2014年10月10日
・今度のワインサミットに何人かで行くことになって、資料を相変わらず脳内善人な親に捨てられたので、ネットで検索してさてプリントしようとしたら、プリンターがカラー印刷拒絶。キャノンのMP540という機種なんだが、長いことウンウンうなっていて、どうやってもモノクロのみの印刷に固執しだした。インク詰め替えやってたので、こいつはインクが無いものと認識していたのだが、最近は無いものは使おうとしないのか?と思って調べて驚愕!満タンにしてあったインクが全部なくなっていたのだ。すげえ!すげえよキャノン!使ってないのにインク全部捨てる機能があるとは聞いていたけど、ここまでとは!ヘッドクリーニングで多少使う程度は分かるが、起動したのは数回でスッカラとか、これ純正インクセットでやられたらキレるわ!もっとも、もうカラー印刷もほとんどしないし、インク詰め替えやらないかも。というかプリンター要らないよねというのが今回の主題。
・書いたようプリンター事業は昔からどんどん改悪されてきていた。初期のモノクロのインクジェットの頃は、ドットインパクトより静かで、リボンも使わないんでおおむね好評だった。不具合も無かった。これがカラー化されて一気に悪くなり、インクも5色だの7色になりスキャナーと一体化されてきていた。と同時にインク商法が酷くなり、HPのようにカラーインク一体ヘッドでインクはお涙程度というところまで行き着いてしまい、インク買うなら本体買えって状況に。またかなり前からだが、パソコンとの通信トラブルが増えた。5分ぐらい平気で内職に励むプリンターがやっていたことは、インクを捨てることだった。そんでもインク詰まりは平気でする。詰め替えインクや補充タンク外部接続というユーザー側の防衛策も増えたわけだが、メーカーも様々な対策を行ったり、外部接続タイプのレンタルとか、あくまで製品ではない部分の工夫をしてきた。
・でも、そういう小手先の利益確保とか見えないコスト増加にとうとうユーザーサイドが「プリンター要らない」状況になってきている。具体的には友人知人に聞いても「もうプリンターは買わない」って人が大半になってきている。お店もプリンターはもう目玉商品にしてないし、売り場も縮小している。商品の改悪で商品自体からユーザーが撤退してしまったのだ。それでもペーパーメディアが必要なケースだと、USBメモリーにデーター入れてコンビニでレーザーカラープリントする方が「はるかに簡単確実でクオリティーが高い」って事に気が付いてしまった。特にインクジェットはカタログやサンプルと違い綺麗に印刷できないことが多い(濃色写真やグラデーションが、線とかアニメ塗りはまあまあ)。唯一の活用機会だった年賀状も、若い世代ではすっかり出されなくなったし、無地で寂しい場合は最初からプリントされているのが安く出ている。それにインクジェットは耐久性が低く水にも弱いので、年賀状としてあんまり魅力的ではないし。そんな訳で、年賀状すら買ったほうがマシになったので、あて先だけ黒でプリントできればいいかなって状況(私はあて先は手書きで済ませている)。
・この「プリンター離れ」は検索してもなぜか単語にヒット数が異常に少ない。なんか情報操作しているんじゃないかと思うので、ここに書いてどうなるか調べてみたい。ま、私なんかはプリンターの発展と凋落を見てきた世代なんで「離れ」って単語がなじむのだが、若い世代だと「そもそもプリンターなんかいるの?」って感じだろうから、最初から要らないって感じなのかもね。単純に「プリンター離れ」で検索すると「パソコン離れでプリンター業界がスマホにシフト」なんて嘘っぽい分析が出てくるけれど、スマホユーザーこそプリンターなんざ使わないと思うぞ、データーは通信できるしメディアは持ち運べるしコンビニなんかでも簡単に印刷できるだろうから(知らんけど)。
・唯一の活路は悪行をわびてインクを捨てないほどほどの性能に戻して外部タンク式にすることだろうけど、そうしたら本体3万ぐらいじゃないとペイしなくなって、結局必要な人しか買わないだろうな。それでも戻ってはこないだろうし、海外だとインク商法は独禁法に触れるから発展途上国でどうねじ込むかだろうが・・・
・ホイール塗装は夕方やったら延々とシルバーがクリア吹くたび浮くので嫌になっていたが、昼間にやったらうまく行った。指触乾燥は済んで一見同じように見えるけれど違うもんだな。ラッカーは強溶剤だから下地が相当乾いてないと駄目なのかも知れない。結局ダイソーのラメラメしいシルバーじゃ足りなさそうなので、安いシルバー使った。こっちの方が粒子が細かい分、遮蔽力もあるし。
・ブドウ園の一つの地主さんが、昨年末からちょっと頭の具合がおかしくて接触できなくなっていたのだが、今日ご自宅に行ったら息子さんが居て話しが出来てよかった。話し、というか、この問題の根幹はこの息子さんにある障害があって、親の地主さんが他人と接触させないようにしていたことにあったんだが、息子さんは意外と普通にコミニケーションは出来てよかったし、地主さんは認知症が公に認められて入院したそうなので、借地人と認識されなくて追い返させるって心配がなくなってよかった。まあ、難しいよねぇ、この手の問題は。他も地主さんにはおおよそ接触できたのは収穫。
・昨日買ったカベルネフランの感想をワイナリーの人に伝える。色、薄いよねぇ、って話しをしたら、やっぱり収量制限が追いついてなくて色が淡いのは悩みだそうだ。香りとかはいいんだけど、房大きいもんな。別にやってる農家さんが欲かいて大きくしているわけでないのは知っているが、いかんせん手を入れる暇がないんだろうな。仮に収量制限してなくても糖度が規定値以上なら引き取り価格はコレって決まっているはずなので、基準以上に収量制限して色上げてくださいと言うのは酷だ。昨日書いたメルローのようにオーバークオリティー気味にした分を販売価格に転嫁して、それを農家に還元するなら分かるけど。実際カベルネフランもラクでメジャーな品種(たとえばベリーAとかナイアガラとか)ではないから、プレミア価格にしてもいいんだろうけど今はメルローと同じ価格だし。結実前に房を削るとおそらく粒が大きくなって皮の比率が落ちるから逆に色が薄くなる(生食でやる方法)。そうなると、結構大きくなってから、おそらくベレーゾン期前後に落とすのだろうが、その頃は大粒種の房作りだの忙しい時期だ。単純作業なので人使えば出きるだろうけど・・・海外ではよほどのプレミアムワインでなければこの手のことはせず、最初に残す房を決めたらほとんど触らないだろうと思う。それが伸びてしまうのは、日本は夏場に雨が多くて房がそもそも大きくなりすぎるのだろう。もっと痩せてもっと乾いた土地なら強健な赤ワイン用品種を濃縮した形で放任で出来るんだろうけどなぁ。
・明日こそ脱穀やる、やらないとまずい。ブドウ収穫できなかったよ。タイヤ交換だって放置できなかったし、体力ないから疲れた。
Posted at 2014/10/10 18:32:47 | |
トラックバック(0) | 日記