3月になったので、2月のカレンダーをめくろうとおもいましたが・・・、この「2月:北越急行」をめくるのに気が引けました。
この
「北越急行」は「第三セクター」の鉄道会社なのに、非常に経営努力しています。
新潟県・六日町駅~新潟県・犀潟(さいがたえき)駅を結ぶ、わずか59.5[km]の鉄道会社。
国鉄再建のため一度は建設が放棄された路線を、開通させた。
最初は電化せずディーゼルカーが走る予定だったが、電化された。しかも160[km/h]で運転可能。
普通電車12両を所有しているが、
特急電車27両を所有している。(特急電車の方が多い!!)
その特急電車は、(在来線で)日本初の160[km/h]で走行できる電車(*1)。
越後湯沢駅~金沢駅(福井駅)をむすぶ特急「はくたか」の経路を提供し、東京地区~北陸地区の時間短縮に貢献した。
こんな経営努力を重ねてきた「北越急行」も、3月14日の北陸新幹線開業で特急「はくたか」の運転が終了し、
収益が大幅に減ります。(赤字化必至?)
そして写真の特急電車(681系2000番台)は、JR西日本に売却されます。
世の中「北陸新幹線開業」と言って盛り上がっていますが、その一方では「列車廃止」「赤字化必至」という事実も有ります。
新幹線開業の、光と影を見たような気がします。
*1:
JR西日本から681系や683系の設計情報の提供を受け,独自の改良をして160[km/h]で運転可能にした.最大の改良点は・・・強力なブレーキ.
改良に関する情報はJR西日本に提供され,北越急行に乗り入れる電車に採用されています.
Posted at 2015/03/16 01:19:20 | |
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