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2018年01月11日

サフが必要そう・日本液冷エンジン史

 ・Ju87製作続き、と言っても士の時になってからが長かった。いろんな付加物(ダイブブレーキとかアンテナっぽいのとか。長さ3㎜太さ0.3㎜とか)があって、それらをどう塗るべきか迷ったり、隙間の処理を迷ったり、パーツ分割の間違いに気がついたりと散々だった。例えば爆弾、落下させるからいいやと思って接着しなかったけど、良く考えたら架台自体は残っているはずだから接着しておくべきだった。また、未だ迷ってるのは足で、タイヤをスパッツで挟んでいるので、マスキングすると辛いし、しないと組むのが面倒というね。上級者はタイヤに切れ込みを入れて後ハメ出来る加工するそうだけど、車軸自体が位置合わせも兼ねていたりするので、やっぱり分割塗装かなぁ。
  そして塗装だが、どうもグンゼのが良く剥がれる。マスキングに粘着が弱い安物を使ってもペリペリと剥がれる。またアクリル溶剤で溶いてもダマになるというかへんな固まり方をする。ラッカーで溶かせば溶けるし、溶剤強いはずだが食いつかない。うーん、同じアクリル系でも食わないのは知ってるが、ここまで食わないと苛つくなぁ。気温が低いのもあると思うけど(外はほぼ0度だし)(コンプレッサーが外にあるので、塗装だけ屋外)。私はサフを使ってないのでサフを吹くしかないのかな。
  また白の遮蔽力が全然読めない。タミヤのエナメルの白は計器なんかで黒下地の上に針なんかを書いても発色するので遮蔽力あるのかと思っていたが、割と明るいライトブルーで塗ってから黄色の塗装のために白下地を塗ったのに、全然遮蔽してくれなくて、やっぱり黄色がまだらっぽくなった。以前よりはマシだが、厚吹きしたので黄色だけぼってりしてしまう。また塗装順序もやっぱり黄色を先にすべきだった。もう1度黄色をマスクして吹き直す必要がある。一晩乾かしてから明日は上の迷彩吹いて完成にさせたい。

 ・もう一つ、マスタングは100均のケースに入れるべくビネットを作っている。樹木を針金とテープとライケン(苔)ではじめて作ったのだが、我ながら結構それっぽい物になって嬉しい。そりゃKATO(鉄道模型メーカー)の出来合の一番細かい奴に比べるとやや見劣りはするが。下地は粘土で作ったので、硬化したら塗装して少しフォーリッジなりパウダーで緑っぽくしてみたい。

 ・昨日は世界の液冷エンジン機を振り返ってみたのだが、一つだけ触れてない系列があった。それはロシア機で、YAKだとかラボーチキンとかで液冷のあったよなと思って調べて見たら、あのエンジンクリーモフM105という物だったらしい。当然「ソ連の事だからどっかのコピーだろ(笑)」と思って調べたら、意外にもフランスのイスパノ・スイザ12Yという物をライセンス生産していた物の発展系らしい。我々はハ40の失敗などから「液冷が上で難易度も高い」と思ってしまうが、実は大戦前後では液冷エンジンも結構な数が存在しており、わざわざ空冷のエンジンをコンバートする事例もあり(5式みたいな情けない理由ではなく、普通に空冷の方が高性能だったから)、開発は空冷より先行していたりしたみたい。
  では、どんなエンジンがあったか?まず書いたイスパノ・スイザ12YはフランスではドボアチンD.520に使われていた。言うまでもなくフランスはすぐにドイツに占領されてしまったが、ヴィシーフランスとかドイツのサイドで練習機や2級戦闘機として生産は続いていたみたい。日本でも戦前に導入テストでエンジン換装をやったような記述があったが、良く分からん。1200馬力前後がいい所だったが、逆にそこまでなら生産性などソ連でも良かったぐらいだからマシだったんじゃないの?と思う。またモーターカノン搭載も出来てた。
  次、BMW系にもV12液冷があって、日本ではベ式ハ9(BMW式発動機9番みたいな略号)として川崎重工が作っていた。これも1000馬力以下のエンジンだが、独自改良を重ねている。川崎が液冷エンジン作りを学んでハ40に繋がったエンジンであろう。まだ複葉機の戦闘機の頃だが、ちゃんと頭が小さい液冷っぽい形になっている。また面白い物としては5式戦車など陸上兵器にも使われている。日本軍はノモンハンの戦訓から戦車はディーゼルにしており、逆に航空機業界でディーゼル型はあんまなかった(確か一部あったか研究はしていたはず)ので、アメリカみたいに星形エンジンの戦車はなかったと思うが、水冷はあったのね。調べたらマーリンもクロムウェルとかセンチュリオンに積まれているので、よくある事ではあるんだろうが。
  他に調べて居て「これは・・・」と思ったのはアツタである。名機DB601であるが、その前身にDB600があり、これも爆撃機用などとして日本でライセンス生産がされており、それを受け持ったのがアツタであった。この後DB601のライセンス生産がはじまった訳だが、川崎がハ40として、アツタがハ60としてそれぞれ生産していた。つまりハ40とハ60は基本は同じ物なんであるが、違うのは信頼性、生産速度であった。上で川崎はべ式ハ9で液冷を作っていたと書いたが、DB系とはやはり精度構造が違ったようでハ40では大失敗をやらかす。これが「日本は技術が足りなかった」と言う話になっているのだが、アツタは同じDB系を戦前から生産習熟しておりDB601になって多少はまごついた感はあるが、ちゃんと量産しており性能や稼働率も川崎とは段違いな所を見せつけている。この時代から「カワサキか・・・」だったのである。この差が注目されなかったのは、搭載機がそもそもハ40は飛燕、ハ60は彗星で違っていた事と、整備員自体が慣れておらず現場整備での拙さがどちらも信頼性を下げていたという事にあるらしい。実際ハ60は集中運用や整備員教育でかなり動いている。一方カワサキは空冷に切り替えた。結果論で言えばアツタのエンジンを飛燕に回して延命しないでも五式の方が高性能になったんだから結果オーライな気もするが。また飛燕がまったく無駄になったかと言うと、5式では昨日書いたホ5という20㎜機関砲2門を機首に積んでおり、飛燕の経験が生きている・・・というか搭載位置と重武装具合では日本軍でベストの一つではないだろうか?普通は翼内の方が重武装なので、逆なのは珍しい。

  あと、調べて居て思ったのだが、5式に関して開発コードのキ100と呼ばれている話が出てくる(制式採用か微妙で愛称もなく、適当な呼び方が他になかったのかも)。当時の高性能機の技術トレンドを敢えて捨てて、コンサバな技術で実用上の安定を取った100と言えば、頭の中に浮かんでくるのはガンダムの100式である。劇中での活躍など見ても100式は5式を念頭に構想されたのではないだろうか・。

  も一つ余計な話。5式は空冷で胴体と機首で段差が生じるため、そこに集合排気管を出して境界層を吹き飛ばす事で抵抗を減らす事に成功したとある。技術自体はFW190を参考にされた(逆にFW190はD9で水冷化されて胴体の段差がなくなっている、うへええ世界は面白い)。さて、この排気で境界層を吹き飛ばすって最近どっかで見たような・・・F1のブローディフューザーだ!なんと第二次大戦の頃の技術が2010年台の70年も後まで使われていた事にびっくりする。液冷機だと逆にびっくりしたのは排気タービンで、アリソンエンジンはマーリンより劣ると思っていたのだが、どうも初期のアリソン機(P38とかP39)は米軍では排気タービン装備があり、当然高々度戦闘機として破格の性能を持っていたらしい。が、輸出時にこの排気タービンは軍事機密なため取り外されたモンキーモデルとして出されたため、アリソンは不遇になった印象もある。また米軍も高々度戦闘機なんていらん!と思っていたらしいしね。

 ・寒さは今日も厳しく、ストーブ焚いている時の台所はいいが、居間なんかは凍える寒さだ。カイロ2個抱いて耐えている。あと猫がやっと帰ってきた。年末から家出していたと思うので10日ぶりぐらいか、実際はうちの回りをウロウロして「餌だけもらえば外に居たい」みたいなふざけた態度をとっていたが、さすがに寒くてギブアップしてきた。それでも自分からは入ってこないあたり、そんな家の中が嫌なんかね、普段ずっといるときはそんな不満も見せないのに。むしろ屋外が楽しいのかな、野鳥も餌がなくて地面に降りるから獲れるだろうし。
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Posted at 2018/01/11 22:12:15

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