2007年12月20日
先の、痛ましい長崎の事件により、銃規制の動きが各所で行われております。
それ以外にも、幼児が誤射で兄弟を死亡させたりと、安全なはずな日本が意外なほど銃社会という実情を思い知らされます事件が続きました。
知合いに、猟を趣味としている方や、モデルガンのコレクター等がおりまして、事件から、人目を気にしたり、周りから冷やかされたり、家族から趣味の停止を求められたりと、これからの課題を抱えておりました。
少し、彼らを擁護しますと、猟をしている人ほど、生き物を仕留めて糧(かて)とする命への責任の重さを知っております。
私たちが、日々、食する肉等は、知らないところで命が奪われており、こちらこそが、命への感謝を忘れているのかもしれません。
あと、モデルガン・コレクターも、扱いやマナーの良い方が多いのです。
もっとも、男子が銃を欲するのは、フロイト的解釈でいうところのセックスシンボルとしての力の象徴であるのかもしれません。
某軍属におきましては、礼を持たない者には、武器等を持たせないのです。
その様な危険物を扱う為には、品位があり信用があるという有資格がいるのです。
今回の事件は、その資格無き者が銃を保持したことが一番の問題かと思います。
問題解決のためにも銃規制は必衰であり、それに伴う危険物の所持にも規制は当然かと思います。
が・・・・更なる問題も生じるとも思うのです。
これから、刃物の所持に関しても、かなり制限が出てくる可能性があるのです。
たとえば、車の工具箱にカッターナイフが入っているだけで、銃刀法違反で現行犯逮捕となったり、家庭用の包丁も所持免許が必要となってしまうのでは無いのか・・・
過過敏な社会がこれから、訪れようとしているのかなと、私は、危惧しております。
ご時勢柄、種々の規制は必定とは思うのですが、どうも最近、社会が傾斜を転がっているような気がしてならないのです。
個人が社会を信用しなくなって、今度は、社会が個人を信用しなくなって来たと感じるのです。
銃の規制は、
自由の規制をも伴ってしまう。
それは、これから社会を生きる上でのリスクなのでしょうね・・・・
Posted at 2007/12/20 22:43:50 | |
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