
先週末の土曜は、実は秋葉原に行ってきました。
今まで一度だけ駅から下りたことはあったのですが、町を歩き回ったのは初めてでした。
なんだかんだで充実した時間を過ごせた気がします。
初めはちょっとカタいことを書きますね。(でも後半にはちゃんと明るい話題も書きますのでご覧下さい。)
秋葉原に行ったからには、豪遊しなくてはいけませんね。社会人になって、学生時代に比べたら遥かにお金持ちなので、当然豪遊しました。
でも、一日中テンション高かったかといえば、そうでもなかったです。
まず出会ったのは、義足の男性でした。
視界の端に見覚えのあるものが見えたので顔を向けると、義足でした。私の身近にも義足の人がいるので、見慣れてるんです。
私はその人が路上で何か創作したものを売っているのだと思いました。でも違いました。
その人の前には、小さなかごと、文章を書いたダンボールが一つ。
「事故で片足を失いました。……」
そう書いてありました。
私が思ったのは、「なんか、今の日本はちがう気がする。何かズレてる。欠けてる」でした。
可哀想、とか、助けなきゃ、とは思いませんでした。可哀想かどうかは外から見て決めるものじゃないので。
私が↑のように「んー」と微妙な気分になったのは、「この人はここにいるべき人じゃない」というか、「なんでこの人はここにいるんだろう?」という感覚があったからです。
障害をもったら、国の年金で暮らせばいいじゃない。そう単純に思うわけでは無いですが、何故その人がそこにいるのかが疑問なんです。そうせざるを得なかったのか、自らそれを選んだのか。いずれにしろ、日本ってそんなに暮らしやすい国では無いんだろうな、と思いました。
こういう人がいるすぐそばで、浮かれて「メイドカフェ行こう!」なんて言ってる人がいるわけですよ。何か凄い温度差があるな、って思いました。
よく、「今も世界では1日○○人の子どもが…」って耳にしますが、だからといって全員が幸せになるまで浮かれ騒ぎしちゃいけないなんてことは無いですよね。正義を振りかざす人はそうでは無いみたいですが…。
私はただ、そういう人が同時に同じ空間にいる、という事実を忘れないことが大切なのではないかと思います。それぞれの人はその人なりにその時を精一杯楽しく過ごせばOKです。でも、自分とは全く違う境遇にいる人もいることを忘れたら終わりだと思います。
そして、1日の最後に出会ったのは、電車の窓辺に置き去りにされたゴミでした。
周りの迷惑とかもありますが、置いていくこと自体に何か後ろめたい感情は無いのかな?と思いました。
本当に、ほんのちょっとの「粋な」ことができないんだなぁ、と。
…さて、
重い話題はこれくらいにして、私と同行者(♂)の1日を振り返ってみたいと思います。
朝8時過ぎ:山梨県を出発。「
ホリデーパス」を利用しました。今まで京王線経由で新宿に行っていたので、値段はどっこいどっこいですが、何度でも乗り降りできるのはありがたいですね。
朝10時半:新宿駅でぶらぶら。「秋葉原ってどっち回りが早いのかな?分からないから適当でいいか…」
約11時:秋葉原着。「観光案内所ってどこだ?この地図(去年の冬の)は古すぎなのかな?」
11時半:相棒と合流。「腹減った!」
行く道すがら、ショルダーバッグ(肩のベルト1本タイプ)を購入。
12時:
ガチャポン会館でガチャを。のだめカンタービレのストラップをゲット。
12時過ぎ:
キュアメイドカフェの待ち時間に下の階の店へ。メイド服やらき☆すたやハルヒに出てくる制服も売ってました。3万とかしてましたね。フィギュアとかもたくさん。もちろん見るだけ。相棒も私も元ネタが分からないものが多くて、かなり「ふーん」って感じでした。
12時半:キュアメイドカフェへ入店。さすがは正統派という、落ち着いた雰囲気と丁寧な接客でした。主に対応してくれたメイドさんがとても上品な方でした。「萌え」とか関係なく、とにかくまったりさせてもらいました。雰囲気が最高でした。エヴァンゲリオンカフェ開催中で、とんこつ醤油のカップラーメンにカレーを入れたのをみんな食べていて、ちょっと笑えました。
1時半:相棒が「萌え萌えじゃんけんがしたい!」などとかねてより言っていまして…orz
大手で店舗の展開も広い
@ホームカフェに。@ホームカフェ本店が混んでいたので、本店下店へ。7月にオープンしたばかりで、若手が多いという話でした。
「お帰りなさいませ。ご主人様♡」
日替わりのお茶で甘い香りのするのをオーダー。
相棒は「みっくるんるん・萌え萌えキュン♡」とドリンクに愛情を込めてもらって鼻の下伸ばしてました。
最後に「@ホームで萌え萌えじゃんけん・じゃんけんぽん!」というのを振り付け指導してもらってました。
14時50分:みんカラで同じメロンパンのグループのある人オススメのカフェ・メイリッシュへ(HPは今はつながりません。ごめんなさい)。
この日は「漫画DAY」でした。店内の画面には幽遊白書のアニメ第1話が流れてました。店内のウェイトレスさんの中には、デスノートのミサさんのコスプレしてる人や角生えてる人とかいました。全体的に少年ジャンプ系の日だったのかな?
…その後、ひたすら歩き、家具が素晴らしい(といううわさの)「
シャッツキステ」を探しましたが…地図が古いのか見にくいのか見つからず…
「
めいどinじゃぱん」という店もあって、HPの絵が綺麗だったので気になっていたのですが、まさにその日の前日までで営業終了してました。ビル建て直すのかな?
そのまま電気屋さんを歩き回ったりしました。
18時:最後に
ひよこ家へ。
首都高くぐってはるか東方へ。そこにあるのが「ひよこ家」です。行った時は既に居酒屋タイムでした。HPから受ける印象とは違い、相棒曰く「普通の飲み屋にメイドさんがいるだけ」な感じ?でも、昼間に行ったわけではないので、昼間はまた違うかも?!
この後、飲み会に行く相棒を見送り、自分の足で再び電気街を歩き回りました。タイヤキのぶるぶるクッション(¥680)買ったり自転車のスピードメーター(¥680)買ったり、シシカバブを食べたり、ガチャポンで「
ぜんまいざむらい」(NHK教育テレビ)のずきんちゃんと「
シャッフル」の
プリムラをゲットしたりしました(初めて美少女系のガチャをしました)。
歩き回って9時前:秋葉原発
9時15くらい:新宿発
…山梨への終電に間に合うのか???
11時45分:無事帰宅!
今回初めてメイドカフェに行ったのですが、ホントに店舗ごとに特色がありますね。率直な印象としては…
キュアメイドカフェ:普通に雰囲気が最高な店。安らげます。
@ホームカフェ:多分もう行きません。あーいうことを私は求めてはいません。
メイリッシュ:元ネタの分かる人ならコスプレを見て楽しめそう。間接照明がいいです!
相棒と話したのですが…
「メイドカフェってハマるものなのかな?」
「いやー。それは無い気がする」
「だよなー。」
…メイドカフェ好きな人いたらごめんなさい。
特に@ホームカフェとか、とりあえず初めて行って楽しめるかというとそうでもないかな、というところ。厚さ5cmもある写真入れにメイドさんとのチェキで撮った写真がぎっしり!という人は、メイドさん捕まえて話し込んで、相当楽しそうでしたけどね…
「メイドカフェに行って見聞を広めよう!」ということで出発した今回の旅でしたが、カフェだけでなく秋葉原全体を結構満喫できた気がします。
秋葉原は決してオタクっぽさ全開ではありませんし、普通に安く家電製品が買えたりもします。どんな人が行っても十分楽しめると思います。でも、ある意味観光地化してしまったのも確かなのかもしれません。初めて行った私でもそう思うくらいなので。
でも、今でも十分ディープな部分はたくさんあると思いますので、ぜひどうぞ。
私もまた電気関係の部品とか買いに行くと思います。
結構魅力的な町だな、と思った日帰り旅行でした。