
佐藤守元空将の本を読みました。
中国の海洋進出が脅威となる中、
安保は重要と思い、本書を選んだが。
フィリピンに数年いましたが、
軍事力なき国家がどんな結果を受けるか
中国のサンゴ礁への基地の建設で
嫌と言うほど思い知らされました。
残念ながら、尖閣も
全く同じ動きを辿っている。
領土を守れない国家など、
もはや国家ではない。
究極的には植民地化されても、
対抗すら出来ない訳だから。
残念ながら、国連は中国が常任理事国である以上、
中国に対して何らかのアクションは期待できない。
本書は色々、極端な所もあるが、
私も近々、憲法改正は必須と思われる。
また、シビリアンコントロールの限界も、
菅政権の体たらくを見ていれば納得である。
そして、最も私が考えさせられたのは、
終戦の決意を誰がするのかと言うところである。
残念ながら、
今のままだと、中国と開戦や局地戦は間違いなく発生する。
開戦は何らかの現場の暴発などでも
発生してしまうかもしれないが、
果たして、尖閣や沖縄を中国領土として
全面降伏する決断を誰が出来るのか?
たかが、その時の政党の党首に過ぎない
総理大臣にその決断、責任を取る事が出来るのか甚だ疑問である。
その場合、終戦を国民に納得させれるのは、
第二次大戦と同じく天皇陛下しかいないのでは無いか。
すでに、投票率から考えて
民意を反映しているとは言い難い、
現在の崩壊している民主主義のシステムによって
選ばれた総理大臣に、
どれほどの期待をして良いのか。
シビリアンコントロールの限界は来ている。
本書では天皇の権限強化を説いているが、
私の考えは
アメリカの用に少なくとも、
国家元首は国民投票による選出が必須だろう。
政党政治ではやはり責任が曖昧すぎる。
日本人は昔から責任を取ることが出来ない
国民性であるが、
有事にあたり、責任を誰が取るか。
残念ながら、今の平和ボケ憲法では
話の通じない、IS、中国等には
全く対応出来ない。
天皇陛下に終戦の責任を負わせるのは
第二次大戦までにして、
民主主義国家である以上、
私は民主主義の直接選挙で選んだ大統領が責任を負うべきであり、
間接的には民衆が責任を取る必要があると思われる。
混沌の時代とかメディアは無意味に騒ぐが、
混沌なら、ますます政治が混沌してはいけないのでは無いか。
今の政治システムはとにかく
限界が来ていると思われる。。。
Posted at 2016/01/11 19:05:59 | |
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