みなさんこんにちは!みぃきゅーぶです!!
突然ですが、皆さんは自分の趣味をお持ちですか?
人から「ご趣味はなんですか?」と聞かれた場合、自分だったら何と答えるのかなとふと疑問に思い、車以外の趣味を思い浮かべてみました。
僕は小学生から中学校卒業まで水泳をやっていて、高校に入学してからはソフトボール部に入っていました。昔はスポーツマンだったのですが、今は見る影もなくブヨブヨになってしまいました。
まず思い浮かぶのが野球です。見るのもするのも大好きで、学生時代は休日なんかに友人たちと草野球にいそしんだりしていました。しかし社会人になってからは友達と草野球をほとんどやらなくなりました。
未だに軟式用グローブは時折手入れをしたりしているのですが、もうここ数年まともに使ったことがありません。キャッチボールくらいはやりたいですね。
しかしこの程度では趣味とは呼べませんね。
次に思い浮かぶのはゲーム。僕はいわゆる「ファミコン世代」です。
初代スーパーマリオを始め、ベースボールやエキサイトバイク、マッピーやらグラディウス、ファミスタや燃えプロ、ドラクエシリーズ等は全てやりつくしました。
ハードがスーファミに変わり、後にゲームボーイも登場。64は持ってませんでしたが、プレステは2まで持っていて、グランツーリスモシリーズやパワプロなど等色々やりつくしてきましたが、徐々にゲーム熱も冷めて行って、今僕が持ってる中での最新のハードはWiiです。埃かぶってます。
これももはや趣味ではないですね。
僕はどちらかと言うと趣味は広く浅いと言うなんとも情けない感じなんですが、最近また再びハマりかけている趣味が出来てきました。
それは
将棋です。
僕が最初に将棋の魅力に取りつかれたのは高校1年生の頃。その当時、僕のクラスの半数ほどが突然将棋ブームになっていました。
当時まだ将棋のルールすら知らなかった自分は「なんでこんな爺臭い事やってんだろう」ぐらいしか思いませんでした。
当時将棋を指していた友人たちの全員が小学生時代にはルールを覚えて指しているやつらばかりでした。
しかし、横目で意味も分からず見続けていると、知らず知らずのうちに将棋の奥深さに取りつかれていました。もちろんルールが分かっていなかったから、本当の意味での奥深さは分かってなかったですけど。
そして自分もやってみたいと思うようになり、仲の良かった友人に駒の動かし方から習って、ルールも覚えてその友人と指してみました。
結果は惨敗。当たり前ですよね。教えてくれた友人は駒をだいぶ落としてハンデをつけてくれたのに、面白いぐらい圧倒的な力を見せつけられ僕は負けました。
その瞬間にすさまじい悔しさと同時に、将棋の楽しさを実感し独学で将棋の勉強をすることにしました。
バイトで貯めた金で将棋盤を買い、将棋の本を買い、将棋番組を見て、毎日僕より強い友人たちと負けても負けても将棋を指しまくりました。
それから三か月しないうちに、将棋を教えてくれた友人に平手で初勝利。ある2名を除く他の友人たちには絶対負けないくらいの棋力を付けていました。
しかしこのクラスには他の友人たちを遙かに凌ぐ棋力を持った2人の友人がいました。棋力が人並みになった自分から見ても明らかに別次元の強さです。
一人は早指しタイプのA、もう一人は長考タイプのB。この2強に僕は何度も挑みましたが、結果は全敗。勝てない日々が続きました。
高校3年のころ、日本将棋連盟の出している本にある将棋のいくつかの問題を何か月かに渡って出題しているやつに、ハガキに答えを書いて送るやつをやっていて、最終的にアマチュア2段の棋力があるとの証明書をいただきました。
そしてそのすぐ後くらいに、早指しのAに初勝利。この彼とは最終的には五分五分くらいの勝率になりましたが、長考タイプのBには1度勝ったきりで大幅な負け越しのまま高校を卒業しました。
それからしばらくは将棋をやっていて、市の将棋大会でチャンピオンになった人とたまたま指せる機会があって結果は1勝1敗。
この人との対局で当時の僕は舞い上がってしまい、若干天狗になっていました。
情けない話です。
趣味として始めたのに、いつの間にやら誰でもかかってこんかい状態になっていたのです。
しかしこの伸びきった天狗の鼻はいとも簡単に折られてしまう日がきました。
当時、同じ職場にいた大先輩のおじさん。将棋を指せるというので対局を申し込みました。
結果は。。。
平手で10戦全敗。相手の角落ちでも全敗。飛車角落ちでなんとか戦えると言った状態で、調子に乗っていた僕は本当にボロカスに負けてしまい、天狗の鼻はあっさり折られてしまいました。
この時に趣味の世界からいつの間にか勝負にこだわっていた自分に気が付き、純粋にいつかこの人に勝ちたいと言ったような心からの楽しさがなくなっていました。
それからはしばらく将棋から離れようと指すことがなくなっていきました。
あれから10数年、テレビでも話題になった電王戦というプロ棋士と最強コンピューター将棋の戦いが始まった頃、なんとなく気になってインターネット中継でその様子を見ていたら、将棋を始めた頃の純粋に楽しんでいた時の気持ちがよみがえっていました。
今ではすっかり棋力も落ちてしまっていて、初心者レベルまでになっていますが、あの頃将棋を教わった今はヨソにいる友達に、近いうちにゆっくり将棋でもやろうやとお誘いを受けたので、その日が来るまで趣味の範囲内で楽しみながらまた一からやっていこうかなと思っています。
趣味というのはやっぱり心から楽しめてこそなんだなぁと、つくづく思ったことでした。