前車シトロエンC3からMitoに乗り換えて1年と数ヶ月、すっかりMitoの魔力に魅了されている日々を送っているのだが、今年、リニュ-アルデビューしたコダワリの車が心のどこかで気になっていた。
25年も前に
色々な思い出を共に作ったロードスターだ!
最近のマツダ、出てくるモデルにかなりのコダワリを持っていて、その販売会社である
関東マツダが、なんと試乗車を丸1日貸し出し、自由に乗ってそのコダワリを体験してくれ!という
太っ腹企画を用意しているのだ。
これも、決められたコースと監視付きの試乗では、理解してもらえないから、ということだろう。
さらに、FacebookやTwitterなどのSNSでの発信をうまく使い、クチコミの評価を狙っているのも、時代なんだろう。
現に、ロードスターの先行発表では、マスコミだけでなく、マツダやロードスターのファンを招待し、この模様があちこちに拡散されていったことも、記憶に新しい。
その太っ腹企画に、ロードスターも加わったのだが、発売直後は平日のみの限定。
やっと週末もOKな店がポツポツ出てきたが、すぐに予約でいっぱいに。さすが、人気車種だけある。
時々、予約状況を見て、週末のチャンスを狙っていたのだが、2ヶ月先の日曜に運良く1枠空きを発見!自宅から片道100キロ弱も離れた埼玉県東部の杉戸だが、どうせそこを起点にどこか郊外にドライブに行くことになるので、都内で借りるよりいいだろう!と迷わずポチッ!
それから2ヶ月待って、やっとその日を迎えたのだ!
前日までの雨雲はどこかに消え去り、綺麗な秋晴れの中、すいている首都高をすり抜け、朝10時チョイ前に、
関東マツダ杉戸店に到着、白いロードスターが屋根を開けてお出迎えだ。
貸し出しの手続きと簡単な操作方法をレクチャーしてもらい、出発準備OK!
今日は妻も休みが取れたので、20年前に戻った気分でロードスターでのオープンデート?だ。
行き先は、昔よくバイト仲間と一緒に行った、茨城県大洗のビーチに決定、さぁ出発!
走り出して、すぐに感じるのはその軽さ!
Mito比で全長が-155mm、全幅が+15mmと若干小柄だか、重量はなんと240kgも軽い!
トルクが10kgf・mも少ないのに、動き出しが軽いのだ!
NAエンジンのリニアに盛り上がるパワーも自然だし、乾いた排気音もしっかりと主張!
歴代で一番低いという着座位置からダッシュボード越しに見えるフロントフェンダーのエッジが4代目のロードスターなんだと、実感させられる!
でも、なんといっても風を肌で感じるオープンは、何ものにも代え難い気持ちよさ!
この日の天候が、暑くもなく寒くもない秋晴れ、1年で意外と少ない最高のオープンカー日和ということもあり、本当に快適そのもの!
街中を抜け、オープンのまま、常盤自動車に乗り北上。
サイドウインドウを閉めれば、100+αキロの高速走行も、髪の毛のてっぺんがワサワサする程度で風の巻き込みはほぼなし、しっかりと風をコントロールできている!
あまりの快適さに、途中眠気が襲ってきたほど(笑
北関東自動車道から東水戸道路といつの間にかつながっていた高速でラクラク大洗へ到着。
ちょうどお昼時だったので、近くにあったアウトレットのレストランで海鮮丼をいただくも、イマイチ...
ちゃんと調べればよかった。
おまけに、近所のショッピングモールより寂れたショップしかないアウトレット。
場所が場所だけに、仕方がないか...
早々と退散し、オープンカーはやっぱり海が似合う!と海岸線の駐車場へ。
今回借りたロードスターは、一番の売れ線グレード、Sパッケージの6MT、陶器のような独特な色合いを放つセラミックメタリックという色。 陽に当たると、影とのコントラストがはっきりと出る綺麗な白にブラックなミラーやピラー、ホイールがアクセント。
ロングノーズショートデッキという、今時には珍しいデザインは、古き良き英国車のようなバランス。
が、顔の表情はちょっとばかりクールすぎなのでは... 丸目の初期型が懐かしい!
エンジンはリニアに吹け上がる1.5LのNAだが、意外とトルクフル。ローギヤードの6MTと相まって、街中+αを走るには十分。
やはり、使いきれる程度のパワーが、『乗せられてる』ではなく『操っている』という感覚を生むので、今回のダウンサイジングは良かったな、と。税金も安くなるしね。
シート後方に、何も遮るものがないというのは、オープンカーならでは。
初期モデルと比べると、ワンタッチに開閉できるソフトトップがすごい進化だ!
まだ、返却まで時間があるので、海岸線を南下。
陽が傾き始めた鹿島スタジアムで、そろそろ舵を西に切らねば。
潮来ICから東関東自動車道で再び高速クルージング、もちろんオープンだ!
途中から首都圏中央連絡自動車道を通り、牛久の観音様を横目に常磐道へ向かう。
ちょうど渋滞の始まる谷和原ICで高速を降り、夕日をいっぱいに浴びながら一般道を走る。
ディーラの近くまで来たところで、サンセット。 夕焼けがボンネットに映り込んで綺麗!
返却時間18時の30分前に、無事ディーラーに返却。
走行距離は、半分以上高速で260km! ガソリンは18リッター入ったので、燃費は14.4km/L、まずまずでしょう!
本来なら山道も走りたかったけど、あくまでPKOを兼ねたタイムトリップデートということで(笑
でも、おかげで若かりし頃の走りっぱなしデートの再現となりました。
ロードスターくん、お疲れさまでした!
経済的に、新たに新車を買うことは無理、そしてあの顔つきは馴染めないので、購入までは至らないけど、この車がベースのFIATの顔が良ければ、中古を狙うというのもありかな...謎
その後、わが愛機のMitoさんに乗ると...
ABCペダル、シフトレバー、ハンドルといった操作系から、車の動き出だしまで、車の動きが重く感じてしまう。 やはり、軽さは重要なんだな、と改めて感じてしまった。
タイヤ、細くしようかな...
さらに、足を前方に投げ出すポジションから、背筋を伸ばした姿勢へと。
そこは1年の付き合いであるMitoさん、直ぐに馴染んじゃいましたけどね。
最後に、マツダと関東マツダ杉戸店の皆様、ありがとうございました!
ホント、いい経験をさせてもらいました!