
「イベント:【i-DMs】Be a driver.なトロフィー争奪戦」についての記事
※この記事は
【i-DMs】Be a driver.なトロフィー争奪戦 について書いています。
タイトル画像は、Photo by あんで、さん
たくさんのカッコいい写真をありがとうございました。
先週末はわざわざ愛知県まで出張って行って、i-DMs的に恒例の大イベント、Be a driver.なトロフィー争奪戦に参加してきました。
競技結果はグループ管理人のタッチ@i-DMsさんの
ブログをご覧ください。
個人的な戦績は、なんともまあ不甲斐ない感じで終わってしまいました。
しかし、年に一度のクローズドコースを借り切ってのオフミということもあるし、全国からメンバーが集まってくるしで、競技の結果はともかくw、非常に楽しむことができました。
当日のトロフィー争奪戦の走行ルールは、最高速度100km/h(105km/hまで許容)、制限Gは0.5G(0.55Gまで許容)で、速度またはG、いずれかオーバーしたら記録が無効になるというもの。
これで走って、i-DMスコアが高い人が勝ちです。
i-DMスコアが同じなら、走行タイムが速い人の勝ちです。
いつもの碁盤の目やワインディングでの採点ルールとはちょっと勝手が違います。
また、このペースで一般道を走ることはできませんが、i-DMスコアと両立するのは至難の技だと思います。
僕は見事に失敗しました。。。
まずはコースへの習熟を兼ねて、タッチ_さんの先導走行で5〜6台ずつの走行グループごとにコースを周ります。
最初はゆっくり、徐々にペースアップ、という感じ。
ここでi-DMのまともなスコアが出ないなら、そもそもそのペースで走れないってことになります。
先導走行のスコアは4.3でした。
まあ、序盤がゆっくりとはいえ前のクルマに置いていかれないことを優先して走ったし?
とかいう言い訳を心の中でしつつ、、、
全グループが慣熟走行を終えたら、いよいよ試技スタートです。
1本目。
できるだけ0.5Gを使い切る意識で走りましたが、実はこれが良くなかった。
ブレーキングポイントも走行ラインも定まっていないので、修正の嵐。
G-Bowlログを見ると、躍度の大きさ・発生頻度ともにいちばん酷いです。
あとヨーレートもグニャグニャ。
i-DMも白ランプをもらいまくり。
そして一番いけない、Gオーバーをやらかしました。
ライン取りをミスって、ハンドルを戻せない状態、アクセルを待たなきゃいけないのに気が早っていることもあり我慢できずにアクセルオン、、、無情な鐘の音が「カーン」・・・。
平常心じゃないな〜って思いました。

問題の落球地点。
ここのコーナーがいっちゃん難しかった。

ワッショイしすぎてi-DMスコアは1.9・・・こりゃあかんぜ。

走行タイムは5分ちょうどぐらい。
ペースが速すぎることを悟ります。
次に2本目。
さっきが速すぎた、ってことと、Gオーバーやらかして記録無効になっちゃったってことで自制心を持って望みます。
結果。

まだまだワッショイが抜けきらず、2.8・・・あかんぜ。

タイムは5分9秒でした。
まだまだ速すぎるみたい。
と、3本目のスタート前にタッチ_さんから喝が入ります。
タ「たつ君、i-DMスコアを疎かにするなって言っただろう!」
た「ごめんなさい、でも疎かにしているつもりh」
タ「してるよ! 疎かにしてる!」
た「はいぃぃ・・・次、頑張ります」
ここでちょっと目が覚めて、それまでの荒っぽいドライビングを修正に入りました。
しかし・・・

なんとか4.4が出ましたが時すでに遅し。
コースを4周する設定でしたが、1周目、2周目はなんとか自制心を保って、丁寧な操作で青ランプをバシバシ灯しながら走ったものの、それに気を良くしてしまったか、はたまた気が緩んだのか、3周目にテンションが上がってきてまた操作が雑になってきて白ランプの嵐・・・。
毎分のスコアのバーが凹んでるところがちょうど3周目の辺りです。

ペースは2本目から約10秒落ち。
う〜ん、、、まだ落とさないとダメか、という感じ。
なんとか4点台を獲得して走り終えはしたものの、不完全燃焼感は拭えず。
すると「泣きの1本」があるってことで、一も二もなく挑戦することにしました。
4本目。
先ほどのペースでもまだ自分には速すぎるようだと思ったので、さらにペースを落とすことに。
結果は、

i-DMスコアは4.4で変わらず・・・。

タイムは3本目からさらに約10秒落ちなんだけど。
3本目と4本目のi-DMスコア画面の運転傾向グラフや毎分のスコア推移を見ると、4本目の方がペースが遅い分、ハンドルやブレーキの青ランプ頻度は増えているように見えます。
なのにスコアが上がらないってことは、躍度。
G-Bowlログを見てると、1本目と2本目のログは躍度の大きさと頻度が酷かったです。
あとついでにヨーレートも。
単純に遅く走っただけじゃスコアが上がらない状態にハマってました。
i-DMは本当によくできたシステムだなって思いました。
ついでに言うと、すでに
タッチ_さんの解説ブログで種明かししてあるのですが、僕の走り方は完全に間違いでした。
僕は1本目から4本目まで、ペースはちゃんと約10秒ずつ落としてきたんだけど、問題はそこじゃないw
最初にi-DM4.8以上出せるペースを見極めて、そこからペースを上げていくべきだった。
のに、僕はi-DMスコアを見ながら徐々にペースを落としていくという逆のことをやってしまいました。
ノット・インテリジェントでした。反省。
午後からはお楽しみメニューの限界ブレーキと限界コーナリング。
愛車の限界を体験することってなかなかできないので、貴重な機会です。
まずは限界ブレーキから。
ストレートで90km/hまで加速し、そこからブレーキを蹴飛ばします。
体感的に、減速Gが引き出せていない感じがしました。車両姿勢も心なしか前のめりが強い感じ。
目安のパイロンよりは手前で止まったけど、予想してたより止まらないな〜って思いました。
久しぶりで、文字通りブレーキを蹴飛ばすような感じでやったので、2回目は少し修正。
踏み始めを本当に気持ちゆっくり操作を挟んで操作。
すると1本目よりはマシな車両姿勢で減速してくれて、もう少し手前で止まりました。
最初ゆっくりって、大事だよ、ということをこういうことで実体験します。
続いて限界コーナリングなんですが、まずはタッチ_さんのアテンザに同乗。
4人乗車で重いはずのアテンザが、1.0G出てるはずなのに何の苦もなくグイーンって曲がっていきます。
何も起こらなさがすごいし、後席に乗ってても「こりゃ何も起こらないな」という安心感がすごいと思い、全然恐怖感も無いので、笑いしか出ませんでした。
アテンザが完全にタッチ_さんのコントロール下にあることが感じられました。
実は限界コーナリング、昨年の最終戦には出場できなかったけど、
約1年前のHSR九州での練習会ではアンダーもあまり出すことなく1.0Gでクリッピングめがけてコンスタントに曲がっていくことができて、その時に来てたむしゃさんのお師匠さんからもお褒めの言葉を頂いたりで、i-DMでの練習の成果の手応えを感じていました。
そしてそれから1年。
個人的にはさらに進化している自分を確認するつもりで臨んだものの、結果はまるでダメ。
どアンダー出しまくりで、全くもって醜態を晒してしまい、お恥ずかしい限りでした。

Photo by ともンダンさん
失敗しかしてないけど写真はカッコよく撮ってもらいました。感謝!
失敗したな〜っていう点を忘れないうちに書き留めておきます。
縦グリップを使い切っているときはいくらハンドルを切っても曲がらないのは分かっているので、ブレーキを離しながらハンドルを切る必要がありますが、それを意識しすぎて十分に速度が落ち切る前にハンドル操作を開始してしまいました。
特に1本目はブレーキングの時間が短く、速度が落とせていません。
次に2つ目が、
ハンドルの切り方が速すぎる。
もっともっとゆっくりと操作しないといけません。
「ハンドル操作ゆっくりしてるつもりだけど、速すぎかな〜?」
なんて思いましたが、2本目の後にタッチ_さんが僕のロードスターを運転して実演してくれたときにハンドル操作を見たら、本当にめちゃくちゃゆっくりでした。
感覚的には僕の操作の1/2〜1/3くらいのゆっくりとした切り方。
だけどクルマはグイーンと向きを変えて曲がっていきます。
僕のゆっくりは全然ゆっくりじゃなかった・・・。
そういえばここにつながる伏線がいくつも思い出されますが、それはまた機会があれば綴ってみようと思います。
というわけで、長くなってしまったけど、改めて、運転の難しさと奥深さを、ガッツリ濃厚に体験することができた1日でした。
この日1日、上手くいかないことばかりだったけど、それでもめちゃくちゃ楽しかったです。
実は個人的に色々あって、キョウセイドライバーランドのオフミへの参加は今回が最後かな〜なんて、誰にも言ってなかったけど心の中でそう思っていました。
だけど、やっぱり面白いし、課題はたくさんあるし、沼はめちゃめちゃ深いということがわかったような気がするので、来年もちょっと無理してでも参加したいな!って、思い直しています。
来年もまた参加できるように頑張ろう。