この度、オーナー様のご厚意によりnismoを試乗させていただきましたので、MY14との違いを報告致します。
先ずは、外観です。
やはりカーボン部品が一番目立ちます。近くで見ると一層奇麗で、マニアには羨望の的でしょう。
リアも迫力があります!
<サスペンション>
乗り始めて直ぐに感じたのが、標準車のモードを一段上げたような感覚です。コンフォートなのに標準車のノーマルに近い乗り心地です。一般道では、轍や段差があるとかなりショックが感じられます。
しかし、高速になるとフィーリングが一変します。専用のタイヤと相成って特にコーナーでのグリップ感は半端なく、限界なんてあるの?って感じです。
標準車でもコーナーでの接地感はかなりのものですが、更に4~5割増しのような感覚です。
<エンジン>
私のMY14はスポリセを行っており、ノーマルより幾分アクセルレスポンスが良くなっています。今回、試乗したnismoも同じスポリセ仕様でした。
nismoのスポリセはリミッターカットのみで、エンジンの制御に関するリセッティングは行っていないにも関わらず、アクセルのフィーリングは私のMY14と同じでした。
私は、普段の運転ではこのリニアに反応する気持ちよさが一番楽しく感じましたが、エンジンそのものの特性はあまり変化は無く、元々トルクがある低、中速のトルクが更にアップしたような感覚だけで、高回転ではあまり変化が感じられませんでした。
しかし、nismoはタービン自体が標準車と違うためトルクが高く、いかにもターボが効いて車が軽い感覚です。また、マフラーの構造が多少違うのか排気音も少し低音で、抜けが良いような感じがしました。
<ミッション>
標準車はバドルでシフトアップを行うとギアが切り替わる時に少しショックがありますが、nismoはスムーズです。
これは、単にクラッチの調整具合の違いなのか、またはオイルの違いによるものなのか?トルクが高くなっているのに、少し意外に感じました。
<その他>
シートもnismo専用品のカーボンに変わっています。バケット部分が標準車より深くなっていて、横幅が狭くなっているので100mm近くセンターにリセットされています。より車体中心に移動したことにより重量配分の変化や車幅感覚が掴みやすくなり、運転がし易く感じます。
これは良いのか悪いのか分かりませんが、運転席と助手席との距離がかなり縮まってます。
私は水野モデルと言われるMY13以前のモデルには乗ったことは無く、MY14モデルで初めてR-35に乗りました。
GTRは思っていたスポーツカーのイメージと違って以外と乗り心地が良いなぁと感じ、長距離ドライブでも全く疲れなく走れるツーリングカーとして利用しています。
対してnismoは、水野モデル最終型のMY13大幅進化版で、より一層レース走行に適した素晴らしい魅力のある車に思いました。
以上、私なりに感じたことを書いてみました。
オーナー様、大変ありがとうございました。