まずはA4 2.0T quattro S-Lineに試乗。先日はディーラーでの試乗は下ろしたての車でしたが、今回は2,500キロほど走行済み。
足回りは好みによると思いますが、自分的には硬過ぎ。S8の20インチよりも硬いです。もう少しサスとショックが馴染むと当たりも柔らかくなると思われますが、購入を検討される方は、試乗して確認されることをお勧めします。
7速S-トロニック、今回は意地悪な加減速をしても非常にスムーズなギアシフトをします。学習効果も利いているようです。
シフトノブへの振動もなく、走りの上質感はB7より明らかに向上しています。やはりA4の本命として期待に違わない出来です。
お約束で桜とともに。
次は期待のNew S4。こちらも2,500キロほど走行済み。
早速エンジンをスタート。
この演出は好みによりますね。自分はあまり好きではないな~。。。
まずはホテルの出口に向かって加速。アクセルを踏み込むと即座に加速していきます。低回転からTorqueが立ち上がり、踏み込んだ感覚はNAに近い味付けです。
まずはホテルから、湿生花園~仙石原の交差点までは狭い適度なクネクネ道。やはり頭の軽さを感じます。
ドライブセレクトのAutoモードでは、足回りは思いの外にソフトです。セダンはミシュランを履いていましたので、タイヤの影響もあるかもしれませんが、2.0T quattro S-Lineよりも、乗り心地ははるかに良好。Dynamicの足回りの硬さは、日常では必要が無いかも。
2.0T quattro同様、S-トロニックの変速の躾は非常にスムーズ。ショックを感じさせないところは、やはり学習効果でしょうか。
短時間の一般道での試乗では、リヤスポーツディファレンシャルの効果の真髄まで感じられたかが微妙ですが、意識的に高めの速度でカーブに進入しても、無理やり曲がる感じがありません。40:60のquattroのTorque配分と相まって、ますます曲がりやすくなったのは間違いないところ。
New S4のセダンでの785万円という価格、AJとしては戦略的にではなく、普通に決定した価格ということです。AudiのSシリーズはAシリーズのトップとの位置づけですので、直接のライバルはB社の3シリーズ、D社のCクラスのトップレンジになります。quattroであること、内外装の質感、走りの質、走行時の安心感などを世間がどう評価するかにもよりますが、相対的には圧勝でしょうか。本当の評価は自分で所有し、自由に乗ってみないとなかなか出来ませんが。