台風21号で被災した私のアウトランダーPHEV。
今回の被災から修理までの経過と、途中、色々と分かったことをまとめます。
長文になりますので、何か参考になれば。って、参考になるような事象がないことを祈りますが・・・
ここに記載した内容は、あくまでも私個人の事例で、個人的に確認した内容ですので、すべての方にあてはまる内容ではありません。
もし被災された場合は、個別に内容、事実の確認をお願いします。
■ 2018年9月4日
★台風飛来物での損害は、相手方に損害賠償請求できない
★台風被害は車両保険で対応可能(契約内容により対応不可の場合あり)
★台風被害は車両兼でしか対応できない=火災保険等は敷地内駐車でも対応不可
台風21号 により、隣家の屋根瓦が巻き上げられ、アウトランダーに降りかかる(汗)
台風通過の真っ最中に、即座に保険会社へ連絡、車両保険で対応可能と確認
台風通過中、被害を確認できたことが幸いし、この時点では保険会社の事故受け付けにすんなりと電話がつながりました。
台風通過後以降は、まったく電話がつながらなかったそうです。
隣家からは、修理代負担の申し出がありましたが、調べると、台風などの天災、火災などの場合は、管理責任上の瑕疵がない限り、相手方に損害賠償を求めることはできないそうです。
もし立場が変わればと考えると、やむを得ないかと思いました。
自家の火災保険で対応できないかどうか、念のため確認しましたが、敷地内駐車であっても自動車は、補償対象外だそうで対応できないとの回答でした。
ちなみに、火災保険の問い合わせは被害多発のためか、ネットで問い合わせ後、回答まで約4日間かかりました。
この時点で、自分の車両保険で修理するしかないと腹を決めました。
■2018年9月5日
★自損事故など相手がない事故の場合、代車特約がないと代車手配できない
★代車特約の使用には利用代金、利用期間の制限がある
★台風被害の場合、レンタカーも不足し、手配が困難になる
★ルーフボックス、ボディコーティングも修理対象となる
★クォータパネル交換は飛来物による修理でも事故車扱いとなる
朝一番に三菱Dへ連絡、入庫。
概算でも修理代は100万円超、修理期間1カ月以上とのこと
前日、三菱Dは休業日でしたが、保険会社からFAXで連絡は入っていたらしいです。
保険会社の迅速な対応に関心しました。
この時点で、私の保険契約には代車特約をつけていなかったので、修理期間中の代車手配は実費になると判明。通常の相手がある事故だと、代車費用を相手に請求できるらしいですが、今回は、自爆と同様、相手がいないので、代車手配できず。
ちなみにアウトランダーPHEVをレンタルすると 1カ月 約30万円程度とのこと。
ただ、この時点ですでに、レンタカー会社は車両不足で対応できない状態だった模様です。
代車特約について、後日調べると、代車特約には金額、使用日数に制限があるらしく、長期の修理対応は、あまり想定されていない模様。
私の場合、幸い、義父の車が無事だったので、共同利用でなんとかしのげました。
隣家からはレンタカー代の負担、自家用車の提供を申し出していただきましたが、お隣さんも家屋が被災されている状況でしたし、今後のお付き合いを考えると、この申し出を受けることはできませんでした。
それから私のアウトランダー、屋根にルーフボックスを積載しておりましたが、今回、このルーフボックスも破損しました。
付属品であっても、車両へ固定されている物品であれば補償対象となるそうです。
ちなみに積載していたルーフボックスはTHULEのDynamic800でしたが廃版になっており、ディーラーからは同等品で指定してほしいとのこと。
同等品はDynamic M でしたが、ライフスタイルの変化により、かさばる荷物もルーフボックスに積みたくなっていたので、思い切ってサイズのでかいThule Motion XT XXL で依頼。
Dynamic M より高価になるので、差額分を負担することで調整をお願いし、保険会社とは調整していただきました。
ボディコーティングについては、施工履歴の確認が必要らしく、コーティングの保証書が必要と言われましたが、紛失か、もともと受け取っていないのか、保証書を見つけられませんでした。
結果的に、納車時の記録で確認してもらったようで、コーティングを再施工していただけました。
でも5年保証のコーティングって、基本、最初の施工以降は、毎年状態確認、補修の繰り返しで5年間保証ということらしく、毎年のメンテナンスができていないと保証できないと言われました。
毎回点検は、三菱ディーラーにお願いしているのですから、入庫時にコーティングのチェックはしてもらっているはずなのに、いざ修理の時に、そんなことを言われても、なんだか納得できませんでした。
それから、今回、私のアウトランダー、クォータパネルがボコボコになったので、パネル交換となったのですが、この部分、パネル交換した時点で、事故車扱いになるらしいです。
もともと過走行のEV系不人気車両なので、査定は期待できないのは承知済みでしたが、今回、事故車扱いとなることがわかり、結果的に乗りつぶす覚悟ができました(汗)
■2018年9月8日・・・車両保険あれこれ
★車両保険を使う場合、修理をしないで修理代を受け取ることが可能
★修理せず修理代金を原資に乗り換えを希望する場合は修理見積もり依頼時に検討を依頼する。
ただし、ディーラーの整備部門と営業部門の連携ができているディーラーじゃないと面倒かも(汗)
★ただし、その場合、修理内容の詳細が出せず、概算額となるため、金額的が低い可能性あり。
★台風の飛来物被害の場合でも、窓ガラス割れによる車内への雨水で全損査定のケースあり
三菱Dへ、修理をせず、乗り換えをしたらどうなるか提案を要望
車両修理代金概算 100万円(自分の勝手な感覚では130万くらいかと想像)+車両部品どり査定額を原資に乗り換えできないか模索。
ネットの事故車買取業者査定へ申込。数社から連絡をもらったが、概算で最低30万円~
詳細は実車を見ないと査定不可。ただし、現状、被災車両多発で対応には時間がかかるとのこと。
→ 台風21号被災車両多発、当方車両がすでに板金工場へ入庫のため査定対応困難で対応不可
乗り換え検討中止・・・一瞬、新型への浮気心が出ちゃったんですが乗り換え不成立(汗)
(後日談)
三菱Dの営業担当者に後日、経緯を確認したところ、整備売り上げを上げたい整備部門と、愛車にこだわりのありそうな私への遠慮から、新車乗り換えを強く勧めることができなかったとのこと。
三菱Dの営業部門、整備部門間の連携に不満をいだきつつも、内情を正直に話してくれた営業担当者への好感度がアップしました。この営業さん、前任者の退職により、私の担当になったのですが、ようやく距離感が縮まった気がしました。
連絡後、色々検討しましたが、我が家の財政状況からも乗り換えは困難だったので、結果オーライかと。
被災にともない、新車乗り換えを検討したい方は、一番最初の時点で選択肢の一つとして提案を依頼することが大切かも。
参考ですが、台風の飛来物により、窓ガラスが割れ、雨水で車内が水浸しになった場合、内装汚れ、異臭、電気系統の損傷等により、全損査定になる場合もあるそうです。
我が家の場合、台風通過中にリアガラスの破損を確認し、即座にシートをかけたので、雨水の侵入は防げました。
これがフロントガラス破損や、駐車場から離れていたり、仕事の都合等で車両の状態確認が遅れた場合は、深刻な事態になる可能性も。
ちなみに、保険会社もすんなりとは全損査定はしてくれないらしいですので、台風通過時は愛車をどこに保管、退避させるか、ちゃんと考えた方が良いと思いました。
■2018年10月14日・・・修理完了
★うちの三菱Dの場合、車両引き渡し前に、委託先からの修理状況確認を確実にできない(怒)
★ガラス破損の場合、カーナビ等のフィルムアンテナの対応も確認が必要
修理完了連絡あり、車両状況を確認。
三菱Dの判断でリアクォーターピラーのシールの仕上がりがNGで現状では引き渡しできないとのこと。再度、板金工場に戻し、再シール、再塗装で修理期間延長・・・
車両引き渡しを急いだのは申し訳なかったが、引き渡し前日になってから、仕上がりに問題があると伝えてくるのもどうかと。
また、フロントガラス交換にともない、カーナビのフィルムアンテナ手配を忘れるという失態。
再修理後の引き渡し時に対応になりました。
■2018年10月20日・・・車両受け取り
ちなみに、この時点で、まだカーナビのフィルムアンテナはついてません・・・
■2018年27日・・・不具合対応
★うちの三菱Dの場合、車両引き渡し時に、修理状況確認を確実にできない(怒)
実は、車両受け取り後、不具合が・・・
修理後、アウトランダーを使った相方さんから、仕事中の私あてに、怒りの電話が・・
一つ目は助手席シートベルト
天井修理時に内装をかなり外したらしく、助手席シートベルトがひっかかって出しにくく、一度引っ張り出した後は、ひっかかって元にもどらない・・・
二つ目はリアワイパー
相方さんが修理後、初めてアウトランダーを使ったのが雨の日だったのですが、フロントワイパーを使用中にバックすると、勝手にリアワイパーが動きますが、その日、相方さんがアウトランダーをバックさせた瞬間、リアガラス付近で「ガリ」って音が。
なんと、リアワイパーがリアガラスを拭かず、リアガーニッシュを拭いたらしい・・・(汗)
リアワイパー取付時、ワイパー位置を確認しなかったのか、取付ミス。
板金屋さんも、三菱ディーラーも作動状況を確認しなかったんですね・・・(怒)
状態確認した三菱ディーラーは平謝りでしたが、ほんとお粗末!!
■2018年10月28日・・・隣家とのお話完了
お隣さんとは車両保険使用に伴う保険料アップ分の差額と免責分を負担いただく事でお話しがまとまりました。
■2018年11月2日・・・保険手続き完了連絡
最終修理金額は1,501,200円となったらしいです。
■2018年11月3日
相方さんからウォッシャー液が出ないとの申告があり、三菱ディーラーへ行き、現状確認と修正(汗)
サービスの責任者へ、「これで不具合は最後だよね」と話をして帰宅。
翌日のMMF参加にそなえて車中泊の準備を開始。
暗くなってきたので、ルームランプをつけようとすると…
中央とリアのランプがつかない!
また来週、三菱ディーラー行き確定(汗)
ということで、保険手続きは終わったものの、修理は続くのでありました(汗)
ほんと三菱ディーラーさん、最後までしっかりお願いします!