初代愛車ファミリアSワゴン(FF・4AT・スターリーブルーマイカ)

2代目愛車アクセラスポーツ(FF・6MT・ソウルレッドプレミアムメタリック)

3代目愛車MAZDA3ファストバック(AWD・6MT・チタニウムフラッシュマイカ)

そして4代目愛車は
CX-60 XD SP (FR・8AT・プラチナクォーツメタリック)になりました。

免許を取得し、特にメーカーのこだわりがなかった私。安くて使い勝手が良さそうでなんとなくカッコよかったファミリアを中古車サイトで見つけて購入。車で走る楽しさを知り、より走るよろこびを求めAT限定を解除しMT車のアクセラへ乗り換え。完全にマツダの沼にハマったところでKAI Conceptと世界初のガソリン圧縮着火エンジンSKYACTIV-Xが発表され市販化されたら絶対購入すると決意。そしてMAZDA3へ。
自分にとってこれ以上ない最高の相棒でしたが約5年半14万キロを超えたところで故障。高額の費用がかかることから修理を断念し乗り換える決断。
ここに来てCX-60に乗り換えることになるとは想像しませんでしたが、新たな相棒CX-60で走り回るのを楽しみにしています。
まず乗り換えるにあたり自分にとってのMAZDA3は今まで乗ってきた相棒以外あり得ない、代わりにはならないという思いからMAZDA3に乗り換える選択肢は無かったです。
あとは長い人生の中で愛車達を振り返った時に彩り豊かになるように、車種やボディカラーなどはあえて変えていきたいという考えもありました。
しかしマツダ車に乗ることにはこだわりたい。MAZDA3という選択肢を除いたラインナップの中でどれにするのか…考えた結果2車種に絞り込み。
候補1台目はMX-30。
今のマツダ車の中では個性派ですがオシャレで出た当時試乗したら乗り心地も良く好印象。ロータリーEVは高額で充電環境もないことからガソリンMハイブリッドモデルを検討。
候補2台目はCX-60。
出た当時に正直大きすぎる、高すぎて手が出ない…これまで自分とは縁のない車だなと思っていたのですが、MAZDA3修理中の代車として借りた時の走りの印象が良かった為です。
後悔のないよう試乗したいとお願いし、MX-30については試乗車が川崎にかろうじて1台あり取り寄せていただけることに。CX-60はディーラー試乗車がAWDだったのでFRモデルに試乗したく近隣のディーラーから取り寄せていただきました。

まずはMX-30。
出た当時から私は好きな車でしたが、自分の愛車にすることを前提として乗った時にどう思うのか、走りと使い勝手をしっかりと確認することにしました。まずはデザイン、お借りした車がジルコンサンドで選ぼうとしていた色なので実物を見てやっぱり良いなと思いました。

内装はブラウンでしたが外装とマッチしていて良かったです。

私はホワイト内装のModern Confidenceを選ぼうと考えていました。理由はRetro Sports Editionにすると外装のピラー部分がボディ同色になるのが嫌だったのと、車内の閉塞感があり明るい色がいいと思っていた為。
走りですがパワー感に不満無し、エンジン音も抑えられている。普通によく走るけれど面白さは足りない印象。燃費はこのぐらい走ればいいかという感じ。乗り心地は前に乗った時と違う…もう少ししなやかだったけれど今回は硬い乗り心地、何故かそんな印象を受けました。
そして使い勝手、やはり最大の問題は後席への乗り降り。狭い駐車場で試したところドアが開けられない=外に出られないことがよくわかりました。わかってはいたのですがやはり不便。高速や山道にも行きしっかり5時間走ってMX-30を堪能させていただきました。
外観内装のデザインは好きだけど独特のフリースタイルドアの使い勝手と走りが普通、この2点を許容できるのか。
続いてCX-60 XD SPのFRモデルに試乗。
ディーラー試乗車と見た目は一緒、使い勝手は確認済みなのでAWDと乗り心地や走りの違いが感じられるのか確認したく宮ヶ瀬方面へ。

乗り心地はMX-30より柔らかく感じました。AWDモデルとの乗り心地の違いは明確に感じませんでしたが走りについてはより軽快感があり前輪が駆動していないので雑味がなくハンドリングが良好。FR車らしいロードスターに通じる走り、そして何よりSKYACTIV-Xと同じようにアクセル操作に対し意のままに反応してくれるのが良い!
こちらは3時間程試乗。走りと燃費はとても良い、しかしサイズが大きく気を使うのとオイル交換はシビア、維持費として点検代・オイル代・タイヤ・自動車税も高い、MX-30との価格差をどう考えるのか…
2車種を試乗し考えた結果CX-60にすることを決断しました。やはりシンプルに走って楽しかった車を選ぶことに。
今思えば営業担当さんが代車で貸してくれなかったら選択肢に入らなかったかもしれないのに…まんまと罠にハマってしまいました。長い付き合いなので走りにこだわっているのはよくご存知ということで。
グレードはXD SP、FRモデルを選択。
選択した理由としてまずは金銭面。車ばかりにお金をかけるわけにもいかないなと思う今日この頃。CX-60は私の予算からは完全にオーバーなのですが、人生の中で一度は乗っておきたい、ここで選ばなかったら一生買わないような気がして無理をして買うことにしました。
その中でディーゼル最廉価モデルのXD SPのハニカムグリル、20インチの黒ホイールで引き締まったスポーティさが良いと思いました。内装はシンプルなものですが必要十分な装備。メーターがフル液晶でなくても全然良いし、BOSEが選べなくても純正オーディオで十分音が良い。その他贅沢装備はもう要らないなと。悩むのがメーカーOPのセーフティー&シースルーパッケージを付けるとLパケの金額を超えること。Lパケを選べば装備も充実するので普通の人だったら絶対Lパケを選ぶのでは…(せめてメーカーOPを付けてもLパケを超えない価格差にしてほしかったです。)何はともあれ、あとはメーカーOPを付けるかどうか。大きく違ってくるのはセンターディスプレイが12.3インチになることとCTSが付くところですが、センターディスプレイが大きすぎる・画面が粗く見えると思っていたのとCTSについてMAZDA3でほぼ使わなかったので、思い切ってメーカーOPを付けない選択をしました。
ボディカラーについては本音はジルコンサンドにしたかったのですが、現状XD-HYBRID Trekker限定色となっており断念。他に何があるのか見てみましたがそもそもCX-60のボディカラーの選択肢が少なくないですか?CX-80では新色のメルティングカッパーも展開されていていいなと思っていたのですが….ここで不満を言っても仕方ないのですが、現状ある色の中で私が選択したのはプラチナクォーツメタリックでした。
CX-8で初登場したプラチナクォーツ、美しくて良い色だと思ってはいたものの上品すぎる、女性が選ぶイメージだったので自分は選ばないと思っていた色でした。しかしシュミレーションして見たところ黒で引き締まっている姿がいい感じで今ある選択肢の中でベストだと思ったのが理由です。
駆動方式について、AWDとFRの比較では私はFRの方が好印象で、雪道にそんなに行かなければFRでいいと判断しました。
短期間で出した結論。
後悔はありませんが、やはりMAZDA3と突然の別れになってしまったのは悔しい思いはあります。もう少し丁寧に乗ればまだ乗れたかもしれないし維持できなくて申し訳ない気持ちも。しかしこの車で限界まで、最後まで走り切ることができた気がします。(乗り潰す、とは言いたくなかった)
改めて振り返ると色々な場所に行ったし色々あったなぁとしみじみ。5年半あっという間に駆け抜けて思い出が沢山できました。特にコロナ禍の時は外に出られずストレスが溜まる中、車なら人と接することがないと近所を走ることが唯一の楽しみになっていたりしました。
SKYACTIV-Xの初期ユーザーとしては突然レギュラーからハイオク仕様になる為発売延期になったり、納車直後は無表情に感じて燃費も思ったより…という感じで、正直失敗したかなと思いましたが、その後無償アップデートもあり(SPIRIT 1.1へのアップデート1回だけで終わってしまったのは残念)自分の意のままに走るのがすごく気に入っていました。世の中では失敗作と言われたりしますが私は購入して良かったです。
トラブルも色々経験しましたが、フィードバックされてSKYACTIV-Zに活かされているといいなと思っています。新型CX-5を見ると正直今後のマツダがどうなっていくのかわからない部分がありますが、どうか今までのマツダ車ファンを裏切らない車を作り続けてほしいです。(上から目線ですみません。)
最後に。
MAZDA3ファストバックのターゲットイメージは「世の中の常識や既成概念に対して”本当にそれって正しいの?”って言える自由人」
自分にこんなピッタリな車は後にも先にもMAZDA3以外無いと思います。ここまで乗ってこれたこと、本当に幸せでした。
お疲れ様、ありがとうMAZDA3。