最近、街中を運転していた時の事、メイン道路が混んでいると思った私は裏道を通る事にしました。
私の読み通り、裏道は空いていました。
その裏道へ入る角で信号待ちをして、その道へ入ると、本当にガラガラでした。
なぜみなさんこの道を通らないのだろう。
いつもそう思っています。
まぁ、知っている人は知っている道なのでしょうが。
気分良く運転していたら、急に建物の影から赤い棒を持った警備員が飛び出してきました。
私に「こちらの道へ入れと」誘導する。
「何、この警備員、急に現れて危ないじゃない!」
そう思いました。
この道を封鎖して道路工事でも始めるのか?
それなら看板ぐらい前もって出してくれていてもいいじゃない。
工事を始めるなら、まずコーンなどでブロックするべきでしょ!
そう思った私はそのまままっすぐ進もうとしました。
すると、またまた「こっちへ」みたいな動作をする。
「何、この人、道路工事の警備員じゃないの?あぁ!ひょっとして、これは新しく建てたコンドミニアムが展示中で、私がコンドミニアムを見に来たと勘違いしたとか?」
そう思って、運転しながら手で「違います。私は違います。」と合図しながら通り抜けようとすると、その人は「こちらへ」とまだやる。
仕方なくそちらへ行き、車を止め、その警備員にこう言いました。
「急に出てきてこちらへどうぞって、危ないですよ。」
そう私は言いました。
それを聞いた彼はこう言いました。
「警察です。」
それを聞いた私はこう言いました。
「警察?またまた、警察だなんて。警察官がこんな格好してますか?」
「警察です。」
うっそぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!
私:「本当に警察の方?」
彼:「はい、警察です。」
そしてこう続けました。
「お忙しい中、ちょっと失礼します。この道は最高速度は40キロとなっていますが、あなたは56キロで運転していました。16キロのオーバーです。スピードの確認と切符を発行しますので、あのワゴン車の中へ入ってください。」
振り向くと、そこには後ろのドアが開けっ放しで、中にはテーブルと折り畳み椅子が2つあるワゴン車があるではないか!
運転手席には別の同じ格好の男性が、何かの機材に囲まれて座っていました。
ワゴン車の中の若い男性がこういいました。
「すみません、こちらを見てください。56という数字が出てますよね。16キロオーバーになります。運転免許証を見せてください。」
私はショックで、彼が言うとおり免許証を出しました。
何がショックかと言うと、スピード違反より、
「日本の警察の制服が変わっていた」という事を知らなかった事にショックで、まるで浦島太郎の気分でした。
日本って、私がいない間にちょこちょこいろんな事が変わっていたんですね。
私:「すみません。私、海外に住んでいるので、警察の制服が変わった事を知りませんでした。すっかり警備員と勘違いしていました。」
そう言うと、「海外に住まれているんですか。」と言いながら、いろんな質問をしてくるので、私もいろいろ話しました。
「仕事は?」と質問するので答えると、「へぇ、この会社のこのお仕事の方とこうやって話のは初めてです。」と言う。
多分、一生に一度ぐらいめったにないのでは。(笑)
お互いに冗談を言いながらいろんな話をし、私も素直に人生初めてのスピード違反の切符にサインする事に。
「XXまでに収めてください。」
そう言うので、「でも、私、海外に住んでいて、明日日本を離れるんです。これ、どこで払うんですか?コンビニで払えるのなら、今日中に払えるのですが。クレジットカード決算出来るのなら、今すぐ、カードを出しますけど。」と言うと、「すみません、これは国庫金なのでクレジットカードは使えません。郵便局などで払う事になります。コンビニでは支払い出来ません。」
そう笑いながら言われました。
笑われたので、「カード決算が出来ない?なんて不便なんでしょう。カードで払えるならマイルも貯まるのに。親族に警察がいるので親族割引で半額ぐらいにしてもらえませんか?」とわざと言うと、彼らはまた笑いました。
こういう和やかな感じで、あっと言う間に切符を頂いたわけですが、本当は開いていたワゴン車のドアを閉めて、私と目の前の男性2人で密室でのお楽しみでもやりたかったんですけど。(笑)←意味不明
私も一応「本当にこのスピードは私の車ですか?機械壊れていません?」なんて事を言いましたが、違反は違反。
だって、すいている道路だったので、スピードは絶対に40キロ以上出ていただろうと思うので。
私は完全に速度制限50キロだと思っていたんですけど。
しかし、今になって思うと、この道へ入る前に、index/さんが紹介してくれたレーダーが反応して「ステルスを感知しました」としゃべったなぁ。
車が自動ドアの近くだから、自動ドアのレーダーを拾ってしゃべったと勘違いしていました。
あの「ステルスを感知しました」という警告を真剣に受け取っていたらと後悔したのですが、まあ国庫金となるようなので、良いレッスン料だと思い、国のためにも素直に払いましょうって事で、さっそく次の日、朝早く、郵便局で払ってきました。
私の制服に関する勘違いと海外生活の話を冗談を交えながら会話を続け、チケット発行になりましたが、対応してくれた警察官もプロフェッショナルな方で、良い勉強となりました。
警察官に誘導されて車に乗りこむという事は、服を脱がされ薬物を所有していないか検査してくれると思ったのですが、それがなくて残念です。(笑)
Posted at 2015/03/15 23:15:01 | |
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