2008年も、フォルクスワーゲンサーキットトライアル(通称サートラ)が、6月22日と8月10日に筑波サーキットで開催されます。
2007年度は、僕は岡山、富士、菅生の3サーキットを転戦しましたが、多いときには60台以上もの参加者の皆さんが集まり、大盛況でした。
すでに参戦しておられる方には、いまさら何をって感じですが、ちょっと気になっているけど、実際参戦するとなると、敷居が高そうだなあと思っておられる方も多いのではないでしょうか。実は僕も、昔同じように考えていました。
実際、出る、出ないは別として、とりあえず、自分のVW車がどのクラスになるかだけでも分かると、少し具体的に考えられると思い、ちょっと書いてみました。
まず、参加できる車は、水冷のVW車両で、ワンボックス、RVではない車になります。この時点で、空冷ビートル、カラベル、ヴァナゴン、シャランは無理ですね。トゥーランやトゥアレグは前例がないですが、どうなるんでしょうかね?ゴルフやジェッタ、ボーラ、ヴェント、パサート、ニュービートル、ポロ、ルポなど大多数のVW車は、ワゴンも含めて問題ないです。クロスポロ、クロスゴルフは、前例がないので、分かりません。
愛車が参加できるとして、次にドライバーです。VWのサートラに出るには、JAFのBライセンスが必要です。Bライを取るには、JAFの会員になり、半日ぐらいの講習を受ける必要があります(講習会当日にJAFに入会することもできたはずです)。確か、講習料とテキスト代で1万円ぐらいだったように思います。試験などはありませんが、旗の意味などはちゃんと聴いておいたほうがいいでしょう。
Bライセンスの講習会は、ネットで検索するか、JAFメイト誌に載っています。結構多数行われているので、都合のよい日程の、近所のものでいいと思います。
Bライを取って、ナンバーつきのVW車に乗っていれば、後は実際にエントリーすることになります。ここで、皆さん、気になるであろう、クラス分けを簡単に紹介します。まず、パワーウェイトレシオ7.6kg/PS未満か以上かで、それぞれ2クラス、1クラスに分類されます。AT、MT、DSGはクラス分けには関係ありません。
それぞれの1クラス2クラスの中で、主催者のVTAの定める、軽い改造しかしていない車がノーマル車両になり、S1、S2クラスになります。さて、ノーマルに近い改造とは、詳しくはVTAのページを見ていただくとして、ざっと言うと、タイヤ、ホイールサイズの変更、ブレーキパッドの交換、エアクリーナーやマフラーの交換、純正形状のサスペンション、スプリングの交換、ハイテンションプラグコードなどです。
Sクラスの範囲で収まらない、ねじ式の車高調整式サスペンションや、ブレーキローターのサイズ変更などを行っている車両は、チューニング車両となり、Tクラスに編入されます。仮に、ATのワゴンであっても、ねじ式の車高調整式サスペンションをつけているなど、1項目でもSクラスの範囲をはみ出すと、Tクラスでの参加になります。
さらに、Tクラスの中でも、ブーストアップやROM書き換え、ポート研磨やカムシャフトの変更など、明らかにパワーアップする改造をしている車両は、カタログの最大出力でのクラス分けができないので、個別にコックスさんで、シャーシーダイナモによるパワーチェックと、車重計測、安全性に関する点検を受ける必要があります。
以上、基本的にノーマル、足回りやブレーキのみ高度に改造、パワーアップを含む改造の3つのチューニング段階によって、それぞれ手続きが異なります。ただし、ここに書ききれないことも、いっぱいありますし、僕は何らオフィシャルな人間ではないので、個々の車の最終的なクラスの判断は、主催者であるVTAさんに問い合わせてください。
2007年の感じで行きますと、S1クラスの主な車種は、ルポGTI、ポロGTI、ゴルフ5GT TSI、2L NAのゴルフ5、ゴルフ3 8V系などの車種が走っていました。
S2クラスは、ほぼゴルフ5GTI/GTXの独壇場です。今年からR32クラスがここに編入されるので、スタンダード車両の範囲のR32も、多数参加してくると思われます。
僕の参加しているT1クラスは、バラエティーに富んでいます。ポロGTI、ゴルフ4GTI、ゴルフ2、ゴルフ1、ルポGTI、ゴルフ3GTI 16V、ボーラなどが出ていました。
もっとも高出力な車両がエントリーするT2クラスは、ゴルフ5GTI、ゴルフ4GTI、ニュービートルターボ、コラードVR6、エンジンチューニングしたゴルフ3GTI 16Vなどがエントリーしていました。ここにも、チューニングクラスのR32が、今年から参加してくるものと思われます。
VTAさんに問い合わせて、資料を送ってもらい、実際のエントリーはWEBで行うことになると思います。
後は、安全性を確保するために、4輪の競技に対応したヘルメットが絶対に必要です。これが3~4万円しました。ちなみに、ヘルメットには賞味期限があり、10年で切れてしまうので、中古を安く買おうとする際には、注意が必要です。レーシンググローブも必要だったと思います。ウェアは、長袖長ズボンの動きやすい服装でかまいません。
さあ、ここまでやれば、必要な条件はすべて満たしました。後はあなたのやる気しだいですよ(笑)。今のところ、サートラは、皆さん大変マナーがいいので、自分が遅いからみんなに迷惑だとか、気にする必要はありません。実際、ATでも楽しく走っておられる方は、いっぱいおられますから。
Posted at 2008/02/26 22:15:37 | |
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