ナチュラルキラー細胞、なんともインパクトの強い言葉ですが、これは実は人間の体に本来備わっている免疫細胞のことをいいます。
ではこのナチュラルキラー細胞の働きとは何でしょうか。
ナチュラルキラー細胞は体に害を及ぼすと思われる物質を見つけると、これを破壊しようとします。がんの治療法のひとつとしての免疫療法とは、この人の体が持つナチュラルキラー細胞をいったん取り出し、その機能を高めたり、数を増やしたりしたあと、再び体内に戻すことをいいます。
抗がん剤を投与する化学療法とのいちばんの違いは、免疫細胞療法ならほとんど副作用がないことにあります。
抗がん剤は効き目が強く、そのために副作用も激しく、患者さんにとってはかなり負担のかかる治療法です。
しかしナチュラルキラー細胞は体内において害を及ぼすと思われる細胞だけに働きますので、副作用のリスクはほとんどありません。
ではこの
ナチュラルキラー細胞による治療の問題点とは何でしょうか。
それはこの治療法がいまだ保健治療として認定されていないことです。そのため自由診療になり、治療費が嵩んでしまいます。
保健診療として認定されるために必要なデータの数が今のところ十分でないという理由で、自由診療の治療法として受けるしかありません。
Posted at 2014/08/26 12:07:24 |
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