
僕はベア・グリルス。世界の危険な場所に赴き、生き残りに挑戦します 。
そこでは確かなサバイバル術がなければ 一日と持ちません。
今回の舞台はJAPANのGUJOシティーにあるHIRUGANOハイランド。
雪に埋まったMR-Sを救出する技術をお教えします。
デッ、デッ!デッデン!!
「MAN VS WILD」
with bear grylls
「僕は今!!HIRUGANOハイランドの駐車場に居ます!!!凄い雪です!!!!雪が降る中では音が掻き消されるので!!!大声で叫ばないと会話が成立しません!!!」
高原では叫んでも平気ですが、雪山だと雪崩の恐れがあるので注意しましょう。
二年前雪山登山を楽しんでいたグループが遭難し、救助を求めて助けを求めた際に大声に反応して雪崩が起きました。
幸いにも救助班が駆けつけるまでに時間がかからず大事には至らなかったですが、万が一遅れたら...分かりますね?
「この地域に住まう先住民は昔雪に埋まった自分の車を救出する為に数々の知恵を絞り出し画期的な方法で自分達の車を掘り起こしていました!それを今から実演したいと思います!」
昨晩屋根から雪下ろしをしたにも拘らず、30センチも積もっていました。雪下ろしをしなかったサイドマシンのムーヴは屋根に60センチも積もっていました。
「まずは屋根の保護の為に雪を下ろしておきましょう!!幌が破けても困りますからね。」
車に近づこうとすると、足が埋もります。
膝上まで埋まってしまい、ブーツの中に雪が侵入してきました。
ブラシを使って車を傷つけないように雪下ろしします。
「ご覧ください!車のカバーが凍りついて剥がれません!まずは車の周りの雪を退かしましょう!!!」
雪かきに必要なのは、くじけない心と頑丈なスコップが必需品です。
今回使ったスコップは鉄製の大きなスコップです。
足でスコップを蹴るように掬い、雪を捨てて行きます。
注意すべき点は...
ズルッ!
「滑らないように足元を確認しましょう。おかげで僕は雪まみれです。」
転んだ先が雪だったので助かりましたが、石や岩が頭に当たれば救助は望めません。
ドアが開く場所まで来ても油断してはいけません。ドアが凍りついて開かない場合が大多数です。
後ろに回り、マフラー付近の雪を退かしましょう。
「次に車のカバーを剥がします!凍りついてカバーが固く張り付いて剥がれません!!
僕は今回お湯を使いました!サバイバルにおいて、お湯が入手出来る場合は少ないですが、使えるものは使いましょう!」
お湯をかけて、すぐに剥がします。
水分があるだけですぐに凍りついてしまいます。
お湯をかけて剥がす、を繰り返しカバーがようやく剥がせました。
「次は車内に侵入します!!カバーを剥がした時と同様にお湯を使います!!」
過去にHIRUGANOハイランドで雪に埋もれた車に乗ろうとした住民が、ドアノブごと引きちぎってしまう事がありました。
大事な車なので壊したくありません。お湯を使って慎重にドアを開けていきます。
「エンジンをかけて車を温めます!!さっきマフラー付近の雪を退かしたのはこのためです!!」
マフラーに雪が詰まっていたら大変な事になります。エンジンがかかったら雪を吹き飛ばすように空吹かしします。
「これで一安心です!ギアをニュートラルにして車の前の雪を退かしましょう!」
特にエアロ周りの雪を避けないと割れて大変な事になってしまいます。僕は既に買ったばかりのMR-Sのエアロを割ってしまったので、恐怖感が蘇ります。
だいぶ退けられました。それでは窓の雪を退かしましょう。スクレーパーで傷つけないように優しく優しく削っていきます。
車を温めてあるのはこの作業の為でもあります。
「かなり雪が弱まってきました!このまま休憩せずにやりましょう。タイミングを逃してしまうとまた最初からやり直しですからね。」
スノーリゾートとしても有名なHIRUGANOハイランドはかなりの高地にあるため、天気が崩れやすいのです。
雲を見ると晴れ間が見えてきて、嫌な感じもありませんので大丈夫だとは思いますが、念のために。
「雲は見かけ通り」先人の知恵ですね。
「これで下準備は完了です。いよいよ車を動かす時が来ました。ギアは1のままでゆっくり動かしましょう。焦ってギアを変えてしまうとタイヤがスタックしてしまいます。コツはゆっくり一定のスピードで。やってみましょう。」
ある程度嫌な音がする気がしますが、その殆どが雪の音です。決してエアロを擦ってる音ではありません。そう言い聞かせるのもコツのうちの一つです。
「スタックしてしまいました。雪の処理が甘かったのでしょうか。ここで諦めてはいけません。ゆっくり後退し、もう一度です。」
今度は動きだし、安全帯に出られました。事前に雪かきしてある駐車スペースに動かしましょう。
「今回は初のチャレンジ、雪かき作業をなんとかやり切る事が出来ました。雪道で大事なのは先人のアドバイスを守ること。これはどのサバイバルにおいても大事ですが、今回は特に当てはまるシチュエーションでした。運が悪い事に今回の積雪で屋根付き車庫まで移動は出来ませんでしたが、雪かきのテクニックを覚えられただけでも今後の武器になります。冷えた体を引きずりながら帰路に着きます。」
こうして僕は豪雪地帯HIRUGANOハイランドを生き抜く術を学びました。
初歩的な雪のトラブルに遭遇しましたが、それを脱することが出来たのも、諦めず生き残ろうという強い気持ちと確かなサバイバル術を学んでいたからこそなのです。
この番組は専門家の安全管理の元で撮影しています。マネしないでください