ケータハム純正のメーターを、全てSmithsのメーターに交換してから何年経っただろう。
燃料計が厄介で、キャリブレーション?がなかなか進まないけど、まぁ、満タンと3/4が分かるからよしとしよう。
ここまでが去年の冬あたりのお話。
何度も語ってるけど、僕は電気のこととか、自動車工学とか一切わかりません。階段のスイッチの仕組みも何度も説明受けても理解できないくらいです。
なので、メーターの配線だとか、よくわかっていないまま、作業を始めました。
配線間違えても、どっかのヒューズか飛ぶだけだろう?程度でガシガシいろいろやりました。
こんなのを使って。

配線ミスっても繋ぎ直せるやつを使って、とりあえず、メーターが正しく動くようにいろいろトライ&エラーを繰り返して、数年かけてメーターを全て交換できました。
ということは、現在の配線が正しい配線であるということが導き出されます。
しかし、正しい配線が、美しい配線というわけではないし、安全な配線というわけでもありません。
エレクトロタップが鈴なりになっていて、使わなくなった古い配線が枝垂れています。
枝垂れた先に件の結線コネクタがぶら下がっています。
あとでメーターの配列変えるかもしれないから、と長めにあつらえたケーブルたちは蜘蛛の巣のようにスカットル内を埋め尽くしています。
メーターが動くことは確認できた。次のステップは、配線を綺麗にすることだ!
まずはコネクタ類を全て圧着端子に交換してスッキリさせよう。
こういう作業は手順をまとめておかないと、効率も悪くなるし、終わりが見えなくなる。
(1) 接続コネクタを全て圧着端子にする。
(2) ヒューズボックス取出しを配線し直す。
(3) アース線をまとめる。
(4) ついでにアーシングする。
たった4つのステップで作業は完遂するのだから簡単なものだ。
サクッとスカットルはずしてー。
なんか、途方もねーなぁ。
簡単そうな(4)から始めることにする。

電スロとスロットルボディとエンジンヘッドとボディに取り付けます。しげちゃんもやってたし、なんか御利益あるんだろう。オルタネーターは手が届かなかったからスルーです。
さて、次は配線だ。
まずは完動している各種メーター類に刺さっている配線をコネクタから圧着に変えていきます。
コネクタ外して、収縮チューブ入れて、皮剥いて、筒挿して、ペンチで潰して、反対側も皮剥いて、筒に挿して、ペンチで潰して、最後にライターで炙って、出来上がり!
果てしねーなぁ。
アーシング作業で、すでに太腿裏の筋肉がぷるぷるになって、膝と腰が痛くなり、この調子だとあと3本くらいしかできない!
タバコを吸いながら、何かいい方法がないかを探し続けるのです。
あー、俺に金があれば、誰かにやらせるんだけどなぁ。世の中結局金かよぉ。
と、シゲちゃんの顔を思い浮かべながら、ガレージを見渡すと、そこに洗車用のバケツがあるのを発見。
これだ!これを椅子にすれば、太腿ぷるぷるにならずに済むんだ!こんな楽しい作業をシゲオにくれてやらずに済む!
椅子に座りながらやると、とても作業が捗ります。ハマラジなんかを聴きながら作業したりね。みんなもセブンのメンテの時はバケツに座るといいよ。
でもね、物凄く単調な作業が果てし無く続くのですよ。
コネクタ外して、収縮チューブ入れて、皮剥いて、筒挿して、ペンチで潰して、反対側も皮剥いて、筒に挿して、ペンチで潰して、最後にライターで炙る。
コネクタ外して、収縮チューブ入れたつもりで、皮剥いて、筒挿して、ペンチで潰して、反対側も皮剥いて、筒に挿して、ペンチで潰して、最後にライターで炙ろうとしたらチューブを忘れているのに気づいて、振り出しに戻る。

作業1日目の夕方手前。およそ1/3がスッキリする。この調子でいけば日没までに2/3は終わるだろう。

終わりが見えたから、アイスを食べる。
何が大変って、コネクタとかエレクトロタップを外すのが大変ですね。短くなるから切るわけにいかないし、ペンチとかで外しにくいし。
あと、電工ペンチじゃ被覆剥がすのも地味にめんどくさいし。
線の途中から割り込ませるのは、今まではエレクトロタップを使っていたけど、線の途中の被覆を剥がすのがめちゃくちゃ大変です。
というわけで、こんなやつを買いました。

ケーブルストリッパー!真ん中も剥けるヤツ!
これは最高ですね。とっても最高。
そこらへんの電線をガシガシ剥きたくなります。
それと、コレも優秀!

ハンダスリーブ!
真ん中に低温ハンダが入ってて、熱収縮チューブになっているので、皮剥いたケーブル差し込んで、ライターで炙るだけ!するとハンダが溶けて、チューブは収縮するし、防水だし、いうことなしだね!
何より収縮チューブを入れ忘れる痛恨のミスがないってのがいいね。
コネクタ外して、収縮チューブ入れて、皮剥いて、筒挿して、ペンチで潰して、反対側も皮剥いて、筒に挿して、ペンチで潰して、最後にライターで炙る。
この作業が
コネクタ外して、皮剥いて、ハンダスリーブ挿して、反対側も皮剥いて、スリーブに挿して、ライターで炙る。
これだけ。
でもね、アストロで5個入り1袋しか売ってなかった。箱買い必至だね。
こういう便利な情報ってのを共有したいんだけど、なかなか見つけられないよねー。

かなりスッキリしました。あとはタイラップでまとめて、ケーブルに付箋を付けて、一旦は終了ってところです。
配線をまとめるにあたり、線の長さを揃える、取り回しの見当を付けておく、この2点がとても重要だということを思い知りました。
隣のスイッチの配線を跨いで結線してしまったり、タイラップでまとめるはずが、片方が短すぎて思うようにまとまらなかったり。
きっちり図面を書いた方が良かったのかもしれない。めんどくさいけど。
あと、もう使わなくなった、デフロガーやワイパー、ウォッシャーなんかの配線を取っ払ってしまうかどうかの踏ん切りがなかなかつきません。
この車を手放した時に次の人どうするかなぁ、とか、いやいや廃車するまで乗るんだ、という狭間で揺れ動く心がまだ少しだけ残っているのです。
まぁ、ばっさり取り除くけどね。
さて、これでダッシュパネルの装備品はオッケーです。
次は、いよいよダッシュパネル作りです。穴あけまくるよぉ。