数十年ぶりに山スキー用ストックを新調しました。
ゲレンデスキーであれば、ストックはターンのきっかけ作り、漕いで進む、
ビンディングからブーツを外す時などに使いますよね。
山スキーではそれらに加えて、登行時に身体を支えたり、ビンディングの歩行・滑降の切り替えをしたり、クライミングサポートのON/OFFに使ったり、ツエルトポールに流用したり、制動のために使ったりします。
夏山では「ストック(ポール、ステッキ)使わない派」ではありますが、
さすがに山スキーではストックは必要不可欠ですね。
これまで使っていたLEKIのストック。
長さ調節はシャフトを握ってくるくる回すことでできる仕様になってます。
材質は上部も下部もアルミ。特に重たくもなく軽くもなく。
グリップの部分も何の変哲もありません。
バスケットはゲレンデ用よりは少し大きめか。
長さ調節が出来る以外はゲレンデ用の安物ストックと大差無い感じ。
昔はこんなモノしかありませんでしたので、
たとえグローブをした手では回しづらくても、
仕方なく使い続けてきました。
しかし、経年劣化からか最近は回しても一発でロックできないことがしばしば。
まあ我慢すれば使えなくはないのですが、
不便を感じる場面が多くなってきていました。
そこで札幌に行ったついでに秀岳荘で購入した次第。
購入するにあたって、スムーズな長さ調整の他に特に重要視したのが、
①歩いて進むときの握り心地
②歩行・滑降の切り替え+クライミングサポートのON/OFFに使えるかどうか、の2点。
スイングバランスとかは分からないのでどうでもいいです。
さて、このSINANOのストック、
材質は上部がアルミ、下部はカーボン。
ぱっと見でグリップ部分がステッキ状になっていることがわかります。
この形状のおかげで、上部を握って漕いで進むときに力を入れやすそうだし、
掌が痛くなるようなこともなさそうです。
また、グリップの出っ張った部分の先っちょを使って、ビンディングの切り替えも出来るようですね。
さらに、ストラップの長さ調節が簡単にできるのもイイ。片手で引っ張るだけ。
なのでシャフトの中間を握って歩行するときなど、ストラップを長くしたいときにもとても便利。
これまではストラップにさらにストラップを結びつけて対応していたのですが、
そんなことする必要はなさそうです。
(強い力が加わったときにゆるまないかどうか、少し心配ですが・・・)
欲を言えば、グリップ下のシャフトに巻いてあるラバーがもう少し太かったら、
シャフトを握るときに握りやすかったかも。
肝心要の長さ調節はレバー式。これでくるくる回転とはサヨナラです。
レバーの大きさ、形状から、グローブを履いた手でも操作しやすそうです。
ちなみに北海道では手袋をする(はめる)ことを「手袋を履く」と言います。
冬山登山で一時的にテントから出る時などいちいち靴を履くのが面倒な場合は、
オーバー手袋を足に履くことはありますが、
北海道では手袋を手にはめる時も「履く」・・・。
今では慣れましたが、北海道で生活を始めた頃はあずましくなかったなあ。
(あずましくない=しっくりこない)
ストックに戻りますが、山スキー用なので、当然のごとくバスケットは大きめ、
バスケット下のシャフトも長めです。
まだ実戦投入してないので使ってみての評価はできないのですが、
触ってみた感じでは良さげな感じがしますね。
札幌の秀岳荘白石店で最後の一つだったので即買いしましたが、
その後ネットで調べてみるとどこも売り切れ。
メーカーのHP見ても在庫無しとなってます。
不人気なので製造中止?、
シーズンの終わりが近づいているので新たに作ってないだけ?
ちょっと気になります。
自分が使ってみて満足すればそれでいいのですが。
最低気温-20℃の真冬日がまだ続いています。
明後日からは暖かくなる予報。
暖かくなる前にホームゲレンデで4時間程滑ってきました。
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Posted at
2016/03/04 21:37:57