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イイね!
2016年10月05日

ぎあのなく頃に

ぎあのなく頃に (惨殺シーンなどは無いのでご安心を笑)








アルファ75に乗り始めてから理解した事があります。





それは "ダブルクラッチ" です



かつての私は、ダブルクラッチなんて意味のない事だと思っていましたが、ミッションをいたわる上では大事なテクニックだと知りました。










ここからはちょっと昔話です。


147に乗っていた頃、ダブルクラッチがなぜ必要なのか知らずにダブルクラッチをやってみたことがありました。




「ブーーーン、ブーーーン」


「ブーーーン、ブンッ、ブーーーン」




何か意味あんのか??コレ??って感じでしたが、、、







そんな私は去年の8月から75に乗り始めました。











ショップで75を受け取り、


さあ〜初運転だ!





と思って1速にシフトした瞬間に「ガッ!」っという音がなりました。




えっ?なんの音??




という感じでしたが、気にせず発進、

2速へシフトアップ!


「ガッ!」



ん?また??




と不安になりながらも、75を楽しみ?ながら走らせていました。



別の用事で1度ショップへ戻ったのですが、、、

その時は音は鳴りませんでした。



しかしショップを出てまた街中を走っているとたまに、変速時に嫌な音が出ました。













その時は、"ギア鳴き" なんて全く知らなくて、どうすれば音が出なくなるのかもわかりませんでした。















…その後も75に乗っていく上で、何度かギアが鳴く事がありました。



どう考えても鳴ってはいけない音だという事は分かっていたので、音がなる理由、鳴らなくさせる方法を理解する必要があると思いました。


ミッションの構造について勉強しなおしました。


高校の自動車工学で習った事を思い出しながら、教科書を読んだりネットで調べたり、実物を手に取ったりして、ようやく理解しました(1年くらい前の事ですが…)






せっかくなので簡単に書いてみます〜

間違っているところがあるかもですが…








ここからが本題です(=゚ω゚)ノ



なぜギアが鳴くのか?



ギアが鳴く理由は、噛み合おうとする2つの歯車に回転差があるから、です。




ミッションの内部で回転しているものは、3つあります。



A がエンジンとクラッチの回転

B がインプットシャフトと歯車の回転

C がアウトプットシャフト(最終的にドライブシャフトやタイヤと繋がっている)の回転




この3種類です。



このうち、B と C に回転数の差があるとギア鳴きします。




下の絵で



青い歯車が B

黄色いスリーブとシャフトが C


例えば、B が1000rpmで回転していて、
C が0rpm つまり停止している時に、

無理やり歯を噛み合わせたら、、、




当然「ガガガッ」と音を立てて歯が削れますね。




上は極端な話でしたが、


B が1000rpmで
C が900rpmだったとしても、


100rpmの差があるので、多少は「ガッ」と音が出てしまうのです。








しかし近代の自動車のミッションは、そうならないために「シンクロ機構」というものが採用されています。




シンクロ機構とは要するに、







↑この緑のパーツ(シンクロナイザリング)が回転数の差を無くしてくれるのです!




(正確には写真の画像の緑のところはシンクロナイザハブの外側の歯なのですが、細かい事は無視です)




この緑のパーツは、

B と C を繋げようとした瞬間に「半クラッチ」のような状態になり、ギアのコーン部を滑るようにして回転数の差を無くします。



そして、B と C の回転数の差がなくなった事で「ガッ」と音を立てずにすんなりとギアをシフトすることができるのです。












ギアが鳴く理由と、それを防止するシンクロという機構について理解できました。








しかし、シンクロナイザリングは、何千、何万回と仕事をする事で、ヘタってきて本来の役目を果たしにくくなる、もしくは果たせなくなります。

(症状名 : アンダーシンクロ)




それはシンクロナイザリングの歯の減りであったり、シンクロナイザリングの内側の溝の減りであったり、スリーブの減りであったりと色々ですが、、、





私の75もおそらくこのアンダーシンクロが起きていて、ギアが入りづらいのにシフトしてしまって「ガッ」と音を立ててしまうのだと思います。(予想ですが…)








で、





多少シンクロがへたったからといって、「じゃあ オーバーホール!載せ換え!」ではやってられないので、ダブルクラッチをしてこれ以上シンクロがヘタらないように努める必要があるのです。









ダブルクラッチは、


クラッチを切る

ギアをニュートラル

クラッチを繋げる

アクセルを吹かす

クラッチを切る

ギアをシフト

クラッチを繋げる



と 2度クラッチを切って繋げるという動作を行う事です。

この動作で1番大切なのは、



アクセルを吹かす

クラッチを切る

ギアをシフト




この工程です。





さらに言うと、

ダブルクラッチをする最大の目的は、

B と C と シンクロナイザリングの回転数が同じになるようになるように回転数を合わせる事です。


つまり



ギアをシフト



全てはこのシフトの瞬間の為にあるのです。








走行中で、クラッチを切る前は、A、B、C 全ての回転が合っています。







クラッチを切ると、A と B が断たれます。

A はエンジンの回転なのでアイドリング回転まで落ちます。
B−C はギアが入っているため同じ回転数で回ります。








ギアをニュートラルにしてクラッチを繋げると、A と B が繋がり、 B と C が断たれます。

この状態でアクセルを吹かすと、A と B は回転が上がりますが、ニュートラルなので C には回転は伝わりません。








ダブルクラッチで「ニュートラルにしてクラッチを繋げてアクセルを吹かす」

という動作は、 B の歯車の回転数を上げたいから行うのですね。





目標の回転数が3000rpmだったとして、3000rpmまでアクセルを吹かしても、クラッチを切ってからギアをシフトするまでの"0.数秒間"に回転が下がってしまうので、ちょっと多めに吹かしたいのですが、
一瞬の吹かしでそこまで調整するのは難しいですよね〜



回転を上げ過ぎてもダメだし、下げ過ぎてもダメですものね〜











と、ここまでは走っている時のダブルクラッチについての話でした。







止まっている時のギアのシフトもかなり大事です。





例えば信号が青になって、発進するとき…



信号待ちの間は

アイドリング1000rpm、
クラッチは繋いだ状態、
ニュートラルだとします。


信号が青になり、クラッチを切って1速へシフトするのですが、


クラッチを切ってしばらくの間は B のギアは惰性で回り続けます!




なぜかというと、



ニュートラルで、クラッチを切った、


この状態の時、A と B と C はそれぞれの回転数はバラバラになるのです。



クラッチを切ってすぐの時の B は、惰性でしばらく回り続けます。





しばらくと言っても、数秒間だと思います。

数秒後には、B は回転が止まります。




クルマが止まっている状態という事は、C も回転が止まっている状態です。


というとは、B と C はどちらも0rpm、で回転が必ず一致するのです!











何が言いたいかというと、


クラッチを切って、数秒経ってからギアを1速へシフトすれば、回転差なくギアをシフトできるのです。


つまりシンクロを摩耗させずにシフトできるのです!







これは1速なら大した事ないのですが、バックの時にかなり大切になります。





私の乗るアルファ75とプジョー106は、おそらく"バックギアにシンクロが無い"と思います。


クラッチを切ってすぐにバックに入れると、「ガガガッ!」と凄まじい音をたてます。


しかしクラッチを切ってから3秒くらいしてからギアを入れると、何の音もせずすんなりとバックに入ります。




これは、クラッチを切って2〜3秒間は B (メーンシャフト、カウンターシャフト)が慣性で回っていて、3秒後に止まるからです。

シンクロが無いバックギアは、完全に回転が合っていないと鳴いてしまうんです。









たまにイベントなどで旧車が車庫入れする時に「ガガガッ!」と音を立てていますが、そういう時はクラッチを切ってすぐにシフトするのではなく、3秒くらい間を置いてから踏めば良いのです。



















このブログの内容は自分が理解するために自分なりに解釈したものなので、他の方にはわかりにくいかもしれません、、、



しかし、1年前の自分はこの事を知らずにギアを何度も鳴かせていたので、、、



その時の自分にこのブログを読ませてやりたいです。。。(泣)











147に乗っていた頃の私は、ダブルクラッチなんてただのカッコつけ、と思っていましたが、


75に乗り始めて、ダブルクラッチというのは、機関をいたわるための運転技術の一つであるという事に気付きました。



これは75から教わった事です。






しかし、この教えを説くために、我が75の2速のシンクロがダメになりました〜(笑)









(シンクロがしっかりしているクルマではダブルクラッチは不要です。ヘタにやると逆にシンクロを摩耗させてしまうこともあるので注意です。。。)
ブログ一覧 | クルマの話題
Posted at 2016/10/06 01:15:06

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この記事へのコメント

2016/10/06 06:29:27
初コメ失礼します♪ いやぁ、勉強に
なりました!私も以前から気になって
自動車科を出てる知り合いに全く同じ様な
内容を先日 教えてもらいました♪しかし、商業科出身の私は何となく位までしか把握できなくてww
図解で見ると納得ですが欲を言えば、素人の私は
動画を検索して見ると完璧かなと(爆)
コメントへの返答
2016/10/06 12:31:01
初コメントありがとうございます!

ちょっとでも役に立てて嬉しいです!

そうですね!youtubeなどにはCGで構造を解説した動画もたくさんあるので、そちらも見てみるとグッと理解が深まるかと思います。
2016/10/06 06:54:32
今の車はシンクロ付いてますが意識した扱いをした方が絶対長持ちしますからね。十年二十年経つと車の程度にかなりの差がつくと思います。
ちなみにクラッチを切らずギア鳴りなしにギアチェンジをしてみるとクラッチ内で何が起きてるか実感出来ます。
コメントへの返答
2016/10/06 12:37:44
こんにちは〜

そうですね!使い方次第でだいぶ変わりますよね。75も106もシンクロ付きですが、余裕がある時は減速チェンジでダブルクラッチをしています。

クラッチを踏まずにギアチェンジですね。回転数を合わせることが完璧にできると可能ですね。
しかし失敗した時のことが怖くて挑戦したことはありませんが、、、
2016/10/06 08:00:41
私もギアの仕組みを知ろうとようつべなどで勉強しようと思いましたがよくわからず(笑)
なるほど〜、納得しました!

私もなんとなくダブルの必要性を感じつつも、効果とやり方がよくわからず…
とりあえずデルタ以外のクルマで練習したいです(笑)
コメントへの返答
2016/10/06 12:47:12
こんにちは〜

こんな説明で理解できましたか?(^◇^;)
わからない人は、エンジン、ミッション内部、アウトプットシャフトの回転、の3種類の回転があるという事がわからないんですよね〜

デルタ以外のクルマですか(笑)
2016/10/06 08:56:12
最近、うちの147(13年生)もRギアに入れたら「ガギギィー」って音ばかりなってギアが入らないことが多くなってきました。
3秒待ちシフト、今度試してみます〜(^^)v

ちなみに、イタ車のスペシャリスト(整備士)からは、「旧車のMT車はギアが入らなくなる確率がすごく高い。特に左HL。そのうち他のギアも入らなくなるよ。シフトワイヤー一式交換したらスコスコ入るから試してみる?」と言われてます。
ということで、人柱として年内交換予定。
ただ、工賃が8諭吉というのが…(汗)
コメントへの返答
2016/10/06 20:14:43
こんばんは〜

ギアが鳴くうちは、シンクロがギリギリ生きている状態なのだと思います。シンクロが完全に御臨終すると、ギアを入れることすらできなくなると思います。

確かに私の147も、バックが入らない時がありました。それはシフトワイヤーの問題かもしれませんね!
147のシフトワイヤー交換はとてもやりにくいらしいので、工賃は仕方ないですね…(^◇^;)
2016/10/06 09:03:30
いや~、勉強になりますね。
私の場合、復習ですが・・・(笑)
昔の車では、回転を合せてノンクラッチで
シフトして走らせたりしていましたね。
旧いスポーツカー販売のお店の社長には、
永く乗らなかった場合には、オイルが回っていないので
シフトレバーをガチャガチャやるだけでも叱られました。
エンジン始動させてもアイドリング回転数で
1km位走らせろ!とか・・・
昔だったらグリスガンでのグリスアップも必要だったりと
色々と「儀式」があって、それが楽しかったしましたが・・・
今でも毎日、乗り始める前に、ハブにガタつきがないか
タイヤに指を当てて、車を揺すって確認しています(笑)
コメントへの返答
2016/10/06 20:18:56
こんばんは〜

MT車に乗る者として、ミッションの機構について勉強&復習することは良いことかなと思いまして、このブログを書きました。

古いクルマは工夫しながら乗る必要がありますが、それが面白いですね〜
「儀式」というとなんだかカッコ良いですね( ^ω^ )

グリスアップですか?!
そういえば古いミニのリアサスにはグリスを打つニップルが付いていますね(笑)
2016/10/06 10:56:25
おはよう(^-^)/

復習&再度勉強になりました(笑)

僕もMTに乗っている以上これくらいの知識は頭に入れないとって思った(^_^;)

僕もバックの時、ギヤ鳴きする時あったけど、
'クルマが止まった時'
じゃなくて
"ギヤの回転が止まった時"
にシフトすれば鳴かないのかと解釈したけどあってるかな!?

そもそもシンクロあるかな?(笑)
その辺も調べようかなときっかけになったブログでありがとうね♪
コメントへの返答
2016/10/06 20:26:34
こんばんは(^-^)/

在学中はここまで理解してなかったよ(笑)
やっぱり実際にMT車を操作するようになってから復習すると理解が深まるね〜イメージできるし。

その通り!
クラッチを切って、フライホイール以降の回転が停止した時にシフトすれば良いのです〜

最近のクルマは1速、バックにもシンクロが備わっているはずだよ〜
80〜90年代より前のクルマは1速、バックにシンクロが付いてなかったみたい。75と106はちょうど移り変わりの時期のクルマなんだよね〜
2016/10/06 12:28:29
トラックの運転してたとき、たまにクラッチ踏まずにシフトチェンジして遊んでました(´・ω・)理屈は分かりません。

そー…っと抜いて、優~しく繋いで(笑)

75の場合、トランスアクスルはギア鳴りとは関係ないんですかね?
コメントへの返答
2016/10/06 21:00:11
こんばんは〜

会社のトラックですね?
会社のクルマとなればどうなっても良いので、「やってはいけないこと」もやりたくなりますね(笑)

確かに75はトランスアクスルなので、シフトレバーからミッションまでの距離が長いので、シフトの感覚は特殊です。

しかし、トランスアクスルだからというよりは、シンクロが弱いからと言えると思います。
75は80年代のクルマですが、使っている部品は60年代70年代の物なのです。
2016/10/06 13:08:02
左足は、
「ポンっ、ポンっ」
って口でリズム取りながらタイミングを練習しましたね。
なつかしいなぁ。。
アクセルワーク無しでも結構有効なので良いですよね。。
もう間もなく私のALFAも「ダブら無ければならない季節」が来ます(笑)
停止時の1速は必須なのです。
コメントへの返答
2016/10/06 21:07:02
こんばんは〜

ダブルクラッチが見事に決まって、ギアが吸い込まれるようにシフトされると かなり気持ち良いですよね!

Azurさんの156もだいぶキテるのでしょうか。。。??
私の75も1速、2速が、、、

ダブって乗り切りましょう(^◇^;)笑
2016/10/09 09:06:12
なるほどー。
日曜の朝から読み込ませて頂きました。
わたくしの場合、左足がとてもつらいので右折待ちなどのちょっとした一旦停止でもイチイチNにしてクラッチを戻してました。長い目で見れば1速には良くないことなのかも知れないですね。
このはなしを友達にしたら、クラッチの油圧系に負担をかけないからその方がいいとの返答。
うーん、クルマを長持ちさせる運転って難しいですなあ。
コメントへの返答
2016/10/10 01:37:57
こんばんは〜

このブログの内容は、ミッションの傷んだ私の75の乗り方について書いただけですので、一つの考え方だというだけでスルーして頂いて大丈夫です!ミッションは簡単に痛むものではありませんので!


私も右折待ちでなどの短時間でもニュートラルに入れる癖があります。。。

ニュートラルから1速に入れる時に、クラッチを踏んで3秒くらい間を置いてからシフトすると、クラッチ系統もミッションも負担がかからなくなると思います!

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