縫って走り抜ける快走路と評判のツーリング・コース(広域農道)です。しかし、浜松市街の方面からアクセスを試みると、肝心の広域農道に至る入口がいったいどこにあるのか?地図上でも実走してみても、ほんとうに分かりづらいのが玉に傷でした。
どこかに案内標識でも立っていないものか?と手がかりを求め、県道303号線を右往左往。何度か行きつ戻りつしてみましたが、農道の入口らしきアクセス路をなかなか発見することができません。そのうち面倒になってきて、「ええぃ、もういいや!どこでもいいから気持ちの良さそうな道を走ろう!」と捨て鉢な気分で、県道から田舎道へと適当に進路を変えてみたところ、妙に立派な2車線道路が目の前に出現してくるではありませんか?!いい加減な判断でセレクトした田舎道が、どうやらオレンジ・ロードへと至る入口だった模様です。これぞまさに、瓢箪から駒・・・・(汗)。
浜名湖北岸の丘陵部に広がるミカン畑を縦横無尽に貫いて、適度なアップダウンと変化に富んだ中速コーナーのコンビネーションが、どこまでもどこまでも続いていきます。完全2車線の広域農道に他車の姿は全く見えず、オレンジロードはいきなり貸切状態です。いやはや、こいつは評判に違わぬ素晴らしいドライブ・コースですね!
年甲斐も無く走りに夢中になってしまい、浜名湖の展望を楽しめるという絶景スポット(細江奥浜名展望公園)に立ち寄るのを忘れてしまいましたが、ツーリング2日目以来、久々にGTIと人馬一体の走りを満喫して、中年オヤジのテンションはいやが上にも高まります。旧知の北関東のドライブコースに例えていうなら、
群馬の空っ風街道や利根沼田望郷ラインを彷彿とさせるこの快走路。中高年ライダーだけじゃなく、四輪ドライバーにも、自信を持ってオススメできる
ザ・広域農道です。
さて、オレンジロードで引佐峠を越えて、R301に合流。今度は、そこから北上して再び愛知県に戻り、奥三河のドライブルートを少し探索してみることにしました。新城市を経由して向かった先は、
本宮山スカイライン。2014年度の
トヨタ86選定峠・全国第11位の評価を受けている名道ですが、かつての有料道路だったこの道も、今では一般に無料開放されています。路面の状態が果たしてどうだろう?と心配が少し胸をよぎりますが、行ってみて自分の目で確かめてみなければ、真相はわかりません。
奥三河南部を北上するR310は、新城市街を越えると既にちょっとした山岳ワインディングの様相を呈してきます。そこから分岐を左折し、本宮山スカイラインへと足を踏み入れました。地図情報から事前に受けた印象では、さほどタフな屈曲路という感じではありませんでしたが、いざ実走してみると、開始早々に出現するループを筆頭に、タイトな登りコーナーがいきなり連続して出現。さすがは元有料スカイライン!といったところですが、黄色いセンターラインにはキャッツアイ、ひび割れ気味の路面コンディションもひと息で、走ってみてさほど爽快感を感じる道ではありませんでした。
それでもGTIのDCCをスポーツモードに叩き込むと、燃える闘魂に火が付いてしまいます(笑)。
2000CC・TSIターボが奏でる咆哮に身を任せ、標高約700メートルの山頂駐車場までのルートを一気に駆け上がりました。
パーキングから本宮山の頂をめざすには、約100メートルの標高を徒歩で登らなければなりません。「せっかくここまで来たんだから、ちょっと歩いてみようか?」そんな酔狂なアイディアに身をゆだね、中年オヤジも山頂をめざす善男善女の列に加わります。所々に階段の設けられた急勾配の登山路を登ること、約15分。何とか無事に山頂広場に到達できましたが、三河湾方面には少し靄がかかっています。残念ながら本日も、眺望のほうは期待薄のようでした・・・・。となれば、一気呵成にダウンヒルで山を駆け下ってしまおうと腹を決め、リ・スタートです。
山頂駐車場から道の駅・つくで手作り村方面へと駆け下るスカイラインの残り3分の2の区間は、タフな登りルートに比べると、コーナーの曲がり具合も程よい緩さに変わっていて、GTIのハンドリングとの相性もなかなか良好です。グリップとコース取りを確かめながら、気持ちのいいダウンヒルを楽しんでいると、結構なハイペースで100メートルほど前を走行していた
先行車スイフト・スポーツとの距離があっという間に縮まってしまいました。スイフトの御仁、こちらから要求したわけでもないのに進路を譲っていただき、かたじけない。旅は道連れ、世は情けですね(汗)。
さて、本宮山を一気に駆け下り、この先の旅程に思いを巡らします。
ツーリング最終日といえど、世の中はまだ連休の真っ直中。もう1泊どこかに宿をとって、奥三河のさらに奥、茶臼山から信州方面にでも足を伸ばしてみようかと一瞬考えましたが、やはり無理は禁物ですね。予定変更のおかげで帰路、高速の渋滞にでも巻き込まれてしまえば、元も子もありません。
結局、ツーリングをここで切り上げて、早めに家路につくことにしました。三河の山間部を横断するカントリーロードR301で豊田松平インターへ。そこから、中央道・名神経由で神戸をめざしましたが、幸い渋滞に遭遇することもなく、順調な高速ドライブでGTIは帰路を辿ります。
「
そして、神戸」。阪神高速から右手を見上げると、4日ぶりに眺める六甲山が夕陽を浴びて輝いていました。
ただいまぁ!
3泊4日で紀伊半島と東海を辿ってきたツーリング。初日と最終日を別にすれば、お天気に恵まれなかったのが残念でしたが、
高野龍神スカイラインや
伊勢志摩スカイライン、
奥浜名オレンジロードなど、各地の評判の名道をマイペースで思いっきり満喫でき、楽しい思い出になりました。
その後、全国交通安全運動期間中の自粛(汗)やお仕事の都合、さらには週末のお天気に阻まれ続け、ロングドライブはお預け状態になってしまいました。しかし、梅雨の晴れ間を狙って、少し遠くまで旅してみようかと、またぞろドライブの虫が騒ぎ出しています。次はどこへ行ってみようかな?
神戸発のドライブの旅は、まだ続きます。