2013年05月30日
・雨なので無駄な思考など。耐熱バンテージに関して検索していたら、やっぱり「F1などでは使ってないし、無駄なんじゃないのか?エキマニを痛めるのでは?」という指摘があった。放熱性に関しては確かにマフラーエンド側の温度は排気温度が上がるので高くなる傾向は感じるけれど、エキマニ付近で放射冷却は飽和しているから、それほどシビアに考える必要はないんじゃないかな?むしろ温度の偏分布がクラックの原因になるし・・・とも思うが、少しでも温度が低い方が金属の強度という点で有利なのは分かる。遮熱は重要というのは同じなので省く。
・競技車両は使ってない、という点は、レースエキゾーストは巻いてない状態で最適化されているから、と思うが、保温する事で全ての効率が上がるならやらない理由にはならず、市販車のように耐久性にも制約がないので(実際バンテージは10年程度は持つけど)、絶対的にサーモバンテージが有利ではない証左かも知れない。ただ、バンテージが効率化するのは排気抵抗が高い物に対してなので、ストレートパイプのマフラーでは効果は少なく、純正の曲がった物では効果が高いなんて事になるはずなので、やっぱりメリットが出やすい物とそうでない物があるんじゃないかな?それに最近の車では触媒の効率化などでリバースヘッドにしたりしているので、設計そのものがバンテージの介入を避けるようになっているかも知れない。量産であれをきれいに巻くのは大変だろうしね。あとバイクで言えば、バンテージは汚れやすいので嫌われるが、メーカーはマフラーを二重パイプ化したり対策をしてない訳ではない。
・ラジオやニュースは相変わらず無駄な話ばっかりで、私もニュースを見ない大人ってダメ人間だと思っていたけれど、ニュース見て右往左往したり批評するのも生産的ではないなーと思い出している。とは言え、気になる事がないわけではない。まず地震予知の話しだが、「50年研究して我々では地震が予知出来ない事が分かりました!!!」ってのは、なかなか面白い結論だと思う。このまま延々と無駄に予報技術を発展させるより、ダメージコントロールや最低限の生存性、あるいは復興を考えた総合的な地震対策を先にやってからでいいんじゃないだろうか。確かにそんな事に50年と多額に費用を投じ続けた事に批判はあるだろうが、「分からない事が分かった」というのは、まさにアリストテレス的な知ではないだろうか?
・一方原子力関係の不祥事はその逆だろう。失敗が成功の元になるとしたら、これほど技術が進歩する好機はないはずだが、見ている限りその正反対が進んでいる。例えばだな、これが文化大革命期の中国とかだったら、原発関係者ってだけで全員福島の除洗に強制連行されて、タコ部屋あてがわれて死ぬまで使われてたと思うんだ。あるいは、地域内でリンチとかね。しかし現状は過剰なほどの原発推進運動をマスコミが報道しつづけ、責任追及も何も行われておらず、要は失敗に何のペナルティーもないという事が逆に明かになってしまったかのようだ。過剰なペナルティーは文革のように国の発展に著しいマイナスを及ぼすけれど、失敗学から言えば焼け太るような原子力産業の保護政策は、失敗はするほど組織は成長するというメッセージになる。実際、多分今度は全ての原子力設備に多額の費用で安全装置って名の使えない装備が配備されるんだぜ。末端の科学者はまあ虫と一緒だけど、せめてトップの10~50ぐらいの単位の実損がない戦犯は処刑するぐらいで、いいバランスになると思うんだけどな。
・もう一つ、成年後見人制度の被後見人の選挙権について。以前も書いたかも知れないが、全ての国民が正常な判断能力を持っていない以上、被後見人だけを取り出して、正常な判断能力がないから選挙権がない、と言うのは間違いだと私は思う。そもそも普通選挙自体が衆愚化を孕んでいるし、宗教団体が組織票欲しさにやっているとしても、じゃあ正常な判断力があって選挙に行かない人達はどうなのよ?って思う(組織票は無投票の人が減れば効果が半減するので)。まず選挙権を連続して2度行使しなかった人からは選挙権を永続的に取り上げるとかしないとダメだろうと。その次ぎに有権者の正常さ度合いをチェック出来ればいいのだが、有権者の人権を保障しているのは国家体制なので、国家体制は必ず人権より上位に来るという矛盾があるんだよなぁ・・・
・マイナンバー法はやりゃいいんじゃね?と思う。ただし、その費用はやりたいって人の自腹で、第三者機関とやらもその分関係省庁を減らしてやるならな。ただ税収を確実にするためだけに導入して、さらに無駄な費用とか賄賂とか貰うんだろ・・・と思うとウンザリする。この手の報道で一番腹が立つのは、都合がいい点(しかも大した問題とは思えない物、例えば子供養育手当の申請の書類がちょっと減るとか)を長々と説明して、ビッグデーターの第三者機関がどういう物かなんてほとんど触れず、費用の妥当性も全く触れない点。犯罪者が悪用するかもと懸念する前に、役所が詐欺集団であるという部分は誰も触れないんですか、そうですか。こういう報道を聞くと、やっぱりラジオもニュースも信用できないなーと思う。
・そうそう、地震の時に日本国民が大人しくて行儀が良くて他の国とは違うというのが誇らしげに言われたけれど、もちろんプラスの面も認めるとして、私はこれはバイタリティーの欠如や国家への盲従なんじゃないかという危機感も感じる。別に暴動を起こして欲しいとは思わないし、現実には自発的行動力がある人は災害現場に残ったりしてなかったかも知れないけれど、日本国民が去勢され家畜化されているような気がする。まるで避難地区の牛じゃないが、助けてもらえると思って繋がれっぱなしだと、気がついたら餓死していたって事にもなりかねない。実際牛のストールってのは牛が本気でぶち当たって壊れないって物ではないので、あれは半分は自死だ。
・マン島TTの日本人ライダーの事故死について。悲しい事故としか言いようが無いが、一方でマン島TTは「危ないから残っている」って面が多分にある。実際はもっともっと危ない公道レースもある。普通のレースと公道レースの違いがあるとすれば、どれだけ危険な事が出来るかが公道レースの速さの秘訣かもしれない。実際クレージーと言われるような人が速いのは公道の暴走とかでもそうで、別に技術を争っている訳ではなく度胸勝負な訳だから、そこで速さに対する見返りとして事故があるのは当然だろう。だから古いGPの呼び方にコンチネンタルサーカスなんて言い方もあるように、あれは素人でも危なさが分かるショー要素がある。直接攻撃はしないけれど、言ってみればローマの戦車戦とか剣闘士とかと同じだよね。だからGPライダーなんかは普通はあれには参加しないし、勝者への評価もWGPとかとは別なんだろう。
ちょっと気になるのは、以前日本でも三宅島で公道レースを行おうとトップダウンで発案されて、紆余曲折があったが結局実現しなかった経緯がある。公道をかっ飛ばせるイベントを待っていたライダーからすると、安全を過剰にして結局ダメになったことには批判もある。そもそも三宅島という縛りがあったのが問題で、もっと安全な公道レースの開催は可能だったと思われるけれど。ウィキでこれを確認していてちょっと気になったのは、日本の4大メーカーが協賛から降りたことがレースイベント中止の大きな原因になったという物だった。ホンダが「レースへの考え方が大きく異なる」として降りたら全部降りたって話しなんだが、じゃあマンクスTTに協賛してないかと言うと、スバルとヤマハとダンロップは協賛してる。セミワークスやマシン供与ぐらいしているのを含めればもっと多いだろうし、本国だと安全を過剰に強調しているのではないか?という気もする。そもそもメガスポーツを堂々と売っておいて安全も無いもんだ・・・って気もする。
それに、レースって意味だと当時も話しは出たのだが、安全対策が難しければクラスを制限すりゃいいんじゃないかってのがある。現実にF1格式のサーキットだって、全部が安全な訳ではない。危なくなったらレギュレーションで規制して安全面を強化してきている。三宅島でリッターSSでレースすりゃ、そりゃー恐ろしい事になっただろうけれど、もっと遅いマシンに制限すりゃレースは開催出来るんじゃないかとも思うし、燃費規制とか最高速規制とかで安全を確保する事は充分可能だったはずだ。つまりやる気がなかったか、トップが人が死なないレースはやる気がなかったって所なんだろう。
大体速いから格付けが上って考えは私は反対で、むしろレースはイコールレギュレーションで遅くてもいいから競争すりゃいいので、日本の公道レースをスクーターでやっても、軽自動車でやってもいいんじゃないだろうか?現実日本の公道のバイクと乗用車は大半がソレなんだし、台湾とかだとスクーター公道レースもやってるぞ(何かのプレイベントかも知れないけど)。速さだけならF1よりプロトタイプとかcカーの方が上だったろうし。
・ジャガイモの発芽に失敗したら、店に大量に種芋が転がっていたので、ダメもとで購入。安いし、男爵の小芋だから、穴掘って投げ込むだけでいけるはず。反省として、ともかく籾殻の浅植えは寒さに弱いし、小さく切りすぎるとダメージが大きくて再生しないし、マルチは穴あきの方が楽だ。よく芽を探して穴をあけると言うが、かなり細かい土じゃないと無理。サツマイモは安納芋10本、紅アズマ20本購入。安納芋はともかく焼き芋にした時にネットリと甘い食感が魅力、紅アズマは手堅いかな。で、今年は薪ストーブでの焼き芋があまりうまくいかなかったのだが、原因として過熟芋が多くて水分が少なく、焼くとカチコチになるだけなのが問題だった。適正な時期に掘り上げる必要がある(買ってると確かめようが無いが)。
サツマイモの栽培はずっと失敗し続けている。露地栽培だと生育が遅く死ぬ苗が多く、生きていても雑草に負けるし、マルチ栽培すると葉が焼けてほとんど成長しない。そして、どのみち芋が大きくならなかった。同じ畑でも一角ではよく肥大するのに、他の場所だとダメとか、そんなの。マルチの焼け対策では紙を貼り付けて芋を保護したりしたが、本当は不織布を全面にカバーして4,5日かけて活着させるのがプロの方法らしい。マルチはいやらしくて、土とか藁とかは飛ばされて効果なかったりするんだよね。あとは植える時を曇天や降雨の間などにするそうで、まさに梅雨になった今がサツマイモの植え時だった訳だ。これは苗買ってると、出回っている間に買って早く植える物だと考えてしまうが、不織布でカバー出来ないなら植える天気を選ぶしかない。それにしても、常々思うのだが、なんでサツマイモは簡単にできるって人がいるのだろうかと。
ちょっと思ったのは、小学校の頃もマルチ栽培だったが、葉が焼けたという記憶はない。で、畝がとても高いトンネル畝だった気がする。私は低い平畝で、露地の時にトンネル畝で作ったら水分不足で早速枯れた記憶がある。しかし、マルチであれば水分はそれほどシビアではないし、トンネル畝の場合マルチとの密着が良い物が出来る。平畝はどうしても平面部分が浮く。そうすると、そこは土に熱が逃げないのでマルチが超高温になって焼けてしまうのではないだろうか?実際、平畝マルチはあれだけ薄いにも関わらず、晴天の昼間はさわれないほど暑くなる。多分70度以上だ。まあ畝の高さは地下水位とも関係するので、高く出来る畑とそうでない畑はあるだろうが、平畝はサツマイモには向いてないかも知れない。あるいは畝幅を小さくするとかね。私は150cmで二三度失敗している。まあ、あの畑は何作ってもろくな物にならない傾向はあるんだけど、サツマイモと枝豆は半分トラウマだ。今年は小麦区画があるので、あそこの収穫後(多分7月中旬)に大豆というのが、一番いいローテーションなんだろうけどね。
・って事で雨が降ってブドウの作業が中断したので、芋類を植えてきました。ジャガイモは穴掘ってSサイズは丸ごと、Lサイズは4等分ぐらいで穴あけて投げ込みます。移植ごてで穴掘ればマルチには簡単に穴が空くので、穴あきマルチは不要かもなぁ。時々まだ生きてる種芋にもぶつかりましたが、やはり芽が小さくて識別無理ですね。何度か焼けたって感じでもないし、土壌水分不足で強い芽が出なかったかな?サツマイモはマルチの短辺方向に水平に切って土をほじって入れました。マルチは風で引っ張られるので長辺方向に切ると広がってしまうので長く穴を空けられませんでしたが、短辺だったら割とじっくり水平植え出来ます。そしてマルチ焼け対策で稲ワラをひとつかみ、枕にして来ました。これでどうなるか・・・あと、近所の同級生の実家が家庭菜園的な苗作りをして売っているので、茄子を10カブ追加。千両という系統です。ただ、先に植えたホームセンターの苗も育ちがかなり悪いので、この土地は茄子には向いてないかもなー。小麦はとうとう人の背丈を超えました。こんなん、どうやって収穫するんだ・・・・って感じですね。以前作った時はここまで背丈伸びなかったのですが、あの時は20粒ぐらいづつマウンド作って撒いたので、競合してワイ化したのかも知れません。まだ倒れてませんが、倒伏も怖いし、ワイ化してないという事は成長にエネルギーを使って種子の品質や量は期待出来そうもありません。てか、短棹品種って管理間違えば全然意味ないんですね。
Posted at 2013/05/30 15:25:58 | |
トラックバック(0) | 日記