
コロナ禍により遠出は難しそうですが、最近は感染者数が減少傾向ですね。このまま収束してくれると嬉しいです。夏休みTRG記事は2018年でした。紅葉TRGについては2019年のことを思い出して、今年も行けるよう願おう。ETC割引で高速道路東北6県周遊プランなどがあるようなので活用したい。
2019年の紅葉TRGは6回、6,000kmを走りました。そのうちの2,000kmを占める東北周遊を詳しく書いていきます。非常に長くなりそう。
10月17日23時、雨の降るなか出発。

朝には鳥海山へ着きたいため高速道路をひたすら走る。金曜日のため車が多く、東名は詰まり気味。圏央道からスムーズな流れになるが、北上するにつれ雨脚が強まる。タイヤはCup2だったが滑る気配なく安心して走れた。道中、水たまりがあるとは思えないペースで走る赤いバイクに遭遇。バイクのタイヤは何であれ、ライダーの腕が良いに違いない。東名でも遭遇した気がするぞ。
赤城高原SAで人と車の夜食。人は天ぷら蕎麦。車は高額なハイオク。県外ナンバーに興味持ったであろうガソリンスタンド店員から、どこまで行くか聞かれたので正直に「八甲田山」と答えると驚かれる。600km以上先だから当たり前か。
群馬までは雨だったが、関越トンネルの向こうは星が見えるくらいに天気がいい。しかし眠気が限界にきて堀之内PAで仮眠して、4時半に再出発。平日の疲れが溜まっていて、小休止が多い。この時点で行程は遅れ気味。
朝6時前には黒崎PAまでたどり着き、再び給油。人はコーヒーを補給。周囲はすっかり明るくなって視界は大きく拡がり、越後平野の広さを実感する。山が恋しい。半袖では寒いくらいの気温で、爽やかな朝の空気の中ドライブするととても気持ちいいのだが、朝日が眩しすぎてそれどころではない。このときは少しだけサングラス欲しくなった。
高速道路が途切れた先にある、道の駅朝日で再度小休止。既に500kmほど走行しているが鳥海山まで100km以上の道のりが残っている。ほんの少し色付いている木々がある山間部を抜け、道は日本海沿岸を北上していく。温海という地域で、巨大なこけしに遭遇し変な声が出る。夜じゃなくてよかった。すでに朝7時半であるが、道の駅あつみでも小休止。さらに北上すると高速道路が復活し、いいペースで走っていくとついに鳥海山が目前に出現。もう少しだ。
目前の道の駅鳥海でも休憩。旅先の道の駅に寄りたくなる性分。コンビニに寄るより旅らしい風情があると思う。といっても何も買わず店内を見物したのみ。
鳥海山の麓はまだまだ緑だけど、鳥海ブルーラインを登るにつれて色づきが進んでいく。ついついアクセルとブレーキを強く踏んでしまう。
うねうね道を楽しく登っていくと最初の展望台に到着。山側は迫ってくるような紅葉。海側は庄内平野がひろがり、写ってない鳥海山のまわりだけ溶岩帯らしく有機的な地形。
しばし風景を眺めた後、レストハウス(稲倉山荘というらしい)まで走る。このあたりが一番紅葉が綺麗。残念だが数kmで終わり。20kmくらい続いてくれたら最高。
稲倉山荘では冷凍食品のようなきりたんぽを食べ、展望台からの風景を眺めたのち秋田へ下っていく。仁賀保高原へ行きたくなったけれど、もう10時過ぎなので北上続行する。
高速道路乗ったらすぐに事故渋滞、通行止めに巻き込まれ次の仁賀保ICで降ろされる。乗る前の電光掲示板には渋滞とも事故とも表示されてなかったんだけど。これで1時間位のロス。出発から12時間経過。
明るいうちに八甲田まで行けるのかと焦りがでてくるが、下道の流れに乗ってゆっくり北上。刺激のなさによる居眠り運転をしないよう、道の駅にしめはまなすの里で仮眠してリフレッシュ。高速道路通行止めの影響か、混雑する由利本荘市街を突っ切り、国道105号を伝い大内ICから高速道路での北上を再開。秋田道に入り、八郎湖PAで休憩。なぜか『潟』でなく『湖』。残念ながら自分が寄った下り線PAから八郎潟は見えない。上りには展望台があったので見えるかも。このあたりは車が少なく、PAには3台くらいしか止まっていなかった。八郎潟は国語の教科書に載っていた気がする。
しばらくすると道は内陸へ向かい、高速道路は終了。再び下道を流れに乗ってゆっくり進む。ノーブランドなガソリンスタンドで給油し、軽く体をほぐす。復活した高速道へ乗るもすぐ先の小坂北ICで降りる。地域の人が世話しているのであろう道路脇の花が綺麗に咲いている。マリーゴールドかな?
国道208号を下り、ようやく十和田湖へ向かう樹海ラインへ入る。時刻は14時30分、曇ってきてしまった。
樹海ライン途中の笹森展望所からの眺めは、遠方が霞んでいてイマイチ。
5ヶ月ぶりの十和田湖に到着。発荷峠の駐車場は満車で、すぐ下の路側帯に停めて写真を撮る。紅葉はいい感じだが、ここも遠方は霞んでて感動が少ない。十和田湖南岸をまわりさっさと奥入瀬渓流へ向かう。
奥入瀬の紅葉最盛期まで1~2週間くらい早かったようで、まだ緑が多い。黄金色の林と白い清流とはいかない。タイからの観光客の合間を縫って撮影。下っていくほど緑が増える。
国道102号から103号へ左折し、八甲田山向かう。もう16時なのでロープウェイ方面は諦めて、城ヶ倉大橋へ向かう。標高を上げていくと再び色付いてくる。薄暗くなってきた。
目的地である城ヶ倉大橋へ到着。小さな駐車場に滑り込む。しばらくPCの壁紙にしていた場所。明るければもっときれいに見えたはず。本日の紅葉狩りはこれにて終了。
直接は市街地へ行かず道の駅があるらしいダムへ向かう。こんなカラフルなライトアップされてるダムは初めて見た。道の駅虹の湖は営業時間外で真っ暗。
道の駅で晩餐を考える。コンビニやチェーン店ではない地元の飲食店がよい。Google先生に教えてもらった「ラーメンだるまや」さんに決定。ダムから引きかえし弘前市へ向かうと、黒石市で街灯のない3車線に遭遇しどこ走っていいかわからなくなる。弘前市街地では味噌ラーメン屋が多いようで、テナントにラーメン屋が隣り合っているほど。
食べたラーメンはたしか味噌チャーシューメン。大変に美味でした。食レポ、写真は、食べログにおまかせします。評判いい店のようだ。
お次は寝る前の温泉へ。市街地を抜け、リンゴ畑を通っていく。珍しくラジオにしたら番組スポンサーが日本原燃。青森県内に原子力施設を持ってるからね。中部電力がスポンサーやっているのと同じようなものでしょう。
行った温泉は地元の銭湯のような、しゃこちゃん温泉。赤茶色でしょっぱいお湯でした。旅先での温泉は癒やされる。石鹸等は置いていないので、ロビーで購入してます。
本日の終着地は温泉近くの道の駅。おやすみなさい。
翌朝6時30分、出発しようとすると見慣れぬ大きな白い鳥を発見。白鳥だ!興奮して写真を撮りに行く。静岡だと田んぼにいるのはシラサギ、スズメ、ハトあたり。そもそも田んぼより茶畑が多い。
五所川原市街で給油し、岩木山を横目に高速道路を十和田湖方面へ南下。岩木山を西側から南へ回り込んでも良かったかも。リンゴ一大産地らしくそこら中に畑がある。静岡で茶畑がそこら中にあるのと同じ。黒石ICで降りて、城ヶ倉大橋、奥入瀬、十和田湖へ。紅葉狩りの再開だ。登っていくと雨に濡れた紅葉が鮮やかに輝いて見える。これを狙ってました。
まずは昨日は素通りした地獄沼。ここは赤みが強い。
国道103号を奥入瀬へ向かって下る。黄色が鮮やか。
紅葉が綺麗で、運転が楽しい道で、いい車で、最高のドライブである。
十和田湖西岸でこのTRG一番の写真を撮れた。
カメラ側の設定で色を変えてあるけれど、目視の印象はこのような黄色く輝いて見えている。車載動画撮ればよかった!リベンジ案件。
発荷峠を南下し、道の駅おおゆへ。最近出来たそうで建物は綺麗でおしゃれ。土産物屋を覗くがいつもどおり何も買わず。
次の目的地は八幡平。高速道路は使わず下道で向かう。大湯には環状列石あるようだけどスルー。畑のなかを通る走りやすい道で、快適ドライブ。
八幡平手前のJA-SSで5回目の給油後、八幡平への登りへ突入。こちらも素晴らしい紅葉と道で、足に力が入る。

こっちも動画撮っておけばよかった・・・。
雨なので見返峠からの眺望はよろしくないし紅葉は終わっている。岩手側の御在所あたりまで下ってくるとと色付きが戻ってくるが、少し飽きてくる。八幡平樹海ラインへ行けばよかったかな。
下りきって東北道に乗り、東北道岩手山SAのレストランで遅い昼食。人気1位の謳い文句に釣られ佐助豚みそ焼き丼を注文。盛岡冷麺は5月に食べたのでパス。
他にどこへ寄るか考えながら南下。土砂降りに遭い、走るのに必死。休憩を兼ねて前沢SAでおやつ。前沢牛A5の串焼き。残念ながら脂っぽさが自分の好みではなかった・・・。休憩している間に雨は上がったので緊張感がほぐれてリラックスして走れる。
まだまだ南下。那須高原SAのテラスレストランで夕食。何食べたかは忘れた。
レストランはフードコートより少し高いメニューだけど、美味しいし、静かに落ち着いて食事できていい。
食事後は次の行き先を考える。休日はあと1日ある。どうするか・・・。
迷うんだったら帰る。というわけでさっさと静岡へGO。圏央道までは空いてたけど、東名足柄までは混雑。はやく新東名を全線開通させてください。
那須高原からノンストップで走り、日付が変わる頃帰宅。翌朝洗車して終了。
49時間、2127.9kmのTRGでした。
そうそう、明日参加される方、ヨロシクオネガイシマス。