前回の投稿ではGT6を散々扱き下ろしてしまったので、今回は少し気持ちの良い話をしようと思います。
みなさんもご存知の通り、現行メガーヌⅢRSは市販FFニュル最速車となっています。特にそのコーナーリング速度はFF最速と言われているほどです。それを支えるのが今回のテーマである、ダブルアクスルストラットシステム(以下、DASS;フルネーム長いね。。必ず噛みますw)をメインとしたシャシー性能です。
まず、DASSについてですが、これって一体どんな機構?? → 良く分かんないッスorz だって素人ですもんw
でも、とりあえず文献を見つけてきました(^^)
(出典;モーターファン別冊 Vol.19 「ルノー・スポールのすべて」)
『通常のストラット式の場合、キングピン軸はアッパーマウントとロワボールジョイントの位置で決まってしまうが、アッパーの幅方向は、タイヤとの干渉で制約を受けるため、ホイールセンターとキングピン軸のオフセット量が大きくなりがち。これが加速時にハンドルを取られる"トルクステア"の原因となる。そこで、ホイール内にダブルウィッシュボーンのようなナックルを設定し、キングピン軸を外に追い出したのが、この方式。トルクステアが減少するため、コーナー脱出の早い時期からアクセルが開けられ、駆動ロスも減少する』
えーっと、先ずはモーターファン編集部の方々、ご説明ありがとうございましたm(__)m
しかし、私のようなシャシー機構の基礎がなっていない素人には、荷が重いご説明でした。。綿菓子のようにフンワリと伝わってきたのは、ホイール中心軸とキングピン軸(ホイールと結合するシャシー部の端っこのことかな??)を出来る限り近付ければトルクステアは減少する、という部分です。
それにしてもさすがルノースポールテクノロジーですね。
トルクステアの原因を追及し、どうすればそれが改善出来るのか、そいうことを膨大なデータ収集や分析により実行していったのでしょう。妥協無き速さの追求の賜物ですな。
ここからは、私自身の思考及びインプレッションになりますので、おや??っと思うところがあっても見逃して下さいf^-^;;
一般的な物理モデルを考える場合、駆動輪と操舵輪が同じFF車では、コーナーリング時には以下の2つのベクトルが前輪に混在していると考えられます。
1)アクセル操作による車が前進しようとする力の"ベクトルA"
2)ステア操作による舵角によって車を曲げようとする力の"ベクトルB"
"ベクトルA"は主にエンジン動力(馬力・トルク)で、"ベクトルB"はタイヤのグリップ力(接地面との摩擦力)になると思います。Aは進行方向、Bはそれとは左右どちらかになりますので、二つの力を持ったベクトルがぶつかることになります。大抵の場合、"ベクトルA"が"ベクトルB"を上回り、前輪が滑り、アクセルが開けられずにアンダーステアとなります。これが、FF車はコーナーが苦手と言われる理由でしょう。
更に、メガーヌRSのような大パワー車であれば、前述のトルクステアも影響してくるので、速く走りたいからパワーUP→でもコーナーは上手く曲がれないorz、というジレンマに陥ります。
私も実際にコーナーを攻めた時、アクセルを入れても挙動は乱れないですし、スルッと曲がってくれました。むしろ、車がもっと踏んでよーって言ってるような気がして、踏んでみたら若干テールスライドして、より曲がるようになりました☆
奥義の無い車の経験ナシなので、どのくらいスゴイことなのかは肌で感じてないですが、それでも運転していてとても楽しいです(^-^)//
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JCD PRODUCTS A.S.H. A.S.H. FSE E-SPEC OIL カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2014/04/10 14:59:44 |
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ピカチュー (ルノー メガーヌ ルノー・スポール) メガーヌⅢRSに乗っています。 黄色+黒+丸型なので、ピカチューと名付けました(^^) |
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