変わったもの変わらないもの

納車早々入院してしまったF10さんに代わってやってきた代役のE60さん。
せっかくなのでインプレでも♪








BMWが変わり始めた時代E型末期。
私は以前ドイツでE60後期型のディーゼルモデルを借りたことがあります。
その印象はふわふわのシート、ふわふわのの足回りにセダンとは思えない腰高感、コントロール性を失ったカックンブレーキ、手ごたえが軽くフィーリングが全く伝わってこず意味のわからないほどのクイックなステアリング…とにかく良い印象が全くありませんでした(^^;;
当時、アナログ感にダイレクト感満点！なE36型3シリーズに乗っていたので余計にそう感じてしまったのかも。

BMWの終焉かな〜って(T_T)




で、再び今回ジックリ乗る機会になったE60型5シリーズは後期型の530i。



最初はそんな印象から期待していなかったんです。


乗ってみて上記の嫌な印象があまりありません(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))
それどころか随分とリファインされていて昔のBMWにあった素敵な味と現代が上手く混ざり合っています。


シートはレザーということもあるかもしれませんがシッカリしたモノになり、ブレーキも昔のBMWにあったとってもコントロールし易いわかり易いモノに。



肝心の走り味はMスポーツでないのにシッカリと適度に引き締まった足回りで、あの腰高感が消え気持ちよく運転出来る良いに戻っています！


変わったモノのひとつ目、エンジン。
BMWの機械感のあの感じは残ってるけどとっても薄い。
逆にロータリーエンジン？って位に軽やかに何処までもシュン！ってレブまで一気に回ってしまいMモデルのS54エンジンより全然軽やか。
とっても滑らかでシルキーでレスポンスも抜群！だけどBMWならではのあの味はやっぱり…ないかな。
135iクーペに積まれているツインターボにはあの味がシッカリ残っているのに…味付けの違い？なのかな…



変わったモノのふたつ目、ステアリング。
大っ嫌いなアクティブステアリング(電制可変ギア比ステアリング)は、まだ違和感はあれど街乗りでは快適に運転でき、まるでクルマが小さく軽やかになった感じがして印象が良くなりました。

でもいっぱいまできって1回転しないくらい？？
この位置でいっぱいなコレはやっぱり違和感(^^;;


＊コレ、右いっぱいにステアリングをきってます。



フィーリングは、まだ若干手ごたえがイマイチなのと駆け抜けた際のコーナーは変な挙動があって気持ち悪いかな〜
あと軽過ぎるのも(ｰｰ;)
近年あるグミグミ感はなくてスッキリしてるけど♪
この辺はチョイ乗りでしたがF10で改良されたように感じました。


変わったもの３つ目、キャラクターライン。
デザイン自体かなりチャレンジだったと思いますし、変わった1番の部分ってライト類なんですが…
私個人的にBMWらしくなくなった要因はサイドのキャラクターラインかなって思っています。


ノイエクラッセ時代に戻ったと言えばそうなんですけど、ボディサイズ広大とともにその後から始まったドアハンドルの位置にサイドのキャラクターラインが入る方がスッキリ見えてBMWらしかった気もします。
現にE60をBMWらしく調律し直されたF10はその位置に戻ってるしスッキリ見えますし。


E60はじめバングル時代のデザインはやっぱりクルマというよりアートの世界なんでしょうね。
光と陰がつくるボディラインが写真映えします。


チタンシルバーのボディカラーが余計に引き立てます。


ちなみにE60はM5やMスポーツのバンパーデザインの方がカッコ良く引き締まって私は好きですね〜♡




変わったモノ変わらないモノがありますが、モデル末期に向けてBMWらしさを取り戻すような改良がされていた事がよく分かるE60 530iです。
こうして次のF10型5シリーズに繋がって行ってるんですね〜♪

また変わってしまっても、やっぱりBMW、そして直6エンジンは気持ちが良い〜（≧∇≦）って思えるイヤーモデルがあるってコトがよく分かりました(o^^o)v


さてF10さんはいつ帰ってくるのかな〜？？

もう少しE60さんを楽しみますかね〜♪( ´▽｀)



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