いつもの病院に行った

今日は駐車場が混んでいた。
入り口の体温計のロボットは相変わらず体温が高いとかマスクをしろだの言っている。
それを無視して受付に向かう。
知っているんだ。
あのロボットは故障しているが、医師はどうして良いのか分からずに放置しているんだ。
待合も混んでいる。
いつになったら呼び出されるんだろう。
やれやれ。

暫くすると検査室に呼び出された。
中からは「来た、来たよ」とナースの声。

扉を開ける。

チョコ父「ハイ、メアリー。元気かい？」
メアリー「私、メアリーじゃ無いよ。なんで？」
チョコ父「ナースはメアリーと決まってるだろ？」
メアリー「はいはい。椅子に座って」
チョコ父「あちらでは何してるの？」

何やら注射器に薬を入れて並べているナース達。
メアリー「インフルエンザのワクチンの準備よ」
作業をしているナースが「撃ってく？」
チョコ父「ナンシー、何を言ってるんだい？」
メアリー「私、ナンシーの方が良いな。ワクチン、たくさんあるから、撃っちゃおか。たくさん。」
メアリーはチョコ父の腕をつつく。
チョコ父「勘弁してくれよ。痛いんだろ？」
ナンシー「痛いわよ〜」
パチン。
チョコ父「何を言ってもきちんと仕事しますね。」
メアリー「血液検査の結果は先生から聞いてね。で、先生の名前は何にしてるの？」
チョコ父「痛かったよ。先生はボブかゴードン」

検査室を後にした。
検査室からは「チョコ父さん、来る前に映画を観ていたよ、絶対に」と、キャッキャ。
(正解だ)

暫くすると診察室に呼ばれる。
診察室にはナースが集まっていた。
チョコ父「君たちは、なぜここに集まってるの？ワクチンで忙しいんだろ？待合はいっぱいだぞ！」
メアリー「で？先生の名前は？」
(仕事に戻る気はないな、、、)
チョコ父「ボブ、、、」
医者「ゴードンの方が良かったなぁ」
チョコ父「Drボブまで、何を言ってるんだ？」
Drボブ「話はナンシーから聞いてるよ」
(ボブはメアリーとナンシーを仕事に戻す気はないな、、、)

メアリー「私、ナンシーの方が良かったなぁ」
Drボブ「結果は良くなってますな。後少し頑張りましょう。薬を出しておきますね」
チョコ父「はい、、、」
Drボブ「インフルエンザのワクチン、たくさんあるから撃ちます？」
チョコ父「痛いんでしょ」
Drボブ「もの凄〜く、痛いですよ」
チョコ父「部屋、出ても良いですか？」
Drボブ「はい、お大事に」