輸入車の持病とも言われるルーフライニングのはがれ。
放っておくと、どんどん進行して、最後には垂れ下がってきます。
応急処置をしても、またはがれてきたりして、結局は修理に出す事に。
しかし、修理代の見積もりを見てビックリ‼
我が家のPEUGEOT 308CCの場合、
諭吉さまが片手以上かかる修理代との事で、「ならばDIY!」と
自分で直す事にしました。
①まずは取り外し。
サイドウインドーのゴムを手でめくり、ルーフと分離します。
ルーフライニングを固定してある爪はフロントガラス側に4ヶ所とリアウインドー側に5ヶ所。
そこを手で引っ張って外し、ルームランプを外し、コネクターを抜きます。
ルーフを半開きにオープンし途中で止めて、リアウインドー側の二ヶ所の丸い穴を外します。
これだけで取り外しできるので簡単です。
フロント側中央に付いている丸い目クラは、単なるカバーで、取り外し時には関係ありません。
②ルーフライニングを車体から取り外したら
はがれかけの布地をはぎ取ります。
所々はがれていて、簡単に剥がす事ができます。
③スポンジカスをブラシで削り取ります。これがいちばん面倒で時間がかかりました。
ルーフライニングの上にある青色のブラシでこすり取りました。
④単純作業をする事1時間。
全てのカスを取り除きました。
仕上がりをキレイにするには、ここで手抜きをしてはいけません。
⑤似た色の合皮レザー生地を調達します。
大塚屋で120cm幅の反物があり、
80cm分購入。600円也
あとは接着用の「スプレーボンド」を
Amazonで購入。430mlで1301円也。
スプレーのりと間違えないようご注意ください。
レザーは伸縮性があるものを選ぶと貼りやすいです。
さて、いよいよ正念場の貼り付け。
⑥手順は、レザー生地の位置決めをしたら、中心部から接着します。
理由は、端から接着していくと、凹凸部分にシワが寄るため、中心部から放射線状に生地を柔らかいブラシで伸ばすように貼っていきます。
スプレーボンドは霧状ではなく、クモの糸みたいな出方をするので、ご注意ください。
ボンドはレザー生地に持っていかれるので、両面に塗布します。貼り付ける際、大きめなブラシがあると、均一に素早く貼る事ができます。
私は洋服ブラシを代用しました。
⑦端の部分は裏側に折り返し、余裕を持って切り取り、キチンと接着します。
⑧プラスチックのトリム部分は3mmほど生地を残して切り取り、中へ入れ込みます。これもけっこう面倒。生地をキズつけない固めのゴムヘラがあると便利です。
私はデザインカッターの後ろに付いているイルカのフィンのような形の物で入れ込みました。
ルームランプとリアウインドー側の穴をくり抜いて内側に折り返して接着したら完成。
⑨今回使用した器具など一式です。
マスキングテープはトリムに接着剤が付着しないように使用しました。
費用は2,000円足らずで修理完了^_^
思ったよりカンタンなので、お悩みの方はチャレンジしてみてください。
Posted at 2018/10/15 09:16:35 | |
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