MOTORAGE TERRA HOTコイルスプリングキット  

5/24 入庫 5/29 完了 ショップ経由で発注・装着してもらいました。
走行距離74,712kmで交換です。

モトレージ テラホットコイルスプリングキット(タイプ1/ビルシュタイン46 version)です。車高約20mmUP のものです。

走行距離も75,000km近くになり比較は出来ませんが、明らかに純正ショックはへたっているはずです。変化を楽しむ為に色々と調べ、私の趣向である荒れたアスファルト林道とダート林道でのコーナリング性能を向上させるもの、乗り心地は特に求めないものを物色。
結果、ショックだけではダメだと思いこのキットに行き着きました。
モトレージ岡本社長にも連絡して本キットと車高ノーマル同等タイプ2との違いも確認しました。
以下岡本社長の話。

20mmアップ用はノーマル車高用より固いバネ。
ダートコーナーを思いっきり突っ込んでいけるセッティング。限界時にリアから徐々に流れるようにするため、リアコイルを硬くする必要があり、結果として20mmコイルが長くなった。
乗り心地が悪いと感じる一歩手前に岡本社長の感覚で硬さを決めた。
純正とは全く別物と言われる。
ノーマル車高用はそこまで固くは無いが硬めで充分腰が強くなる。
20mmアップ用とノーマル車高用のショックは共通。ショックはピストン径46mmで長時間のダートでもダレない。ここは他社より自信がある。硬さは他社には機能最優先で硬く乗り心地を考慮していない物もある。うちのは乗り心地が悪いと感じる手前でコイルと合わせてセッティングした。
テストは六甲で何度も行った。タイヤは175/80R16 ジオランダーATで実施。
185でも問題は無いと思う。
ボディー強化マウントは7型以降エンジンも含めて改良されているので10型ならレース使用前提でなければ交換不要。
ラテラルについて、20mmアップは補正無しで問題無いと思う。
ノーマルでもホーシングがセンターに決まっているものは無い。そのズレが同方向にズレて気になる場合はラテラルロッド でホーシングズレ補正が必要。
理論上たとえ20mm車高アップでも少しキャスターが立つので直進性が悪くなる。カーブ出口でのハンドルセンター戻りが悪くなる。
ダート直進で思いっきりアクセルを踏みたいという場合はキャスタードリーム で直進性向上が出来る。しかしキャスタードリームは2〜3インチアップ用なので要相談。

という事でした。
車高は出来れば上げたくなくてダートコーナリングを楽しみたい私にはピッタリ。どうせならと20mmアップは仕方ないが、より特徴を特化したタイプ1にしました。
ラテラルはショップが20mmアップでも必ずホーシングがズレるので必要。とのすすめでショップオリジナルラテラルロッド(ステンレス製)もノーマルから交換しました。

装着後約2ヶ月の感想

かねてから具合が悪かったギアの入り問題があったので、新サスペンションの投稿が遅れました。
結果は期待以上の変化です。
タイヤとホイールは比較のためにあえて純正デュラーHTと鉄チンですが、荒れたアスファルト直進での安心感が別ものです。特に60km/hを超えたところから顕著で、純正より当たりがマイルドでガッチリと固く路面を掴んでいる感じです。
アスファルトコーナリングも同様でタイヤが鳴く速度で突っ込んでも不安がありません。今まで40km/hで不安を感じたコーナーがプラス10〜20km/hでタイヤを鳴かせながらリアがジリジリとアウトに出ながらも安心して踏んで行けます。もしタイヤがグリップの良いものだとヤバイ領域に入りそうな感じです。
ダートはまだなのでいずれテストしたいと思います。

あと、予想に反して乗り心地が良いのにびっくりしています。私的には75,000km使った純正の方がガタピシです。低速でもマンホール通過時の初期振動がマイルドで静かになり、しっかりした腰を感じます。

サスペンションの変更は大成功。
20mmアップはこれまで通りディーラーでも問題無くオイル交換や整備を受けられるので、この点も👍です。

備忘録追記
78,000位からリアからコトコトゴンゴン系の異音が発生。74,712kmで装着したので約3,000kmでのことです。
ラテラルロッド緩みかと思い、8/20ショップにてラテラルとショック全てを増し締めしてもらいました。
結果、左リアショック下部のナットが微妙に回ったとのことで、完璧に異音が消えました。更に締まった足になった感触です。8/21走行キロ78,446km。