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あさの支店長のブログ一覧

2014年11月23日 イイね!

今欲しいと思う新車

今欲しいと思う新車 こんにちは(^-^) 先週、我がスカイラインの故障を機に新車ってどうだろう(もちろん買うお金はありませんが(--;) ) っていろいろ考えてみました。
昔と違って、今はエコカーやコンパクト、ミニバンがほとんど。うちは軽自動車があるので、買うなら普通車。やはり運転が楽しい、走れるクルマ。実家が遠かったりするので、長距離が楽なことと荷物が積めることを考えて、ステーションワゴン辺りが理想かなぁ… と考えています。

やはり第一候補はこのクルマ!

走りと実用性を兼ね備えて、(自称)クルマ好きの私を満足させてくれるスバル・レヴォーグ!
海外市場のおこぼればかりになってしまったミドルクラスで、日本市場専用(今のところ…)という粋なクルマ。やや幅が気になりますが、日常でも使いやすいサイズ。走りもいいし、1600なら燃費も今の34スカイラインの倍走る(笑) 四駆で雪道に強いのも日本海側に用事のある私にはありがたいですね。
デザインにもう少し色気があれば… と思うのですが、デザインより機能重視なのはスバルの伝統か(笑)
予算を考えて、1600GTアイサイトが現実候補ですかね。

続いて2つ目はモデルチェンジ直後のこちら→

スバル・アウトバック! アクを狙った先代より直接基調のシンプルなデザインが好感です。
まだ現車は見ていませんが、全体的に質感も上がっているようです。地上高が高いので、乗り降りもしやすそうだし荷室も広そうな(あくまでも雑談インプレです )。クルマ好きも納得!
やはりアメリカ市場を意識したサイズと回転半径の大きさが街中で心配ではありますが、値段が思ったより高くなっていなかったので、標準グレードなら買える?かな。

何だかんだ言っても毎回気になる彼(笑)

明らかにサイズも値段も我々庶民から遠い存在になりつつあるスカイライン。時代やスタイルは変わっても先端技術を取り入れるのと走りを重視する姿勢はさすがスカイライン! どんなに文句を付けても気になるクルマです。
先代36で価格&サイズがギリギリ… 今やBMWやメルセデスに並ぶ性能と価格。1クラス上がってしまった車格に所有を躊躇してしまいます。
ハイブリッドは事実上購入不可能なので、直4ターボになるのですが、フィーリングがあまり好みではないので…

このクルマを国内投入してほしい!

ティーダの国内廃止で、空白が生じた日産のCセグメント。欧州や豪州では2代目ティーダがパルサーとして復活しています。幅は1.7mを越えてしまいますがこれなら使いやすいサイズ。前述の3台とはクラスが違ってしまいますが、お金がないから乗っている感は皆無。初代ティーダの持っていたインテリアのセンスのよさとは少し異なるようですが、これなら乗ってても惰性になることはなさそうです。ハッチバックがマーチ、ノートだけではやはりさみしい。国内投入があれば、必ず検討の一台です。

家族で乗るので、実用性は必須条件。ただミニバンだと楽ですが走りの楽しさや所有する喜びという面でちょっと…
セダンでは少しスペースが足りないし、ミニバンだと大きすぎる。やはりステーションワゴンが走りと実用性を兼ね備えたところでイチオシ。レヴォーグかアウトバック、ちょっと欲しいかな。
当面はスカイライン、頑張って乗ります。歴代スカイラインの集大成、R34には勝てないから(笑)
ただ、スカイラインクロスオーバーがもう少し安く、小さくなったら欲しいかも。それかステージアの復活、長年慣れ親しんだ日産からスバルに移籍しないよう、心引かれるクルマの登場を日産にお願いいたします。
Posted at 2014/11/23 13:19:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2014年11月09日 イイね!

東の横綱・大日産を偲ぶ(チェリー店編その2)

東の横綱・大日産を偲ぶ(チェリー店編その2) 皆さんこんばんは☆ 前日、今はなきチェリー店について語ったのですが、押し入れから初代パルサー登場時の「チェリー店総合カタログ」らしきものを発見! 今回は「チェリー店その2」と題して行きたいと思います。

表紙の通り、チェリー店の主力車種「パルサー」と新たに追加された上級車種「オースター」がメインのカタログです。



それまでチェリー店の主力、日産のエントリーカーとしての役割を担ってきたチェリーに替わり、コンセプトはそのままに78年に一新されて投入されたのがこの「パルサー」です。
カタログの「パルサーヨーロッパ」の言葉が示す通り、日産が欧州戦略を主眼として開発されたのがパルサーです。パルサー登場当時、日本車のほとんどがFRでFFを採用していたのは、ホンダかスバル位しかなかったのですが、欧州ではミニもルノーもフィアットもFF。さらに名車・VWゴルフまでFFだったので、「やっぱりヨーロッパはFFが主流」というイメージがあったみたいです。今でこそFRが貴重な存在となっていますが、当時はFRが時代遅れでFFこそ先端技術!っぽい風潮があったようですね。
つまり、パルサーは欧州志向の先端小型車!というイメージで売りたかったみたいです。CMでもやたらヨーロッパが強調されていました。パルサーは5代目まで続きますが、常にヨーロッパ志向のイメージを売りにしていました。



こちらは5ドア。パルサーの初代と2代目は3ドアと5ドアのハッチバックという構成(2代目途中でセダンが追加)で、カーオブザイヤーの3代目からセダンが主力となっていきます。



チェリーからの伝統、クーペもラインナップ。2代目と3代目では「エクサ」という別シリーズになります。
初代パルサーのスタイルは、古いルノーやオースチンみたいな雰囲気、つまり押しの弱い欧州車… あっ、控えめというべきか(--;)



さて、こちらは新たに追加された「オースター」。当初はバイオレットがチェリー店でも売られていましたが、それぞれのチャンネルに専用車種!という方針で、バイオレットも三兄弟に。ベーシックなバイオレットは日産店。ラグジュアリーはスタンザがサニー店。そしてこのオースターは、赤いマルチクーペ(ハッチバックに近いですね)をイメージリーダーに、スポーティーを売りにしていました。



こちらはセダン。これが90年代の名車・プリメーラの祖先に当たるんです。スポーティーなセダン。実際にハンドリングが良かったプリメーラと違い、オースターは雰囲気だけ。3代目はエアロやターボで武装(デボネアAMGのような出で立ち…)したり、英国生産を記念したブリティッシュグリーンの設定や5ドアハッチバック等、それなりに頑張っていたんですが、販売網の弱さもあってか常にマイナーな存在に終始したようです。



こちらは商用車のラインナップ。今では考えられない豪華な選択肢。昔はブルーバードもスカイライン、セドリックやグロリア、このオースターにまでバンの設定!あり得ない。今やADだけですからね。ってかパルサーはまだ分かるとしても、わざわざオースターのバンって買う人いたのかなぁ… ただでさえマイナーなオースターなのに、それのバン。チェリー店によほど義理がないと買わない。案の定この一代で終了。
バネット、これも三兄弟。日産店のダットサンバネット。サニー店のサニーバネット。そしてチェリー店はチェリーバネット。エンブレムを替えるだけなんですが、当時は併売という概念がなかったよう。

こうしてみるとチェリー店、なんだかイマイチなラインナップ。このあとレパードTRXが追加されるんですが、あくまでもパルサーありきの販売網。あとは寄せ集め感が漂うのは、ミラージュのカープラザ店と一緒ですね。
元々経営母体の脆弱さに加えて、このラインナップ。パルサーがよほど爆発的なヒットしないと採算がとれないんじゃないかと思ったりします。結局、日産ディーラーの中ではいち早く淘汰されてしまうのも納得できますね。ではなぜ、岩手県だけはチェリー店が今だ存在するのかが疑問に残るところです。

ところで前にも紹介しましたが、海外で発売される新型パルサー、なかなかの出来のようです。スタイルもカッコいいし、幅を1.72m位に抑えてぜひ日本市場投入を願いたいところです。
Posted at 2014/11/10 00:05:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産車 | クルマ
2014年11月02日 イイね!

東の横綱・大日産を偲ぶ(日産店編)

東の横綱・大日産を偲ぶ(日産店編) こんばんは。ここ最近ずっと、日産のかつての栄光を販売会社の角度から振り返っているわけですが、チェリー店→モーター店→サニー店と来て、次はいよいよ日産販売会社の本丸、「日産店」にスポットを当てて行きたいと思います。
日産店は言わずと知れた、日産販売チャンネル第一号。というか、最初の車はダットサンしかなく(セダンやトラック等のバリエーションは有りましたが)、売る店は日産店しかない! 当然その頃は(当時は)ライバル・トヨタだってトヨタ店しかありませんでした。



最初はこのダットサン、写真のトラック以外にセダンと特注のロードスターもあったみたいです。
日産店の源流は、1932年にダットサンが登場した時の販売網なのです。「車と言えばダットサン!」と言われていた位メジャーな存在で、トヨタは歯牙にも掛けない存在だったみたいです。

しかし、戦時統合で各都道府県の自動車販売会社が配給会社に一本化。この時点でトヨタも日産も全て同じ販売会社で売られる事になりました。
そして終戦、この後の動きが素早かったのが販売マネージャーに「販売の神様」神谷正太郎を招き入れたトヨタで、各都道府県の自動車配給会社を次々とトヨタディーラーに引き入れていく訳です。
日産も東京を始め、各地域で配給会社や地場資本を取り込むために働きかけていくのですが、トヨタに対して動きが遅れてしまいます。販売側の声にいち早く対応するトヨタに比べ、対応遅いの日産は、販売網の構築に手間取り地場資本を引き入れた地域もありましたが、やむを得ずメーカー資本の販売会社が増えてしまったのも一員だと思います。



戦後のトラックと乗用車の区別がつかなかった時期からようやく脱出。55年に本格的な乗用車がトヨタと日産から誕生。
トヨタの中型車・クラウンと、日産の小型車・ダットサン110です。販売網の構築やトラック販売ではトヨタに先行を許すも、乗用車の販売ではダットサンを擁する日産の方が110登場時点では上だったようです。

しかし、クラウンで社用車やタクシー等の法人向け販売を盤石にし、トヨエースで小型トラック市場を。さらに小型車で絶対的支持を集めたダットサンに新型車コロナをぶつける等して、形勢はトヨタに傾いて行きます。トヨタと日産の差はこの転わずかでしたが、その差は拡がるばかり。プリンス自工の合併等、トヨタに肉薄する場面もありましたが、もうトヨタを上回ることはありませんでした。



日産の傑作「510ブルーバード」、SOHCエンジンや4独サス、SSSのサファリラリーでの活躍等、当時の日本車では考えられない高度なメカニズムで名声を得るも、販売面ではアクセサリー尽くしのトヨタの方が上回ったようです。



続いて510に並ぶ傑作「910ブルーバード」。70年代の重厚デザインから、一気にクリーンでシンプルな本来のブルーバードを取り戻す。ターボや全車前輪ベンチレーテッド・ディスクブレーキ採用で、再び先進性をアピール! こちらは小型車部門(1600~2000cc)27ヶ月連続販売1位になるなど大健闘で一矢を報いることになります。

日産店の主力であるブルーバードと大トヨタ・コロナは、日本の家族に向けて「BC戦争」と呼ばれる激しい販売競争で一進一退の攻防を繰り広げますが、80年代後半からのハイソカーブーム。90年代半ば以降は「家族の車はミニバン」の風潮により、クラス自体が衰退。10代目U14型を最後に従来のブルーバードは終了、サニーベースのブルーバードシルフィに変わるも2世代でこちらも終了。単なる「シルフィ」として海外向けのおこぼれ(笑)を細々と販売するに至ります。

ブルーバードの終焉とともに、日産店の役割も変わっていきます。かつては乗用車の主力ブルーバードと商用車の主力ダットサンシリーズを売るという役割から、販売チャンネル統合の中心という役割に変貌。各都道府県のディーラーも日産店のみか、日産店とその他1~2ディーラーという具合になっていきます。
考えてみれば、元々日産のディーラーは「日産店」のみ。そこから枝分かれや、合併でディーラーが増えていった訳で「先祖帰り」していってるんですかね。

日産店をブルーバード中心に見ていきましたが、その他脇役にもスポットを当てましょう☆



日産店のフラッグシップ「フェアレディZ」です! 歴史は古く、ダットサンのロードスターを祖先にもつスポーツカーのパイオニアといってよいでしょう。2代目S30が北米で大ヒットしたのは皆さんご存知の通りだと思いますが、歴代フェアレディZ、日産店という視点で見ると販売面ではそこまで貢献したとは言い難いようです。もちろんイメージアップには大きく貢献していますが。



ブルーバードの兄貴分「レパード」
ブルーバードの傑作510の後を継いだブルーバードU(610型)には、直6モデルが追加。次の810も「G6」と呼ばれる直6モデルが設定されますが、販売不振の為910登場の際に直6モデルがレパードとして独立。
この「レパード」こそ、モデルチェンジの度にコンセプトが替わる日産迷走の象徴なのです!
初代はスカイライン、ローレルに並ぶ第3の高級オーナーカー&スペシャリティー。
2代目は大トヨタのヒット作ソアラの対抗馬として、クーペのみの設定。
3代目はJフェリーのサブネームが付いた、インフィニティブランドで売られる北米向け高級車。
最期の4代目はもはやコンセプト不明のセドリック/グロリアの兄弟車。日産店に高級車を置かなければ!という理屈のみの為に存在しているような…
結局、どの世代も販売のメインストリームに上がることなく終わってしまいます。



こちらはブルーバードの下、サニー/パルサークラスの小型車「リベルタビラ」。
当初は、ブルーバードが610型で上級移行した際に、従来の1400~1600ccモデルユーザー向けに投入された「バイオレット」として登場。しかし、910型で再び小型車として本来のポジションに戻った為、ひとクラス下の「リベルタビラ」として再出発したモノです。
結局こちらも、2代目で終了。レパードといい、バイオレット、このリベルタと日産店の車種はブルーバード以外にヒットがなく、コンセプトも固定出来ませんでした。

こうして見るとこの「日産店」。主力車種ブルーバードありきの販売チャンネルだったというようにも思います。車種展開もブルーバードから上級車種だったり、下級モデルだったりと枝分かれしています。
今は販売店に関係なく全車種取り扱いですから、販売チャンネルを分ける必要もなく、長期の販売不振にある日本市場では源流である「日産店」を中心に統合。ブルーバードの販売店から日産ディーラーの販売中心としての日産店に変貌しています。



この頃のラインナップ、懐かしいですね。フェアレディZ以外現行モデルはありません。それだけ日産のラインナップもユーザーの嗜好も変わったということですかね?
それにしてもブルーバードの顔だった沢田研二、カッコいいですね。今で言えばキムタク位の人気だったでしょうか?

Posted at 2014/11/04 22:02:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産車 | クルマ
2014年11月01日 イイね!

東の横綱・大日産を偲ぶ(サニー店編)

東の横綱・大日産を偲ぶ(サニー店編) かつての日産を偲ぶ今日このごろ、またも懲りずに語っていきます。
今回のお題はファミリー向けディーラー「サニー店」です。サニー店はその名前が示す通り、日産の新たなエントリーカー「サニー」を販売するために全くの新規で作ったディーラーです。戦前の自動車配給会社の流れを汲む日産店や日産店から分派したモーター店と異なり、新規参入業者を広く公募。しかも、都道府県単位でなく各地域ごと比較的小規模なディーラーを多数作り、ユーザー目線の決め細やかなサービスを基準、というものでした。


※写真は創業間もない日産サニー神奈川本社。

新型車「サニー」を引っ提げて華々しく誕生した「サニー店」。販売車種はサニーシリーズのみ。その後、キャブトラック等徐々にバリエーションを拡げて行きます。



1000ccと日産最小排気量で66年車名も公募して、世間の注目を一身に受けて登場した新型車「サニー」。快調なスタートを切るも、翌年大トヨタから世界の大衆車「カローラ」が登場して状況は一変。プラス100ccの余裕と見た目やアクセサリーでユーザーを焚き付けたカローラは、先行したサニーを一気に追い抜き日本のベストセラーに君臨します。
サニーは常に絶対王者カローラの後塵を配するわけで、モデルチェンジでカローラに追い付くと、翌年にカローラが新型に替わりまた差をつけられる‥ の繰り返し(結局最後はサニーがフェードアウト)。

サニー店も各都道府県に複数のディーラーでしたが、小が束になっても大には勝てず、最終的には日産直接出資の元に各都道府県に一つ(新潟や埼玉等複数の地域も有)にまとまっていきます。
サニーとカローラの戦いの歴史を見ると、日産VSトヨタの歴史と軸を同じくしています。それは、常に日産が先手! 状況を確認してトヨタが定石を打つ! 日産の手を読み尽くして出すトヨタの策に、結局日産は負けてしまう。というものです。



懸案のFF化でも日産が先手を打ちますが、このB11型FFサニーは開発を急ぎすぎたか未熟なFF化と極端な軽量化で品質がイマイチという評判が立ち販売で苦戦。



不評のB11に替わり、今度は頑固なまでに品質向上に努めたのがB12型。通称「トラッドサニー」です。先代に比べ約100kg以上もの重量アップ。軽量化がダメなら今度は重くて丈夫な車!しかもクリーンなデザインで、CMも若者向けだったのが、装甲車のようなペキペキボディ。見た目もコンセプトも武骨そのもの。しかし、売り上げは幾分回復し「赤いファミリア」に奪われた失地を回復します。



最後のサニーB15型。初期のCMでは、当時話題だったフレキシブルプラットホーム(下はサニーから上はブルーバード、セレナまでカバーできるすぐれもの)を全面に。って車で売るんじゃないのか?(笑)って突っ込みを入れたくなる始末。この頃には王者カローラの背中どころか、販売トップ30に入るのがやっとの始末。トラッドサニーの夢よもう一度!とばかりに時代遅れの四角いスタイルで登場も、もはや固定客以外には忘れられた存在となり04年にフェードアウト。
サニー店の運命も、主力車種サニーの没落とともに転落していき、B15の頃には日産本体のリストラの影響で「サティオ店」に名称変更。プリンス系と販売車種の共通化を経て、その多くがプリンス系に吸収されてしまいます。いまでもサティオ店として活動している販社もありますが、主力車種サニーが無くなってしまった今、存在意義は薄くなってしまったと言えるでしょう。

「若いハートの日産サニー」を標榜していただけに、ファミリーユーザーだけでなくスポーツも忘れていません!



日産の若者向けスポーツカーの代表「シルビア」。S13は月販7000台を売る大ヒット! サニー店の懐を暖めたモデルです。



日本一速い男・御大星野一義氏もニチラ(カルソニックの前身)シルビアでサーキットを暴れていましたね。



サニーユーザーがステップアップするとき用にミニ・セドリック(笑)ことスタンザ。バイオレット/オースターと3兄弟を形成も常に日陰な存在。それでもしつこく3世代続くも90年にサニーEDことプレセアへ事後を託し終了。



世界でも10傑に入る規模だった日産が、何故かVWに頭を下げて作らせてもらった迷車サンタナ。日産としては、品質管理や走行性能等学ぶべき事は多かったようですが、ユーザーには特にメリットもなく‥ いつの間にか消えてしまいます。

日産のトップセラーだったサニーとともに誕生し、栄枯盛衰を共にし、サニーの販売終了とともに実質役割を終えたサニー店。まさに日産の歴史を垣間見るようです。

サニーの販売終了の後、新生日産の新型小型車「ティーダ/ティーダラティオ」で面目躍如、再び販売トップ10に名を連ねますが、何を思ったのかフランスからの占領軍はティーダを終了→格下のノートに併合。セダンのラティオはタイ生産でどう着飾っても営業車にしか見えないモデルになってしまい、買ってくれるな!とでも言いたげなモデルチェンジをしてしまいます。これならまだ品質面で評判の悪かったB11やB14の方が百倍マシ!と叫びたくなります。
B11もB14も、評価は低かったけど一生懸命作った思いは伝わってくるのですが、現行ラティオには何だか「こんなもんでいいだろう‥ 」というオーラが見えてくるような。初代ラティオが力作だっただけに残念です(T0T)

長くなってしまいましたが、名車サニーと共に歩んだサニー店、再びかつてのサニーのようなベストセラーが日産から登場する日はくるのでしょうか?
Posted at 2014/11/01 22:42:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日産車 | クルマ
2014年10月29日 イイね!

東の横綱・大日産を偲ぶ(モーター店編)

東の横綱・大日産を偲ぶ(モーター店編) 東の横綱として大トヨタと覇を争ったころの日産を偲ぶ企画、前回の「チェリー店」に続いて今回は「モーター店」を振り返ります。
日産ディーラーの中でも元祖はダットサン擁する、ご存じ「日産店」。当初は戦中の自動車配給会社を経て各都道府県に日産店が配置されていたのですが、50年代半ば日産がダットサン110(ブルーバードの前身)、トヨタがクラウンを発売し始めた辺りから自動車販売台数が増え始め、(この時点では日産の方が販売台数は上)ライバル・トヨタが新車種コロナとトヨエースを販売する新しいチャンネル「トヨペット店」を設立します。ライバルの動きに呼応した日産は、好評のクラウンに対抗する新車種セドリックを投入すると同時に、第2チャンネル「モーター店」を設立するわけです。



※写真は設立当初の横浜日産モーター本店

元々高級車クラウンを販売するトヨタ店に加えて、大衆車コロナを販売するトヨペット店を作ったトヨタとは逆の動きで、日産は大衆車ダットサンを販売する日産店に加えて高級車セドリックを販売するモーター店を作ったという訳です。
モーター系は、従来の日産系販売会社が出資して設立するか日産が直接出資するケースが多かったようですが、販売不振による経営悪化でモーター系のほとんどが直営ディーラーに
なっていったようです。
モーター系に関しては名称での特徴があります。他の日産ディーラーなら、「神奈川日産」とか「日産プリンス大阪」のようにディーラー名に都道府県名が入るのが一般的ですが、モーター系はちょっと違います。
①県庁所在地が入る場合‥ 横浜日産モーター、名古屋日産モーター、札幌日産モーター等
②旧国名が入る場合‥ 伊予日産モーター(愛媛)、防長日産モーター(山口)、甲斐日産モーター(山梨)等
③地域名が入る場合‥ 山陽日産モーター(岡山)、東海日産モーター(静岡)、中越日産モーター(富山)等
④ストレートに都道府県名の場合‥ 東京日産モーター、大阪日産モーター、兵庫日産モーター等
⑤よくわからない(笑)場合‥ 広陽日産モーター(広島)、華陽日産モーター(岐阜)、京洛日産モーター(京都)等

⑤の名称は、都道府県を匂わす一文字が入っているんですが、考えるセンスがスゴい。
元々あった日産店と名称がダブらないように、あえて違う名前にしたようです。確かにモーター○○と呼ぶより、横浜日産とか伊予日産の方が呼びやすいですよね!ならば、モーターというチャンネル名自体に問題が‥ って思うのは私だけでしょうか?
ちなみに私が今住んでる三重県は伊勢日産モーター!②のケースですね。
ただし、モーター系は日産店と違い全ての都道府県に設置されたわけではなく、販売台数の少ない(日産の弱い)一部地域は省かれています。私の実家の地域には残念ながらなくて、モーター系の存在自体子供の頃は知りませんでした。

さて取り扱い車種ですが、セドリック、ローレル、キャラバンといった高級車や法人需要の車がメインになっているのが特徴で、トヨタ店のライバルなのかな?



設立当初からの主力車種「セドリック」。ライバル・クラウンの後塵を常に拝しながら、兄弟車グロリアと合わせて230、430、Y31、Y32で善戦。写真のY31では日本の高級車ではあり得なかった、走りのイメージを全面に出してヒットします!



法人需要でも、セドリックは大活躍! 刑事ドラマ「特捜最前線」のオープニングでは必ず、セドリック、スカイライン、グロリアの順番で走っていて、先頭はセドリック!なんです。
まぁ、クラウンに善戦してもグロリアと合わせた数なので、モーター店の売り上げは常にトヨタ店の半分がそれ以下なんですけどね‥



続いて、モーター系もうひとつの柱が「ローレル」。日本初のオーナーカー(法人需要を考えない設定)として登場も、大トヨタがマークIIを投入するに至り劣性へ。結局、教習車やタクシーにバラまかれてしまいます。本当にオーナーカーだったのは、初代と思い切りパーソナルに振った傑作C33とタクシー専用車クルー登場後のC34とC35だけ(最後の3世代)。
マークIIに必死で追い付こうとジバンシーやナベサダ、坂東玉三郎、松方のアニキ、鹿賀丈志に佐藤浩市(皮肉にもライバルトヨタのCMに出演)と「カッコいい大人が乗っている」感を出すも、やはり「名車の予感」マークIIには勝てずにモーター系が実質日産店に吸収されていくのと同時に消滅。
※写真は世界のナベサダがCM出演の5代目C32ローレル



バブルの象徴、シーマ! 初代シーマが「シーマ現象」と呼ばれる大ヒット。グランツーでバカ売れのセドリック、完全にパーソナル志向に振って成功したローレルと合わせて、常に苦しかった台所のモーター系が唯一儲かったと言っても過言ではない時期です。



ローレルの貴賓を受け継いだ(笑)スポーティーエレガンス!ガゼールです。かの小暮課長はこれのオープンカーに乗っておられましたね♪ 見ての通りシルビアの姉妹車ですが、一応高級車主体のモーター店。シートの表皮やインパネの色使いが若干高級(?)なので、シルビアより1~2万円高かった見たいです。買うときは値引きするので、結局は同じ値段になっちゃうんですけどね。



幻の珍車!ローレルスピリット。モーター系は高級車主体。小型車がなかったので、FFサニーに化粧を施してその名もローレル精神って、うーん微妙です。ベースが安普請で評判の初代FFサニーにメッキグリルとツートーンカラー、ベロア地シートで武装しても子供が化粧したみたいな(笑) 実際CMには化粧した外国人の女の子が登場。パロディかよ!と突っ込みたくなるんです。2代目は外板も専用になり、かなりローレルに似てきたんですが、プレセア登場でフェードアウト。

日産の高級車チャンネルとして存在したモーター店も、ミニバン等他チャンネルとの併売車種が多くなり、存在意義を失います。ゴーンショックによって販売会社の統合が相次ぎ、ほとんどのモーター店は元サヤである日産店に吸収されていきます。伝統的に日産の強い秋田や岩手、経営基盤が日産店より強かったモーター系は現存していますが名称から「モーター」を外すケースも多く見られます。
今の世代では日産に5つの異なる販売会社があったなんて信じられないと思うのですが、私は当時から3つ位で充分だなぁ~ って思っていました。まさか一つになるとは思ってなかったですが(--;)



もうこんな光景を見ることはないでしょうねぇ(笑)
※西部警察エンディングより
Posted at 2014/10/31 06:40:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産車 | クルマ

プロフィール

「いよいよ6年お世話になった、34号もお別れが近づきました」
何シテル?   05/24 21:13
はじめまして、あさの支店長です。子供のころ、西武警察の影響でずっとスカG党です。32GTSに始まり、34ターボ→34NA(ターボ同等の足回り)と既婚にもかかわ...
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