
ACCについてネット上でも色々と言われてますねぇ。基本的にはとても便利な機能ですが、中には落胆とも取れるコメントもありますし、使えないと仰る方もいるようです。
実際のところ私も始めの頃一般道で使ってかなり怖い思いをしました。信号待ちで先頭の場合、スタート後の猛烈な加速。遥か先で止まっている前車に向かって驀進します。当然自らブレーキ操作ですね。(汗)
さて、この状況を冷静に考えると「当然の結果」にも思えるのです。まあ無線屋の意見なんですけど。
まずマニュアルには「レーダーは停止車両や人は認識しない」とあるそうです。実は私自身はまだ見てません。でも多くの方が見てるようなので本当でしょう。と言うことはシティーエマージェンシーブレーキだけが頼りってことになりますね。
次にレーダーですが、周波数は60GHから70GH帯で出力は0.01W以下。これは特定小電力無線の範疇で、無線免許を必要としないレベルとなります。周波数は電子レンジの十数倍ですし、免許も必要ないとなればこんなもんでしょう。車の前に立ったら身体が煮えるのは嫌ですし、自動車免許に加えて無線の免許も取らなきゃいけないってのも普通は嫌ですよね。
さてこのスペックの電波到達距離ですが、条件次第とはいえ恐らく60mから70m程度。良くても100m程度でしょう。
もうおわかりですよね。自動車の制動距離を合わせて考えればおのずとACCの使い方が見えてきます。
高速道路の場合は余程のことがない限り、急停車はないでしょうから比較的安心して使えます。いきなり渋滞で前車が止まっていた場合は危ないですね。
一般道ではどうでしょう。高速道路に比べ前車が停車していることは多々あります。従って前車がいない状況ではACC使用時でも自分でブレーキ操作すれば良い。前車を確認してから再度ロックオンすれば問題はないと言うことになります。
自動運転に憧れている方も多いと思いますが、ACCはそういう機能なだけで、誰も自動運転機能とは言っていないわけですから。
と言うわけで私はこの考えでとても重宝してます。手放せない機能だと思っています。
Posted at 2014/03/26 17:44:58 | |
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