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山城守のブログ一覧

2015年01月12日 イイね!

ラスベガス、レンタカー・ドライブ(その2)~トヨタYARISはヴィッツに非ず?

ラスベガス、レンタカー・ドライブ(その2)~トヨタYARISはヴィッツに非ず?お正月のラスベガス旅行の際に、現地で乗り回してきたレンタカーに関する記事の続きです。
マッキャラン空港レンタカー・センターで、僅か3台の選択肢の中から否応なくチョイスを迫られ、急造コンビを結成することになったのが、トヨタYARIS日本名ヴィッツ)。
Bセグメントの小っちゃな車体に無理矢理くっつけたドアが4枚。飾り気のない左ハンドルに、何の変哲もない4速AT。おまけにエアコンとラジオ以外の快適装備などは、ほとんど付属していません。要するに「必要最低限」のスペックですよね。
いくら低予算レンタカーのコンパクト・クラスといっても、テンションは下がります。近距離移動のためのゲタ以上の役目は、ちょっと期待できそうにもないか・・・・。それがYARISの第一印象でした。



ところが、いざイグニッションキーを回し、ラスベガスの街へと走り出してみると、YARISのエンジンは思いのほか活発に回るし、ATの変速もスムーズ。アクセルを踏み込めば、ドライバーの意思に呼応してしっかり加速し、キビキビと快活な走りを見せてくれるのです。さすがに、TSI&DSGのような電光石火の加速とまではいきませんが、街乗り目的の小型車としては十分に合格点のデキでしょう。ピックアップ・トラックや大型SUVに混じって、時速50マイルぐらいのペースで流れるアメリカの交通に揉まれてみても、全くと言っていいほど怖い思いをする場面はありませんでした。
そもそも、このYARIS、米国版ホットハッチといっては少し褒めすぎになるけれど、自分のインプレッションだけを頼りに評してみると、最近のトヨタ車(現行型カローラ・フィールダーなど)の鈍重な乗り味とは、キャラクターからして明らかに違います。ひょっとして、エコ一辺倒の日本市場向けに投入されたヴィッツとは、見た目は一緒でも中身は別物なのかも?!。短い滞在期間中にYARISのハンドルを握るたび、そんな思いが強くなってきました。



後で調べてみると、快活な走りにはやはり理由がありました。トヨタUSAが米国で展開するYARISに搭載されるのは、ボディタイプを問わず1.5リットル直4DOHCエンジン1本のみ。こいつは107馬力のパワーに、14.1kgfmの最大トルクを発揮します。高性能とはいえないけれど、余計な装備を省いた軽量ボディや車格を考慮すれば十分な動力性能といえるでしょう。レンタカー・センターで、Cセグメントのマツダ3(アクセラ)と同格の扱いを受けていたのも、これで少しは納得です。
これに対して、日本向けヴィッツの1リッター・エンジンは出力69PS・最大トルク9.4kgfm。動力性能よりも明らかにエコ優先のエンジンですね。1.5リッターを積むYARISに比べれば、その差は歴然と言わざるを得ません。それ以外にも、変速機や足回りも含めた仕上がり、座り心地硬めのシートなど、米国市場向けYARISは、クルマの味付けを日本向けとは別物の走り志向に振っている可能性が高いと思います。トヨタくらいのメーカーになれば、それくらいの芸当など、お茶の子さいさいでしょう。実際のところ、自分の乗ったYARISの燃費は、僅かな走行距離でもみるみるガスを消費しており、けっしてエコなクルマではありませんでした。



さて、そんなYARISをお供に、中年オヤジはラスベガス郊外のドライブをエンジョイしてきました。先の記事にも書いたように、そもそもこの街に遠征してきた理由は、カジノ三昧の休暇を楽しむことにあるので、あまり遠出をする心づもりは最初からありません。中心部からほんの30分も走れば、写真のような大自然(レッドロック・キャニオン国立公園)を満喫できることは過去に訪問済みで知ってはいるけれど、時間が勿体ないので今回は迷わずパスを決め込みます。



レンタカー・ドライブの目的は郊外の日本食レストランへのお出かけに限定です。
ラスベガスの日本食事情にまで今回は筆が及びませんでしたが、YARISとの旅はまだまだ続きます。







現地で目撃したGTI・MARK6。カッケー!



現地で目撃した変なステッカー。Otaku(オタク)、アイ・ラブ・ジャパン。車種はダッジでした。
Posted at 2015/01/12 19:13:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旅打ち | 旅行/地域
2015年01月08日 イイね!

ラスベガス、レンタカー・ドライブ~トヨタYARISとともに(その1)

ラスベガス、レンタカー・ドライブ~トヨタYARISとともに(その1)ずいぶんと遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。
年末年始は早々に日本脱出を決め込んで、ラスベガスにてカジノ三昧のお正月を堪能してきました。彼の地へは、今回が何と通算11回目の訪問。しがない中年オヤジの憧れ(射幸心ともいう)を魅了してやまないこの街は、すっかり自分のホームグラウンドと化しており、何度足を運んでも飽きるということがありません。いやはや本当に。
自分の場合、ラスベガス探訪の主目的はあくまでカジノにあるので、今さら観光やショッピング、シルク・ドゥ・ソレイユのショー鑑賞などに時間を費やすつもりは全くありません(笑)。世界各国からこの地に集ってくるギャンブル好きの同士たちとともに、BJ(ブラック・ジャック)テーブルでなけなしの賭金を張り続るだけのバケーションです。勝負・勝負・また勝負っ!。



運良く当たりがくれば「YES!」と快哉の雄叫びをあげ、運が向かなければ「アイヤ~(何てこったい!)」と天を仰ぐ。連日深夜までその繰り返し。夜も明ける頃、倒れるようにベッドにつけば、目が覚めるともうお昼の時間帯でした。日々このサイクルを順守できれば、17時間の時差がある彼の地でも、ほぼ日本時間のリズムで行動することができます。海外なのに、時差ぼけの心配など全く無いのが、この街の美点の一つといってもよいでしょう(汗)。



さて、カジノ三昧の旅行といっても、さすがに腹が減っては戦はできません。
ラスベガスの食事といえば、カジノホテルに併設されているバフェイ(食べ放題のバイキング・レストラン)やジャンク・フードなどで、チャチャッと済ますのが定番ですが、生まれも育ちも日本人の素性を隠しきれない中年オヤジにとって、連日のアメ食摂取が身体に良いわけはありません。食生活に変化を求めるべく、可能な限り日本人経営の美味しいレストランで日本食(寿司・そば・定食・ラーメン・カレー・・・・)を楽しみたいっ!。何度も訪問を重ねるうちに、そんな自然の欲求を満たすことが、ラスベガス探訪のもう一つのミッションになってきました。
しかし、大規模カジノホテルが林立する中心部(ラスベガス大通り・通称ストリップ)だけで、そんな我がままな欲求を満たすことは至難の技です。自分のお眼鏡にかなう日本食レストランは、たいていの場合、公共交通機関をアテにできない郊外のエリアに立地しています。そこまで自由に足を伸ばすためには、自力で移動できる交通手段を確保しなければなりません。

となれば、頼みにすべきはやっぱりレンタカーですよね!
ラスベガス近郊のマッキャラン空港レンタカー・センターで今回調達してきたのが、このクルマ、トヨタYARIS(日本名ヴィッツ)です。





今回、自分が予約時に選択したグレードは「コンパクト・クラス」。下から数えて2番目のお手軽クラスですが、「フォード・フォーカスまたは同等クラス4人乗り」なら、まあ不満はありません。レンタカー・センターのカウンターで車種選択が問われたので、「マツダ3(日本名アクセラ)をよろしくっ!」と力強く宣言して、乗り場に向かいました。
しかし、そこに待っていたのは、シボレーのわけのわからないコンパクト・カー2台とYARISの計3台だけ・・・・orz。「おいおい話が違うじゃないか?!じぇっ!YARISかよ!」と、現場担当のおネエちゃんに悪態をつきながら掛け合ってはみたものの、「この3台がコンパクト・クラスなのよ~♪」「もしご不満なら、他のクルマが返却されてくるまで、ここで待てる?」と単刀直入に覚悟を問われてしまい、「じゃあ、YARISでいいよ!」と思わず大見得をきってしまった次第なのです。



これまでの海外レンタカー利用歴でマツダ3はもちろん、VWジェッタ、三菱ギャラン、ダッジチャージャー、日産ヴァーサ(日本名ティーダ)、KIAフォルテなど、多種様々な車種を乗り継いできた自分にとっても、リッターカーのYARISとコンビを組むのは初めての経験です。ボーン・トゥ・ビー・ワイルドなアメリカ交通事情に揉まれるなかで果たして大丈夫なのか?と心配になってきます。おまけにこのYARIS、レンタカーのエントリーグレードに相応しく、パワー・ウインドウやリモコン・ドアミラーの機能さえ付いていません。今時、すべてが手動操作なのです(涙)。異国の地で、心細さを隠しきれぬまま、レンタカー・センターを後にしたYARISは、空腹を抱えた中年オヤジに導かれ、郊外の日本食レストランへと向かいます。やれやれ。(続く)

Posted at 2015/01/08 22:13:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅打ち | 旅行/地域
2014年12月28日 イイね!

2014年、GTI旅路の軌跡をふりかえる

2014年、GTI旅路の軌跡をふりかえる4月に私のもとにGTIが納車されてから8ヶ月半。それ以来、北関東を起点に東へ西へと走り回って、走行距離はまもなく13,000kmに到達します。
2014年もいよいよ年の瀬。今回は、このブログを11月に再起動する前に走ってきたドライブを中心に、今年1年のナイトブルーGTIの足あとを振り返ってみようと思います。





■4月・慣らし運転ロングドライブ~長野・奥三河・新東名
納車されたばかりのGTIをお供に、慣らしの目的で一泊二日の長距離ドライブに出かけました。まずは諏訪湖のほとりで桜を愛で、飯田からR153で愛知・奥三河方面へ。山あいの湯谷温泉で一泊してから、翌日は浜松いなさインターから新東名を試走してきました。アウトバーンを彷彿させるスケール感には、思わずびっくりです。途中で高速を降りてから富士山の麓を快走。山梨経由で北関東に戻りました。





■5月・東北グランドツーリング~岩手・秋田・山形
慣らし運転も終了したGW。GTIの真価を確かめるため、三泊四日のグランド・ツーリングと称して、東北エリアを走ってきました。
初日は、白石インターで高速を降り、宮城蔵王のふもとから一般道を北上、岩手に入り遠野付近で一泊です。翌日は、盛岡競馬の開幕レースを観戦した後、冬季閉鎖が解除されたばかりの八幡平へ。雪の回廊を楽しもうという魂胆でしたが、山頂付近は濃霧でほぼ視界ゼロ。これには泣かされました(涙)。おっかなびっくりと山を下り秋田・鹿角方面に抜け、藤里町の温泉施設で宿を取りました。
3日目は、白神山地の麓を米代フォレストラインで快走し(素晴らしい道!)、男鹿半島を一週。高速に乗って山形に入ると、五月雨を集めて早い最上川沿いを南下し蔵王で一泊です。春まだ浅いみちのくドライブを満喫したグランド・ツーリング。来年もまた行ってみよう。





■6~8月・ドライブ自重期間、少しだけ越後路へ
5月までのドライブで、GTIの走行距離数が新車とは思えないほど異様な数値に達してしまったので(汗)、しばらく遠出を自重していました。
それでも野暮用が重なって、関越道経由で新潟方面を3~4回往復。ついでに松之山温泉で一泊してみたり、東頸城広域農道あたりのドライブを楽しんでいました(写真はありません)。

■9月・ドライブ再開~群馬八ッ場ダムから嬬恋パノラマラインへ
季節も良くなってきたので、春のような遠出ではないけれど、ドライブを再開。近場の群馬県内を毎週のようにひとっ走りです。
群馬といえば、楽しいドライブルートの宝庫。赤城、榛名といった有名エリアだけでなく、妙義・下仁田から南牧あたりの山間を縫って走る奥多野エリアや、県北部の川場村周辺吾妻渓谷なども、それぞれに味わいがあります。
写真は、10月初旬のドライブ。八ッ場ダムができると水没するという川原湯温泉を経由して草津方面に向い、嬬恋パノラマラインを快走してきました。高原野菜畑が一面に広がる風景は、まるで北海道のような雄大さ。関東でこれだけのスケールを擁する道は、おそらくほかにありません。



■10月・スピーカー交換~横浜・伊豆・箱根ドライブ
純正スピーカーの音質に不満を感じていたので、ダイヤトーンDS-G20に交換するため、横浜のお店に遠征しました。交換後のインプレッションは、パーツレビューに記載したとおりです。
しかし、ドライブの本当の目的はここから先。伊豆・箱根エリアへの遠征計画の実行です。
横浜から熱海まで足を伸ばし、いつもの定宿で一泊。翌日は、大好きな伊豆スカイラインを走って、山道で半島を横断。西伊豆スカイラインを北上し、戸田峠から海岸線に下りました。三島でウナギを食してから、箱根エリアに突入し、夕刻の芦ノ湖スカイラインで湖を一周。夜は、箱根の宿で仲間たちと合流し痛飲しました。
翌日は、御殿場経由で山中湖にたどりつき、道志みちで神奈川の山間部をのんびりドライブ。中央道・圏央道経由で帰宅の途につきました。



■11月・みんカラブログ開設
12月からスタッドレス・タイヤを装着し、GTIはますます快調です。

振り返ってみると、夏場に少しお休みしていた期間はあるものの、本当によく走った1年でした。来年は、正月から先の予定をまだ何も決めていませんが、3~4泊のグランド・ツーリングにも是非トライしてみたいところです。
中年オヤジの単なるドライブ備忘録と化している当ブログですが、来年もよろしくお願いします。
それでは皆様、良いお年を。
Posted at 2014/12/28 09:58:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域
2014年12月27日 イイね!

師走のスタッドレス・ドライブ(その2)~裏榛名ダウンヒル、四万温泉へ

師走のスタッドレス・ドライブ(その2)~裏榛名ダウンヒル、四万温泉へ祝日の23日に行ってきたスタッドレス・ドライブの続き。今回は、標高1000メートル超の榛名湖から「裏榛名」を経由して下山し、四万温泉をめざしていきます。
榛名山の北西斜面を縦断して麓へと伸びる群馬県道28号線・通称「裏榛名」といえば、中高速コーナーがゆったりと連続する快走ワインディングルート。道幅は広く「表榛名」に比べると交通量も圧倒的に少ないので、春~秋のシーズンには、マイペースでダウンヒルとヒルクライムを存分に楽しむことができます。わがフェイバリット・コースの一つですね。
しかし、冬場に走るのは今日が初めての経験。油断は怠れません。慎重にアクセルを開けていくと、下り勾配に突入した最初のコーナーで早くもアイスバーンが出現してきました。




標高1000メートルから下界へと下る「裏榛名」の路面状況は、その後も目まぐるしく変化していきます。北斜面ながら陽あたり良好なので、基本的にはほぼドライ路面なのですが、カーブを曲がった一歩先に、アイスバーンや氷化した積雪路面が待ち受けていることもしばしば。下りコーナーの手前では、十分な減速が欠かせません。標高4~500メートルくらいまで下って、気温が少し暖かくなってきても、日陰に入るとまだ凍結している箇所が散見されました。
こうなると、夏場のように豪快なダウンヒルを堪能!というわけにはいきませんが、自制心をもってスピードをコントロールしていけば、冬は冬なりにドライブを楽しむことができます。頼みの綱としたミシュランX-ICE XI3も、ドライからアイスへと刻々と変化する路面状況にソツなく対応。結局、一度もABSが作動するような場面には至らず、安全・確実に榛名山から下山することができました。

さて、山から下ってみると、あたりはすっかり小春日和のぽかぽかムード。路面に雪などは皆無です。お次はR145を東進、県道234号からR353に乗り替え、冬の四万温泉へと足を伸ばしてみます。



四万川沿いを上流へと遡って温泉地に近づいていくと、周囲は再び冬景色に逆戻り。国道から分岐するレトロな温泉街に足を踏み入れ、奥へ行けば行くほど、路面はしっかりと雪と氷に覆われていきました。幅の狭い道路で大型バスとすれ違う状況などを思えば、やはりここでもスタッドレスの装備は欠かせません。あとで調べてみると、この周辺の標高は600~750メートル。ひんやりとした冬の息吹に包まれた温泉街は、下界の小春日和とはひと味もふた味も違う世界でした。
さて、今回は日帰り入浴なので、町営の四万清流の湯でも良かったのですが、せっかく来たのだからと、創業300年以上という老舗旅館に立ち寄ってみることにしました。





やまぐち館は、6本の源泉を敷地内に有するほど大きな宿ですが、1000円の料金を払うと、2時間の日帰り入浴を楽しむことができます。本日男湯として開放されていたのが、渓流露天風呂・四万川の湯。内湯を含めて3つの風呂を堪能してきましたが、その名の通り渓流に臨んだ露天はローション抜群です。第一印象はあっさりと淡泊なようでいて、その後じんわりと体の表面から奥底に効いてくる泉質も申し分ありませんでした。慌ただしい日帰り入浴とはいえ、これぞ源泉掛け流しのお手本というべき、素晴らしい温泉を体感することでき、大満足で四万温泉を後にしました。帰り道、中之条町で美味い蕎麦をすすった後は、再び渋川伊香保インターをめざし、赤城下ろしの吹きすさぶ高速経由で自宅に戻りました。



一面の銀世界をひた走るような本格的な冬道走行ではないけれど、ドライから氷点下の凍結路、再びドライへと路面状況が変わっていった今回のドライブ。氷上・雪上性能一辺倒ではなく、冬場のあらゆる状況でのバランスの良い対応力が売りのミシュランX-ICE XI3のようなスタッドレス・タイヤにはちょうどよい良い試走の機会になったのでは?と思います。空気圧再調整後の今回のドライブで、タイヤ自体の印象もしっくりとくるようになってきました。
機会があれば、今シーズンのうちに、東北や北陸方面でもう少しタフな冬道ドライブにもトライしてみたいところです。
Posted at 2014/12/27 17:13:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域
2014年12月23日 イイね!

師走のスタッドレス・ドライブ(その1)~群馬・表榛名から裏榛名へ

師走のスタッドレス・ドライブ(その1)~群馬・表榛名から裏榛名へGTIの冬装備として、ミシュランX-ICE XI3にタイヤを履き替え1週間が経過。メーカーの推奨する初期の皮剥き走行(乾燥路面を持続80km/h以下で100km以上)も完了したので、そろそろスタッドレス本来の性能を試したくなってきました。
ところで、このスタッドレス、交換してしばらくの間は何だか走り心地がしっくりこない印象でしたが、その矢先の先週土曜日、運転中にタイヤ空気圧警告灯がポーンと点灯!慌てて近くのVWディーラーに飛び込んでみると、空気圧が推奨値の260よりかなり高めの290になっていたことが発覚しました。サービス担当氏によると、最近のVW車はタイヤ交換をした直後、サイズやバランスの違い等を感知して一度は警告灯を点灯させる仕様になっているとのこと。それがアダになって、ディーラー以外のタイヤショップへの浮気がバレてしまった次第ですが(汗)、適正空気圧への再調整を改めて処置したところ、ドライ路面でも見違えるように走りのバランスが良くなってきました。ドライブの準備は、もう万全です。



さて、12月23日の祝日、ドライブの目的地に選定したのは、四万温泉です。群馬県吾妻郡の山あいにひっそりと佇む四万温泉は、かつて、本仮屋ユイカ主演のNHK朝ドラの舞台としてブレイクしたとの評判ですが、レトロ・クラシックな昭和の温泉街を絵に描いたような場所です。いわゆる豪雪地帯ではないけれど、冬場はかなり冷え込むことでも知られるエリアですね。足を伸ばそうと思えば、冬タイヤの備えは必須でしょう。前夜にそれなりの降雪があったことも、気象情報やライブカメラで事前にチェック済みです。

寄り道・回り道を基本コンセプトにしている中年オヤジは、今回も目的地に直行するつもりなど全くありません。関越道・渋川伊香保インターで高速をアウトした後は、伊香保温泉を経由して、標高1000メートルを超える榛名山へのヒルクライムとダウンヒル、あわせて路面状況の現地調査をミシュラン・スタッドレスで楽しみながら、目的地に向かうプランです。
渋川から伊香保に登っていく途中、少し眺めの良いポイントから、周囲の山々の様子を観察してみると、東の彼方に見える赤城山は一面雪模様、これから向かおうとしている榛名富士は雪景色とは無縁の風情です。これなら、榛名の山頂付近でもスタッドレスは無用の長物かも?と早くも楽観ムードが漂いました。

赤城山(2014年12月23日)


榛名富士(2014年12月23日)


伊香保温泉の階段を横目に見ながら、GTIは、県道33号渋川松井田線、いわゆる「表榛名」のワインディングへと進路をとります。かつては走り屋のメッカとして知られたこのコースですが、今では週末、スローペースに終始する観光車両の交通量が多いばかりか、ドリフト族対策としてヘアピンに波状舗装を施すなど、角を矯めて牛を殺す有様です。春・秋のシーズンにも実走してましたが、爽快感はあまり感じられませんでした。
しかし、オフシーズンのこの日、キリリとした冷気のなか、「表榛名」の様相は一変していました。
山頂の榛名湖に向かうクルマはまばら。対向車も殆どやってきません。観光バスも、豆腐屋のロゴをあしらったパンダ・トレノもいない。おかげさまで、榛名東麓からのヒルクライムを、ほぼ独り占め状態で堪能することができました。
肝心の路面は、追い越し車線に時折現れる硬化した残雪に注意が必要でしたが、ほぼドライといって良いコンディション。しかし、下界は摂氏7℃くらいの好天でも、山頂に近づくにつれ気温はどんどん低下して氷点下に近づいていくので、凍結の可能性には注意を怠れません。慎重にステアリングを操作し榛名湖をめざします。榛名名物・静かな湖畔が流れるメロディーライン(ぐんまちゃんもお薦め!)付近のロングストレートでさえ、写真のような無人の状況。いやはや誰もいない。
ビバ・オフシーズンです!





しかし、ハイシーズンには善男善女で賑わう榛名湖周辺の観光エリアに接近してみると、路面の状況は少しづつ様相を変えてきました。ツルツルに氷化した積雪が路面を覆っている・・・・。日陰の路上は、もちろんアイスバーンです。榛名湖の様子も、湖面が凍結しているわけではないけれど、人を寄せ付ける気配を全く感じさせない冬景色に包まれていました。午前11時でも、外気温はマイナス1度。窓の外にはリンゴ売り。ああ氷の世界です。





ここまでくると、サマータイヤでの走行はもはや不可能でしょう。スタッドレス装着でも細心の注意が欠かせませんでしたが、ミシュランX-ICE XI3は破綻を見せることもなく、コロコロと気分よくタイヤを転がしてくれます。これならと手応えを感じた中年オヤジは、榛名山の北斜面、県道28号高崎榛名吾妻線、通称「裏榛名」のダウンヒルに予定通り突入することを決めました。

「裏榛名」を経由して、冬景色の四万温泉へと、ミシュラン・スタッドレスをお供にしたドライブは、まだまだ続きます。
Posted at 2014/12/23 20:49:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | drive & touring | 旅行/地域

プロフィール

「@Alan Smithee さん! ええっ、それホントですか?!」
何シテル?   01/11 18:28
フォルクスワーゲン・ゴルフⅦ GTIに乗っています。色は、希少(不人気?)なナイトブルー。納車後1年を2ヶ月前にして、早くも走行距離1万5000キロオーバーです...
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ゴルフⅥハイラインに乗っていました。 写真は、米国某所で運転したⅥジェッタ(レンタカー)。

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