2015年04月12日
・タイトルが雑記とか今日の仕事だと、中身が分かりづらいのが悩みです。かと言ってこの雑記の内容を羅列するとタイトルだけでツイッター程度なら埋まっちゃいそうですが。さて、今日は農作業してたら近所の加工ブドウの人が畑に居たので色々聞いてきました。この人は本業がネジ製造の兼業農家さんですが、工業系の頭があるので話が面白かったというか分かりやすかったです。ワインもお好きなようで、「ベリーAも成長して樹勢が落ち着いてキャノピーマネージメントも楽になって良い果実が沢山取れるようになった」とか「地元ワイナリーは混ぜ物してないので品種特徴がしっかり出て良い」とか「ワインは食事に合わせて評価すべき物なので、単品評価されても生産者としては不本意」とか「加工は単価安いから棚設備は極力投資してはダメ」とか。
本業の方は話を伺うと、どうやら耐熱金属によるネジの製作って感じなのかな。衛星にも使われているネジと聞いたのでどんな要求性能なんだろうかと想像しましたが、ターボのネジとか言っていたので恐らくそっち。「インコネル?」って聞いたら「衛星ならそのレベルも使えるけど、ターボは違う」「じゃあニッケル鋼」「・・・詳しいねぇ」って感じでした。改めて調べたら、耐熱鋼とステンレス鋼ってのは特性がかぶる事が多く、分類もステンレスでよく聞いた物です。すなわち、オーステナイト系・フェライト系・マルテンサイト系などですね。耐熱性をあげるためにクロームとニッケルを配合するので、両者は結構似てくるのです。んで、車の排気管なんかもステンレス化しているのは、一つは耐熱性をあげて薄くして軽くしてんじゃないのかな?錆びづらいし、と想像出来る訳です。
しかしネジにした時、ステンレスには困った特性があります。素材の粘りがあって滑りが悪く、伝熱が悪いので高温になって焼き付きやすい。ほんと大した事ない環境でもガッチリ固着している事が多いです。強度自体も鋼よりは低い事が多いですから、無理すると伸びますし(でも、一般のボルトだと強度差はあんまり聞かない)(ボルトだけガチガチに強化しても固定強度に繋がらないし、熱膨張とかで壊れそう)。そうすると、ロール成型出来なくてダイス的な物で切削するのか、丁寧に工数かけて成型するのか、特殊な潤滑剤とか入れてやったりするのかな?とか想像。今度見せてもらえたら見てみたいし、ワイン会にお呼びして蘊蓄ききてえ。
ちなみに、今新植しているのはシャルドネで、以前はサンセミだったのを改植したそうで、株間が80cmの超密植でした。これやると根域制限に近くなるので樹勢コントロールがいいんでしょうね、すごい草生というか放置ですが、食害はないそうで、何か違うんでしょうか。うちのリースリングは食われてるんですけど・・・支柱がアルミ丸棒で「こんなん高いんじゃないですか?ネジ屋さんなら析出硬化系のたっかい素材でしょうし」って聞いたら「デッドストックだから買うよりはマシ。2000系だからそんな高くないよ」とか言ってました。でも、2000系って胴混ぜたジュラルミンなんで、かなり強度はありました。ぜんぜん曲がってるのがないです。そこらへんで売ってる1000番系統だとフニャフニャしてるのに。
・架橋ポリの継ぎ手についてだが、調べたら結構面倒な事が分かった。今主流のスロットイン固定方式のは作業は楽そうだが、再利用が出来ないワンウェイユース品ばかりで不良が出たら継ぎ手さら交換しなければならない。一部に古いボルト止めのもあるけど、止水構造と回す時が不安。でも安い。ま、数つかわなければ許せそうだが、問題はパイプメーカーとの相性問題が言われている点だ。架橋ポリはJIS規格があり、そのサイズ規格なら互換性はないはずだが、実際には素材の違いなどがあるらしく、水道屋さんなどでは統一しているみたい。そして大手はオンダと積水だが、他にも色々なメーカーがあり、大抵が積水よりは安い。てか積水が強気すぎんだろ!って感じだ。
まあオンダは安く大手でいいんだが、問題は継ぎ手のワンタッチタイプがかなり特殊な構造をしていて、汎用の他メーカーのJIS規格品を使って平気かな?って不安があるわけ。
ミキシングバルブも手に入れたが、ボイラーはどうやら「給湯単能」タイプはミキシングせず温水入れても平気らしい。追い炊きタイプは温度下げないとダメなんだそうな。恐らくだが、追い炊きタイプは温度調整を細かくやっているので、温水入れちゃうとセンサー系にトラブルが出るんじゃないかな?ショップによっては「ソーラーは二次側に接続すべき、あるいは独自配管にせよ」って所もある。理由として、一次接続すると給湯設備の入れ替え時に面倒なのでやめてしまう」というのがあるみたい。実際、ソーラー対応の給湯設備はそもそもそこらへんの配管を全部内部に入れているのでこういう悩みはないし、そうでない場合はそもそもメーカーがソーラー対応を考えてくれてないって事があるみたい。夏場なら二次側で直で入れてもうちならほぼ100%ボイラーは使わないで済みそう。
そうすると、若干面倒にはなるが、ソーラーの出力側の接続を切り替えられるようにしておいて、夏場は二次側接続にボイラーは殺して、、冬場は一次側にミキシングバルブ介して入れるのがいいかも知れない。というのは、バルブ関係は思っていたよりは安いので接続出来るんならそんなコストは変わらないからだ。もっとも水道工事自体はちゃんとしたのをやった事ないので不安はある。
・選挙行ったらはじめてNHKの出口調査を受けました。何十年か選挙しててはじめてですね。筆記回答ですが、書いてて改めて「俺もブレブレだし、選択肢は拾えてないのが多いな」って感じました。ブレブレというのは支持政党と投票した相手が違うって問題ですが、これは地方と国の差以上に個人的なつながりの問題です。選択肢は「子育て」「人口」「経済」「観光」「安全」らへんがありましたが、これ全部関わってるし、県議会議員選挙を見れば全ての議員が全てにそれなりに関わっているんですよ。どれを重視して決めましたって言われても、むしろそれで選べるの?って聞きたいです。
・仕事は剪定枝運び、遠方デラ園の皮剥きと誘引作業で無事終わりました。皮剥きはまあ丁寧にやろうと思えば際限ないので(自然樹形の場合は特に)、まあこんなもんかな?って程度です。それでもすでに毛虫が結構いるのがびっくり。こいつらどこからどう発生してくるんでしょうね?除草剤の効きが雨や低温で悪かったので、まだ生き残りがいるんだろうな。剪定枝は非常に丁寧に縛ってくれている人のは運びやすいけど、素の束のは私がズボラなので重い束が出来たりすると運んでて疲れます。てか腕が久々にパンパンになりました。
Posted at 2015/04/12 20:25:03 | |
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