2014年05月19日
・今日は8時間しっかり眠ったので体の痛みも大分取れた。多分、筋肉などの超回復の効果が出てきたのだろう。朝はデラの摘芯の残りをやって、水田の除草剤散布、これが泥に足を取られて歩くのがたいへんだった。雨は20日の雨予報が消えたので、消毒は明日に引きつける事に。デラ園の房作り残りをやって、気になっているのは巨峰の摘房。
・私は例年仕事に追われて巨峰の摘房は房づくりと平行して行うぐらいだった(ついでに新梢制限もこの頃、つまりそこまで放置してた)。今年は芽欠きもやったし、房も触れる余裕がある・・・というか、今年はデラの房ごせやってて爪の消耗が少ないなーと思って思い出したのだが、植物の生長が遅いほど繊維質になって作業が辛くなるんだった。今やれば指で触るだけで落とせる物が、後は爪を立てなければダメになり、やがてハサミを使うようになる。そして、そうやって後になってからやった作業は効果もイマイチだったりする。だから作業は追いかけるぐらいが良いなんて言うんだなと。楽で効果が高く時間が後で空く訳だ。そんな訳で房も選んじゃおっか・・・と思った訳だが、もちろんなんでもいい訳でもない。
・巨峰の摘房を前倒し(っても展葉5,6ぐらい、指導だと7、8枚時から)にして考えられる問題もある。まず花振るいリスクの増加で、これはジベで無核化するなら多少は軽減するし、うちは発芽は早いが別に樹勢が強い訳ではないので、これまで振るった事すらない。とは言え、怖いっちゃ怖い。次、房作りで良い房を選べなくなる。巨峰の場合、房は任意の房を選んで作る。房がだらんと長くなった中から「こいつは良い形になりそうだ」という先端を選ぶ。房を減らしてしまうと、悪い形であってもそれを使わざるを得ない。副穂も落とせばなおさらだ。ただ、養分が足りないほど変な房になりやすく、ある程度残しといた方が成長は良くなるし、贈答用のような美観を気にするグレードは問題あっても、パックであればまず問題ないグレードが作れる・・・というか昨年もへんな房でもつくったが、形状に関してなんか減点を受けた覚えはなく、房作りでもリカバリー可能な範囲だと思う。最後は房の荷重が減って房が肥大する一方新梢も暴れる可能性で、新梢管理が辛くなったり、房作りのコツが昨年より小さく作るなり変化するかも知れない。房数に関しては全部に残したら多すぎるので、どのみち仕上げ時には調整すっからなー。てきらい櫛使って前倒しにしたら、どんだけスゴイ房になるんだろうか。
・あとは潅水をしたが、ポンプの吸い込み口にゴミが詰まって全然吸わない事が何度もあって、頻繁に掃除しなければいけなかったし、やっぱり水中だと取れないゴミを外で取ると、ポンプがしばらく水を吸い上げないという・・・ね。第一の問題として水路に刈草を流すバカが良く無い。ただ、ゴミ取り用の網というか柵は、土地改良区の怠慢というか愚昧さのためというか、活用されてないのが実情である。川が詰まるのでトラップは必須だが、清掃のアテもなく適当に誰の場所でもない所に取り付けて、トラブル起こして、トラップを外すという金の無駄使いしてる。ま、それ以上に、土地改良区って何の仕事もしてないのに常に事務所にいて遊んでるって事の方が問題だけどな。今日もとある水路が詰まってるんで事務所行ったら、鍵掛けて出かけてやがるし・・・ま、話戻すと水源の質はいかんしがたく、個別のフィルターで対応するしかないって事かな。考えているのは異形インクイーサー噛ましてフィルター面積を広げる方法で、これなら吸水圧も下がるのでゴミが張り付きづらくなる。
・明日の予定「デラ消毒」「潅水チューブ設置」「もしかしたら再処理やってしまうかも」
Posted at 2014/05/19 20:01:24 | |
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