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2020年11月11日

突然ですが、ハブボルトに油(グリス)を塗る派?塗らない派?

突然ですが、ハブボルトに油(グリス)を塗る派?塗らない派?






突然ですが、ハブボルトに油(グリス)を塗る派?塗らない派?

どうも ととろ です。

ととろ は整備士でもないし工業系の勉強もしていないので
全くのド素人なので突っ込みどころ満載だと思いますが
ととろ の個人的な意見になります


レース業界ではハブボルトに油(グリス)を塗る?

トラック業界では絶対にハブボルトに油(グリス)を塗ってはダメ?
 (近年は絶対に塗布するに変わった?)

メーカーやD店はハブボルトに油(グリス)を塗らない?


賛否両論ありますが ととろ は、どちらかと言うと油(グリス)を塗る派で
トルクレンチも使いません
※どちらかと言うと:必ず塗ってないからです

メーカーも納車(新車)の時には油(グリス)は塗っていませんしディーラーなどでも
ハブボルトには塗らないようです。
推奨されている締め付けトルクは油なしのドライでの
締め付けトルク値であって油(グリス)を塗って推奨トルクで締めると
締まり過ぎるので最悪の場合はハブボルトが折れる

ハブボルトに油(グリス)を塗布して
推奨トルクに設定してトルクレンチで締めるとカッチっと言わずに
いつまでもウニョ~っと締まる感じ
そうなると確実に締まり過ぎでハブボルトが伸びる、折れる、逆に緩む要因になる

なぜ油(グリス)塗るのか?
固着防止とカジリ(焼き付き)防止と締め付け軸力のバラつきをなくすため
油(グリス)無しのドライでの着を繰り返すとハブボルトのネジ面や座面が荒れてきます、荒れると推奨トルクで締めても軸力が減少する傾向になるので緩む可能性もある


なぜ油(グリス)塗らないのか?
塗る必要性がない 一般車レベルでは固着やカジリは発生しない
油(グリス)を塗る事により砂などの異物が付着して、わるさをする
カジリや密着面に砂などが噛み緩みの要因になる
脱着の際に必ず油(グリス)を塗るとは限らないのでトルク管理面で良くない
油の有無で軸力に変化があるので万が一、油(グリス)を塗らないで油塗布トルクで
締めると締め付け不足になるので緩む可能性が大


昔に○港でドリフトしている時代に何度かカジらしていますが
油(グリス)を塗ってないからカジれたのではなくハブボルトが熱い状態で
ホイールナットを緩めた締めた、異物が混入、ナットを手で入れないで
締め付けたなどが要因だと思います
冷めてからタイヤ交換していれば問題なく交換できたはず、
また現地で交換の際には
油(グリス)は携帯していないので油の塗布なしで交換していますが
この頃からハブボルトに油(グリス)を塗る様になったのだと思います
ガレージ以外での交換は塗布無し、もちろんトルクレンチも使っていません
その時代の癖なのかマークXも、油(グリス)を塗布しますが塗布の有無で
ナットの締まり具合が違うのでトルクレンチは使わず手締めです。
CRC類の場合は、たいていブレーキの熱などで油分は飛んでますので問題はないと個人的に考えています。

先日、ナットが緩みました。5個中3個
 (締め忘れたわけではないです、締め方が悪かったのだと思います)
会社の上司からボルトに油を塗るなんて聞いた事がないと言われて・・・

5個中3個のナットが緩んだ事がショックで
・・・と言うことでネジ、締め付けトルクの勉強をしようと思い調べましたが
ネジは奥が深く1日や2日では勉強できませんし難し過ぎますわ
油(グリス)と言っても種類が多くハブボルトはブレーキ熱が伝わるので耐熱クリスを
使用しないと熱で油分が飛びますし、一般的なCRCなどと二酸化モリブデンでは摩擦係数が違うので軸力に違いがでます。

間違っているかもしれませんが・・・

締め付けトルクの式
T=KdF

軸力の式にすると
F=T/(K×d)

  F:軸力(N)
  T:締め付けトルク(Nm)
  K:トルク係数
D:ボルト径(m)

軸力はネジを締め付けた際に発生する軸方向に作用する締結力で物を固定する力

トルク係数はネジ部の摩擦係数と座面の摩擦係数から決まる値


このトルク係数が難しくて良くわからないと言うか条件でかわるので
この数値が油分の有無や材質や荒さで変わる
ドライより油を塗布した方がトルク係数は小さくなる傾向

座面やネジ山、ネジピッチ、ネジの材質などが複雑に関係してくるので一概に言えません

マークXととろ号で言うと・・・
ホイールナットは座面の形状が
外品ホイールは60°テーパー座、純正ホイールは平座で
ハブボルトはM12のピッチP1.5でナット締め付けトルクは110~120Nmとなって
ますが座面の違いにより軸力は違ってくるかと思います。
また、油(グリス)塗布、塗布もネジ部だけ、座面にも油(グリス)塗布
油(グリス)もCRC、機械油、モリブデンなど・・・
その計算が難しいのでスミマセン出せれませんでした。


物体を固定する軸力を測定できれば理想ですが簡単に測定できないので締め付けトルク値で管理されている様ですが、
すべてのナットをトルクレンチを使って均一に締め込んだ場合でも軸力がすべて同じなのか?判断できないのが現状です。


マークXの場合

F=T/(K×d)

 F:軸力(N)
 T:締め付けトルク(Nm) 110Nm
K:トルク係数  油無し0.25 油あり0.15
D:ボルト径(m) 12mm

トルク係数は仮定です。(60°テーパー座とか平座とかを無視してます)

油無し F=110/(0.25×0.012)  軸力は36666.66N(3740kgf)

油あり F=110/(0.15×0.012)  軸力は61111.11N(6233kgf)

二酸化モリブデンのトルク係数が0.08と仮定すると

  F=110/(0.08×0.012) 軸力は114583.33N(11687kgf)

えっ・・・計算式あっている? とんでもない数値が・・・

トルクレンチでカッチっと言わすだけで軸力にこれだけの差が・・・

同じトルクで締めた場合に
油なし<油あり(CRC)<モリブデンの軸力が大きくなる、ネジが締まるので
締め過ぎになるって事ですね。 なるほど・・・


5個のナットで締めているわけですが油なしのドライで締めた場合は軸力の
バラつきが大きいです。大きいって何%のバラつきなのか?
油(グリス)を塗布した際のバラつきは小さくなるが何%になるのか?
5個のナットが均等に締まってないと緩みが発生する様ですが許容範囲は?
まだまだ勉強しないといけない様です。

突然ですが、ハブボルトに油(グリス)を塗る派?塗らない派?より
普段の点検、ホイールナットの増し締め、エアーチェックが如何に大事って事ですよね

ととろ も老人になってきましたのでトルクレンチを使う方向にしました。
そろそろ新しいトルクレンチも欲しいし・・・

走行中に
タイヤが外れると大事故になりますし外れたタイヤは凶器になります。

長々とお付き合いありがとうございました。


ブログ一覧 | マークX G's | クルマ
Posted at 2020/11/11 20:05:45

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この記事へのコメント

2020年11月11日 21:31
こんばんは~♪

私も素人とお断りした上での感想ですが‐
締結力はそれぞれの材質や用途によって決まると考えますので潤滑要否はXX派が多数決するものでは無くてベンダー指示が要否の順守根拠になると感想します。
ウェットでもドライでも規定(推奨)トルク値は絶対あると思いますので、トルク値を順守するのはとても大事なことだと考えますし、そこを疎か(軽視・未確認)するのは大変危険だと感じます。

タイヤ外れると大惨事です・・・
コメントへの返答
2020年11月12日 13:16
ご無沙汰しています。コメントありがとうございます😊
これは多数決で決める内容でないですね〜取説を見ると油(グリス)は締まり過ぎるから塗らないようにと記載されてましたが締付けトルクの記載はなくて備え付けの工具で締めれば推奨トルク付近で締めれるのかなぁと勝手に思いました。トルクレンチを使ったからOKではなく締結は条件により不足や過剰になる事は経験上ではなんとなくわかっていましたが今回あらためて知りました。
今回のナットが緩んだ件で…
上司とのやり取りで締め忘れでない事を言った後、続きがあり上司から締まり具合の感触が違ったやろう?と言われてまして・・・実はその通り少し違和感がありました
大反省です違和感があるなら、やり直しするべきでした、増し締めの確認もしなかった。タイヤが外れると家族や他人を巻き込む大惨事になるところだった。
なんでも手順通り正しく作業ですね
乗る前に点検とは言いませんが定期的には点検実施、タイヤを脱着した後は数キロ走った後は増し締め確認ですね
2024年4月4日 23:01
たまたま記事を目にした通りすがりの者です。
結構前のブログのようですが正しい事を伝えたいと思います。

まず、油・・とありますがホイールボルトに使うのに望ましいのはコパスリやWAKO’Sのスレッドコンパウンドです。
金属の微粒子が配合された耐熱性の高いグリースで固着を防止し正確なトルク管理に役立ちます。何度もホイールの脱着を繰り返す競技車両は必ず使うモノです。
なのに、これらを含めた油類を使ってはダメ!と言われるのはおっしゃる通りナットが規定トルク以上に締まり過ぎてボルトが伸び、いつか破断→タイヤ脱落に至る場合があるからです。
実際にコレが原因の死亡事故も起きてます。
では何故ナットが締まり過ぎるかと言うとナットとホイールの座面・・多くはテーパー部分ですが、ココまで油を塗ってしまうからなんです。
分かりやすく言うとネジ山には塗った方が良いがナットとホイールの当り面には絶対塗ってはダメって事です。
浸透性が良いが耐熱性の無いCRCの類を締め付けの際に塗るのはNGですね。
メーカーとしては不特定多数の誰がどう使うか分からない状況では塗るな!と言った方が間違いが無いって事です。
もっとも・・・油を使わなくても例えば足で思いきり締めたりしても締めすぎになりますので同じことですけどね。

おススメは上記のような固着防止グリースをボルトのネジ山だけにうすく塗りきちんとトルクレンチでトルク管理する事です。
コメントへの返答
2024年4月8日 12:40
貴重なご意見ありがとうございます。少し海外逃亡してましたので返事が遅くなりました。
少なからずタイヤ脱落事故が発生しており、正しい脱着や日常点検、タイヤ脱着後は増し締などが重要だと思いました。コパスリップグリスこれはヨダレが出ますね機会があれば試してみたいですね ありがとうございます
2024年11月18日 19:41
コメント失礼致します。

タイヤ交換の時期なのか偶然記事を見かました。
ハブボルトにグリスを毎回は塗りませんが少量塗っています。
勿論手締めですが定期的な増し締めは必要でしょうね。
雪国では塩カルの影響があるので特に貫通ナットで油分が無い場合ハブボルトがダメになるのが早いと思います。
レンチ回してギーギー音しているのはネジ山が確実に瘦せています。
長持ちさせたかったら少量塗った方がいいと思います。
コメントへの返答
2024年11月19日 12:49
コメントありがとうございます。
多数決みたいなブログになってますが、どっちが正しいと言うわけでなく正しく取り付け、メンテをしないと非常に危険だ!と言うこと ととろ は言いたいわけで

ギーギー音がしてるネジは危ないですよね適性にトルクが伝わっていない事を理解せずに作業するのは危険ですよね

少なからずもタイヤ脱落事故が発生しており、正しい脱着や日常点検、タイヤ脱着後は増し締などが重要だと思いました。
2024年11月23日 5:12
私は、CRC-556を使いテーパーハブナット・ボルト磨いてます。
(錆びるんで)
経験からグリスを塗っても大丈夫だと思ってます。
大切なのは、締めすぎない事、接合面に異物が混入しない事だと思います。

産業用機械のメンテナンスでも塗ります。
コメントへの返答
2024年11月26日 13:03
コメントありがとうございます。
若き頃は日常的にタイヤ交換をしており作業をなめている事もあったのだと思います、先日のマークXでナットが緩んだ件で非常にショックを受け一歩間違えば大惨事になるところで反省しております。
おっしゃる通り、ボルトの異物や錆、接合面の異物の付着がないか?の確認と適正な締め付けですね、違和感を感じればもう一度外してチェックするぐらいの作業が必要かと思います。

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