今年は娘の夏休みが短いので、一緒に旅行に行ける日程が限られてしまってます。
6月中頃にとりあえずホテルの予約を入れました。これくらいのタイミングじゃないと予約が埋まってしまいます。
世の中はコロナ禍の真っ只中です。
「まぁ、8月中頃だし、コロナも収まってんだろう」的な勢いで、予約を入れました。
全く収まってない!絶対に湘南ナンバーは石を投げられる!どうしよう、どうしようと決断を先延ばしにしていたら、キャンセル料が発生する時期にまで来てしまいました。
行く場所は決まっています。
本州最南端の「潮岬」です。
去年は足摺岬、室戸岬と廻りました。そして今年は潮岬です。台風通過岬3兄弟の次男坊的存在です。ランキング的に室戸台風、伊勢湾台風ですからね。台風が来ないことを祈りますが、今回はそれ以上に新型コロナです。
カミさんは「石投げられるならまだしも、コロナもらってきたらどうすんの?あんた糖尿だから確実に死ぬよ?」と脅します。
毎日渋谷に通勤してる方が確実にヤバいと思うんだけど。
そして、3つの約束をしました。
1:行動を起こす前と起こした後にアルコール除菌
2:マスクを必ずつける。1日2回交換する
3:密を避け、店内飲食はなるべく避ける
はいはい、わかりましたわかりました。
というわけで、あまり派手な行動をせず、人里離れた場所を移動して、混雑を避ける。アルコール除菌も重要なので、積極的に体内もアルコール除菌しなければ。
さて、午前2時出発です。
娘は興奮してほとんど眠れていません。でも、高速道路を走るセブンの助手席で眠るスキルがあるので、あまり心配していません。
さて、どう行くか。
名古屋から四日市、津と回って到達する方法も考えたのですが、ずーっと高速でつまらないなぁと思い、伊勢湾フェリーで鳥羽まで行くコースを採用しました。セブンで初めての海路です。
伊良湖岬に7時過ぎに到着しなければなりません。
2年前に同じ場所を訪れました。もう慣れたものです。
やはりコロナ禍の影響でしょう。東名高速はガラガラです。快調に走っていきます。頼むぜ相棒My7。
セブンに乗ってて、暑さや寒さはどうにでもなるのですが、唯一、走行風で目がやられてしまうので、必ずサングラスをかけます。
夜間にあまり走行することがないので、夜用のクリアーな防塵ゴーグルを忘れていました。なので、パパはヘルメットを被ります。娘は風を感じたいようなのでサングラスだけ。
足柄SAでコーヒータイム。娘も風を堪能しきったようなのでヘルメットを被ります。就寝準備完了です。
牧之原インターで、軽く夜食を食べました。ここで朝日を拝みます。あー、とてもいい天気だ。暑くなりそうだ。

西方面の旅行や極鼻などで、何回も東名を走っているので、そろそろ静岡の横幅にも慣れてきました。
僕は北海道出身なので、北海道換算してみます。

茅ヶ崎から浜松って、中標津から帯広ってくらいでしょ?余裕余裕。
浜名湖手前で東名を降りて、渥美半島の先っちょを目指します。伊勢湾フェリーはお盆の時期は予約できないので、なるべく早めにチケットを購入したいものです。

意外と空いてた。さすがコロナ禍。
セブンでフェリーに乗るのは初めてなので、ちょっと緊張します。55分で鳥羽に着くので、名古屋経由よりも格段にお得な感じがします。なにより、休憩できる。意外と近いぞ、三重県。
今回の目的地は潮岬ですが、紀伊半島には他にもいろいろ目玉があります。
伊勢神宮、鳥羽水族館、赤福、伊勢うどん、松阪牛、てこね寿司。アワビに伊勢エビ、近大マグロやクジラに至る海産物。どれも捨てがたい。1泊2日で全て楽しむのは難しい。
今年は新型コロナで大変なことになってます。我が家の安泰を祈願することを第一に考え、是非とも伊勢神宮の参拝を最優先しました。去年遷宮したばかりだしね。

鳥居を過ぎたら撮影禁止なので、画像はここまで。
世界が、人類が、災厄に見舞われることなく平和で安寧で穏やかな暮らしを営んでいると、結果、僕の仕事はラクになるので、世界平和とコロナ鎮静を願ってまいりました。このブログをご覧の皆様にも御加護がございますように。
さて、めちゃくちゃ暑いです。そして、めちゃくちゃ広いです。いつも行く鶴岡八幡宮の30倍はあるんじゃないかってほど広いです。途中の手洗場という名の給水所でガブガブ水を飲み、参道を歩きます。
「暑いねえ、めちゃくちゃ日差し強いよね」
「しょうがないよ、ここは天照大御神を祀ってるからね、簡単に言うと太陽の神様だな」
「あー、じゃあしょうがないね」
娘が素直に育ってくれて、パパはうれしいよ。

参道はこんな感じ。コロナ禍でもそこそこ人います。
多分コロナじゃなかったらこれの数倍いたんだろうなぁ。罹患してる人には悪いけど、ゆったりと楽しむことができました。
そして、お昼ご飯です。

熱いタイプのうどんです。冷やしとかは無いそうです。写真でしか知らなかったのですが、パッと見では冷やしぶっかけうどんっぽく見えるのだけどね。
決して不味くは無い。むしろキリリと醤油が立ってる感じが好きな味です。しかし、うどんが独特で。讃岐うどんに対するアンチテーゼで溢れてる、そんなうどんです。好みが分かれそうだけど、10分どん兵衛が好きな人にはたまらないかもしれません。
今回はトランクにヘルメットを2つ、着替えのバッグが一つ入っています。1泊2日なので、これくらいで十分なのですが、お土産が全く入りません。いつもだとトランクの上に乗せるバッグを使うのですが、紀伊半島の名産品をなめていました。お土産を入れるためにも、トランクバッグは用意しておくべきでした。
というわけで、伊勢神宮お土産はお守り2つだけ。すまんな、妻よ。
さて、今回の目的地は潮岬ですが、もう一つ、伊勢湾入口のちょっとでっぱったところにも先っちょがあります。大王埼です。伊勢神宮の近くの大王です。物凄い権威を感じます。行かないわけにいきません。

漁港の駐車場に停めてしばらく坂道を登っていくと、真っ青な空に白い塔が姿を見せます。
めちゃくちゃ暑いです。
珍しく登れる灯台でした。

こんな感じをずーっと登っていきます。

超海綺麗。

灯台も平凡な作りながらも、夏空に映えてとても綺麗です。大王な佇まいはそれほど無いかなぁ。
この大王埼灯台を見てしまうと、俄然潮岬灯台への期待値が増します。
ここから潮岬までは3時間半程度。ちょうど夕方の日が沈む絶好のタイミングです。期待が膨らみらます。

残念。灯台の近くまで行けませんでした。

本当はドローンを飛ばして、上空から撮影したかったのですが、送信機が故障してしまい、結局撮影出来ず。こんな画像しか撮れませんでした。

本州最南端の記念碑で撮影。
潮岬制覇です。
いやぁ、暑かった。意外と遠かった。
しかし、もっと過酷な2日目が待ち構えているとは、二人はこの時知る由もなかったのです。
続く。