最大の目的は、能登半島の先っちょに行くことです。
しかしながら、北陸地方はなかなか魅力的なところです。
先っちょに行って帰るだけでは物足りません。
セブンで行くのだから、ドライブを楽しまなければいけません。しかも今回は2泊3日。時間には若干のゆとりがあります。
先っちょツアーには、ルールがあります。
1:灯台と写真を撮ってゲット達成。
2:先っちょ近くのホテルに泊まる。
3:先っちょ近くの回転寿司に行く。
先っちょってことは、港町です。港町には美味しいお寿司屋さんがあります。娘は人見知りなので、回転している寿司屋じゃないと緊張してしまうそうです。
1泊目の宿は、能登半島先っちょのすぐ手前の狼煙館という旅館です。近くのホテルというと、ランプの宿っていうのが有名ですが、予約が取れません。めちゃくちゃ高いし。
Googleマップでみるとものすごく辺境なところにあります。明るいうちに到着しないと、暗い山道で心細くなります。到着19時に設定してコースを決めました。
午前3時に家を出ます。朝食は諏訪湖サービスエリアで取る予定です。松本インターで降りて、安曇野方面に走らせ、安房峠トンネルを経由して富山に向かいます。
あれ?寒い。熱中症対策ばかりに気を取られ、長野の山道を抜ける時の風の寒さは考えていなかった。娘にパーカーを羽織らせ、僕は半袖のまま。どんどん体温が奪われつつありましたが、徐々に陽が高くなり暑さへと変わります。トンネルを越えて、スーパーカミオカンデの横を通り、富山県に入ります。
途中、何箇所かの道の駅で喫煙タイムと水分補給です。車を停めて休憩をすると、必ず、ハチがやってきます。しかもでかいやつ。たぶん、出発前の日曜日にに箱根の山で誰かさんが殺害したハチの「助けてフェロモン」が、僕のセブンに付着していたのでしょう。よくみると、ノーズコーン上空を、8の字を描いて飛んでます。これは仲間を呼ぶ合図です。少しだけ誰かさんを恨みました。
富山市内に入ったのが10時すぎ。アピタで娘の帽子と冷感マフラーを購入し、少し早めですが、富山ブラックラーメンを食べに、「ラーメン万里」に向かいます。
ここのラーメンは、富山ブラックの中でも僕の大好きな平打ち縮れ麺です。娘の意見など聞かず、ここに決定しました。
想像どおり、濃いめの味付けで、ライスに最高にマッチします。ただの醤油じゃなくて、焦がしているのてしょうか、娘は苦味が気になるらしくて、好きじゃないと言ってました。
猛暑の中のドライブです。ここで塩分を摂取しておかないと、熱中症になってしまいます。
しかし、しょっぱかった。
富山の市街地では、涼しい風など一切なく、車を走らせて感じる風は生暖かく、なんとか早く抜け出したい一心でアクセルを踏みます。

駅前交差点では、どこかのテレビクルーがカメラを構えていました。
8号線から能越自動車道に向かい、能登島方面に走らせます。8号線は昼下がりだったこともあり、暑さもピークです。エアコンと麦茶が進みます。クーラーボックスの中はまだまだキンキンに冷えています。ビールだったら、よかったのに。
能越自動車道は、誰も走っていません。ものすごく見通しの良い自動車道ですが、能登島方面に走ってるのは僕らのクルマだけです。市街地に比べて、風も涼しく感じます。トンネルが多く、トンネルの中は直射日光がなく、気温も低くなっており、とても快適です。
300〜400m程度のトンネルだと残念な気持ちですが、1500m越えのトンネルはご褒美です。エアコンを併用すると鳥肌立つレベルです。
能越自動車道を終点まで走り、能登島に向かいます。
道の駅を目指します。水族館とかもあったのですが、19時までに夕食を済ませ旅館に向かわなければいけないので、寄り道している暇はありません。
能登島へ渡る能登島大橋。

ほんとはカキ氷にしたい気分でした。
能登島は、最高に素晴らしい道でした。景色はもちろん、道幅も広く、アップダウンが適度にあり、中低速コーナーが続いて、ときおり、海水面とツライチになって走る道もあり、僕にとっては無理なく走らせるには丁度いいコースです。娘がいなければ、もう少し飛ばしていたかもしれません。危ない危ない。
ツインブリッジで能登半島に戻ります。
この後、七尾北湾沿岸の道を走ります。ここも最高。景色が素晴らしい。
目的の回転寿司屋は能登町にあります。予定では17時に到着して、18時にご馳走さまして、ホテルに向かうはずだったのですが、1時間ほど早く着いてしまいました。寿司屋はまだ開いていません。
しょうがないので、近隣を1時間程度ドライブしたのち、寿司屋に入ります。

「まわる寿し もりもり寿し」ですが、まわる要素一切ありませんでした。
開店時間より少し早く到着すると、板前さん達に囲まれてしまいました。
「湘南から来たの?」
「暑かったでしょ?」
「おしぼり多めに出すよ!」などなど。
どこの世界にもクルマ好きがいて、能登島をドライブコースにしている板さんもいらっしゃいました。

のどぐろ、白えびなど地の物を、大変美味しく頂きました。
娘は、回転寿司と思いきや、注文するたびに板さんと会話しなければならなくなり、緊張で喉が通らなかったようです。とはいえ、しっかり5、6皿食べていたので美味しかったのでしょう。
途中、こんなランプの宿を見下ろす展望台に立ち寄ったり、

夕焼けは半島の反対側だけど、ほんのりピンクに染まった夕方の海を見て、
1日目の宿、狼煙館に、向かいます。
「ザ・旅館」って感じの旅館でした。昭和が漂います。
狼煙だなんて、カッコいい名前だなぁと思っていたら、この能登半島の先っちょの地名が、狼煙というようです。灯台ができる前は狼煙だったのだろうか。
〜まだまだ終わらんよ 続く
Posted at 2018/07/28 17:58:22 | |
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