HANKOOK VENTUS V12 evo 205/45ZR17  

【総評】
純正POTENZA RE050Aが昨シーズンで終わってしまったので、交換しました。
本来なら国産に行きたいところですが、純正POTENZAの乗り味をスポイルすることの無いレベルのタイヤだと、かなりのお値段に、、、、

いろいろと候補を上げて調べて見ましたが、コストパフォーマンスに優れ、且つ評判の良いHankook Ventus v12 evoをチョイスしてみました。
初のアジアンタイヤで少々不安はありましたが、500km程走った所で大体性格が掴めたのでレビュー致します。

純正POTENZA RE050Aとの比較にて
・サイドウォールは柔らかい印象です。また、ドレッド面も、コンパウンドの違いからか微妙に柔らかい感触です。
ですので、高荷重下でのクイックステア入力はやや苦手だと感じました。

・ブレーキングでは、何のストレスもなくきっちり止まります。

・グリップですが、ドライ、ウェット共に、普通に走る分には何ら問題ありません。
前述した通り少し柔らかいからか、ワンテンポ遅れて車が反応するような感覚ですが、そこからじわっと粘ってくれます。
ある程度のGを超えると滑りますが、急にブレイクするわけでもなく、穏やかです。

・ロードノイズはBRIZAC REVOGZとの比較になりますが、それよりは静かだと思います。
法廷速度(60km/h)では「サー」と言う感じの高音よりなノイズが聞こえます。
個人的には気にならないレベルですが、高級車やコンフォート思考の高い車には向かない印象です。

・燃費ですが、こちらに関してはかなり悪いです。
使用しているホイール(SSR GTV-03)の重さによる影響もあるかと思いますが、調べたところによると、「自然制動距離」と言う"無抵抗下で自然に止まるまでの距離"が現存するタイヤの中で3番目に早く止まるとのことです。
要するに、摩擦係数は高いということだと考えます。
その分、縦方向(加減速)のグリップは良い印象で、しっかりトラクションがかかります。

・高速度域(100km/h以上)での妙なバイブレーションはありません。真円度はあまり良くないとの評判でしたが、今のところ不具合は無いです

以上のような性格のタイヤであると感じました
総じて、町乗り＋流す程度のドライバーには十分な性能かと思います。

韓国製という事でいろんなご意見あるかと思いますが、そこを気にしなければ良いタイヤだというのが個人的な見解です。

【満足している点】
・コストパフォーマンスの良さ
・十分なグリップ、滑り出しの穏やかさ
・乗り心地の良さ
・アグレッシブなパターン

【不満な点】
・もう少しサイドウォールに張が欲しい
・燃費が悪い
・人によっては気にするであろう「韓国製」


※長文ご覧頂きありがとうございました。