【台北 23日 ロイター】
台湾の首都台北で、奇抜なテーマレストランが話題を呼んでいる。メニューには「薬」の種類がずらりと並び、オーダーすると天井からぶらさがった点滴パックからその薬をグラスに注入してくれる。
「D.S. Music Restaurant」(D.S.ミュージックレストラン)は、病院をテーマにしたレストランだ。各ベッドには10人ほどの患者が座ることができ、週末の夜ともなるとショーガールのダンスや白衣を身にまといウサギの耳をつけた「看護婦」とのおしゃべりを目当てにやってきた客で大賑わい。
レストランの規模は130席ほど。壁には松葉杖が飾られ入り口には車椅子が置かれている台湾で唯一、病院をテーマにしたレストランだ。「緊急治療室」と書かれたドアを開けると中はトイレだ。
「もう食べ物で競争するのは難しいからね。うちは個性的なサービスで勝負することにしたんだ」と語るのは、オーナー(29)の弟で、この店のアシスタントマネージャーを務めるウー・チア・ハオ氏。「台湾人はみんなストレスが溜まってるんだ。家に近くてリラックスできる場所をいつも探してる」
レストランは昨年500万台湾ドル(約1800万円)をかけてオープンした。オーナーが肝臓疾患で病院に世話になったときに、アイディアが浮かんだのだとか。来年末には、さらに2店舗が開店する予定だ。
最近台湾では、風変わりなテーマレストランが次々と誕生している。こぞって突飛で奇抜な「味」を提供しているのだ。「The Jail」(牢獄)では、鉄格子の中で食事をするようになっているし、フルコースの食事が便器に盛られて出てくるレストランもある。
数年前には、ホロコーストをテーマにしたレストランをオープンする計画が持ち上がったが、ユダヤ人グループから激しい非難の声があがり、ナチスドイツを彷彿とさせる装飾や写真は取り除かれた。
アメーバニュース
http://news.ameba.jp/2007/04/4409.php
Posted at 2007/04/29 11:54:51 | |
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