• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

暇人ぶぅのブログ一覧

2015年12月24日 イイね!

ちょっと昔の未来の日本

 ・2009年頃の国産のエコ技術の突破力とか言う本を読んでいる。エコ技術で日本が今後も成長をしていけるか具体的な製品例などの話で面白いが、2009年ですらもう6年前で話題が古い部分もありびっくりする。この時、ホンダがインサイト(二台目)でハイブリッドの低価格競争をしかけたら、トヨタが三代目プリウスの値段を滅茶苦茶安くして露骨なホンダ潰しとプリカス大増産をやらかした頃だ。本はインサイトの方の話が主だったが、「製品単体で採算性が得られる価格で充分安い」インサイトの設計の努力を、「企業全体で穴埋めしちゃって安い」プリウスが踏みにじった格好なんだよね、ほんと企画って難しいわ。こんな苦労して作ったインサイトは結局さほど人気が出ず忘れ去られ、結局フィットにハイブリッドシステムを移植したんだっけか?今やホンダは燃料電池で仕切り直しをしようとしていると思われるけれど。一方で企画だけ投げて作らせるホンダの上層部の不気味さを感じた。唯一名前が出てきているのが冬至の鈴鹿工場の社長で、後にホンダ没落を招いたとされる某氏だ。
  一方三菱のEV,ミーブの話もこれまたコケたと言っていいんだろうな。目論みなどは全部悪くないのだけれど、結局三菱という企業のイメージの悪さが足を引っ張ったというか。所々納得しかねる話もあるにはあるが(ベース車がEVになったのは偶然とか)、自動車会社がEV参入でどれだけ苦労するかが分かる。そういう観点で見るとハイブリッドというのはワンクッション置いてサプライヤーを育成出来るのもメリットだったのかも知れない。
  さて、他にも三洋・三菱MRJ・パナなど出てくるのだが、ほぼ全てが負け組か結果を出せて無くて「突破力ってなんだったんだろう?」と思ったりする。確かに表面上会社が無くなっても、その技術が後継企業に受け継がれてたりするので無駄になった訳ではない。三洋のエネループの技術はパナに受け継がれ、その技術がプリウスだののバッテリーに生かされている訳だし。消費者が真価を理解しなかったというのもあるし、時代を先取りしすぎたのもあるだろう。でも、大半の愚民はマーケティングで転ぶので、そっちも同時に押さえておかないと意識低い人が環境云々は考えないのもあるだろうな。また、環境という付加価値に金を払えない層が増えて、国産メーカーの高付加価値が上滑りしているのも感じる。たとえばパナの洗濯乾燥機、これは確かに凄いのね。斜めドラムも良さそうだけど、乾燥をヒートポンプで行う。これ、著者が良く理解してないらしくてちぐはぐな説明をしてあって逆に混乱したのだけれど、考えて見るとヒートポンプで熱だけ回収し、冷やした時の結露で水を抜いた後の空気を再び循環させているのね。熱を外部に捨ててないので、熱源式よりはるかに効率が高い(温度は低いらしいが、それが逆に衣類の傷み防止になる)。おお、これスゲー、食品の乾燥もこういうヒートポンプ使えるじゃん!と思ったらオチが酷かった。
  ヒートポンプ式ドラム乾燥機、価格は30マンエン、アホかと。一応ヒーター式も最近は熱回収が出来るようになって省エネ化しているらしいが、やっぱり800W前後のエネルギーを使っているし、20万は切れない(ヒートポンプ式は25万ぐらい)。いやな・・・付加価値は、わかるよ。努力も分かる。個人的には乾燥機が嫌いで天日で干せばいいものを電気使って楽しようってのが許せんが、天気が悪い北陸の冬とかだと重宝するかも知れない。あと、東京の社畜の人も干す暇ないって言ってる。でも、そのために30万使って電気も使って再び不幸のサイクルに陥ってないか?と。一定数いる乾燥機ユーザーはまあ福音だったのは認めるけれど、私の周囲だと未だ「二層式の方が便利だった」とか言う人が多いし、3マンエンの全自動で充分って人も多い。
  あと三菱のMRJ(リージョナルジェット)も出ていたが、2009年の本で2014に就航とか言ってて笑った。2015でもまだ試験飛行1度だけで強度不足や制御不良が見つかって2016年に認証取得がずれ込みそうな勢いなのに。多分だが、あと2回ぐらいは失敗と延期があると思う。そもそも、このプロジェクト、2003年に始まってるんだぜ・・・確かに当時のコンセプトはスゴイし先見の明というか当然の技術的延長先にはあった。しかし、ダラダラやって大所帯になってるうちに技術は陳腐化しライバルは成長しコンセプトは求心力を失ってしまったかに見える。唯一残っているのは国産で旅客機を作るという事だけになったかのようだ。もちろん、技術波及効果や宣伝塔としてそれは重要なのは分かるんだけど、なんかプロジェクトリーダーが同期の航空会社の人達の忠告をちゃんと理解したように思えないし、三菱というブランド全体で見てもF2もイマイチ、自動車は不祥事と迷走しているしわ寄せがMRJプロジェクトになっているようにも思える。そんな優秀な人が三菱重工に集まってるなら、なんでこんな失敗続きなんだよと。

 ・ワークス発売されたけど、価格見て「違うんだよ、スズキ、違うんだよぉ」って泣きたくなった。

 俺達の希望:素のアルトの最廉価MTグレードにエンジンだけRSのを積んで100万以下 

 スズキの回答:RSにMTのっけて、レカロシートつけて150万

この価格レンジでの50万は大きいぜぇ、300万クラスの50万の開きじゃない。そして素のアルトが80万と知ってしまっている時に、ほぼ2倍なんて誰が買うんだよ。しかもワークス待ってるのに5AGSとか混ぜてくるしさぁ。誰も純正レカロなんて望んじゃ無いってのに。ホイールも15インチとかいらない、13か14で充分。専用カラーリングとかサイドラインとかそういうの要らないから。大体150万って、もうコンパクトカーのスポーツクラスだろ。あと20万でスイスポだぞ!?
  という事で、スズキも台所厳しくてスポーツに理解というか許容しない所になったんだなぁと実感。最近はアルトもよく見かけるようになって、見慣れると割と尖ってない無難なデザインに思えてきただけに、その中にワークスが混じってるのを期待してしまっていた。断言するがワークスはこける。そんなMT乗りたければ素のFの5MT(エンジンがすごいダウングレードモデルだけど)。RSにMT出せって話もあったけどさぁ。

 ・仕事は午前中は雨が強く降っていたのでダラダラ、昼からワイナリーでちょっとした食事とか連絡して、午後からパープルに藁巻き。防寒で、若い木にのみ行います。理想は濡れないように上だけビニールを巻くのだけれど、本当にそれやっている人が奥地にはいてびっくりした。それだけ寒いという事なんだろうけど。あと、パープルの誘引で吊るために結んでいた紐が結構くい込んでいて反省。成長が早いので首締めになっていた模様で、これが成長の停滞に影響した可能性があるし、これから下手するとそこが折れやすくなる。毎シーズン、吊り紐のサイズを上げないといけないな。



Posted at 2015/12/25 19:17:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年12月24日 イイね!

(よその)爺さんと戦争

 ・今日もクリスマス関係なくお仕事、剪定だが電動ハサミの具合がおかしい。作動不良を繰り返して止まってしまう。バッテリー上がりで過放電防止で止まったりするのかなぁ?と思って充電すると少しの間いいのだが、カタログスペック上のフル充電より手前で充電が止まるので原因がバッテリーなのか確信が持てない。使えている間はほんと素晴らしいんだが、国産で安く信頼性がある物をつくってくれりゃいいんだけどな、実際問題こんなの量産すれば1万、2万の物のはずなんだけど。そうそう、バッテリーには残量メーターの窓があるがダミー、容量違いがあるので中身のバッテリーによってはそういう機能もあったのかも知れないが。あとAC電源でもこのザマなのにソーラー充電セットとか言うのもある。信頼性問題もさることながら、昼間に充電のためバッテリー放置で仕事しないのか?仕事しないでバッテリー放置なんて盗難怖くないのか?

 ・仕事はその後、いくつか気になっていた棚の修理を。まず近所の爺様の園で周囲柱が一本抜けていたのを補修、折れたと言っているのだがまともなのがあって不思議だったが、スペアの柱を準備したけど交換出来ないでいたらしい。幸い地面は掘りやすく、前の柱で使ったらしき底の石も出てきたので、柱を建て直す所までは割とスムースだった。しかしアンカーのワイヤーがなかなか柱の良い場所にかからず、また周囲ネットの支柱が絡めてあるのでワイヤー張るのもそこそこ苦労した。幸い線は切れず張りも充分だった。
  さて、そのお礼という訳でもないのだろうが、ちょっとお茶話してたら戦争の話になった。本人は「こんな話はする物じゃないんだが・・・」と途中で言っていたので、不特定多数にその話をするのも気が引ける部分もあるが、一方で貴重な体験談を墓の中まで持って行かれるよりはネットに漂わせておいた方が良いだろうと大まかな話をする。まあ、この話は公開している人もいる話なので別段新しくもないだろうが、爺さんは特攻隊員の生き残りだった。志願兵で2年訓練を受けたと言っているので、学徒動員的なアレじゃないようだけど、その前がどんな兵科だったのかは分からない。
  爺さんは埼玉県(川越?入間?忘れた)で初等訓練を受けた後、九州に進出するため6機で1部隊の編隊が5つで、琵琶湖まで飛んで、ついで九州まで飛んだそうだ。九州では基地の北飛行場に降りた所、連絡が行って無くて食事も住居もなく、南の基地まで飛んだら爆撃で穴だらけだったそうだが、そこに降りて歓迎を受けたとか言っていた。爺さんはパイロットではなく、複座の双発の高等練習機の電信係で、パイロットが隊長だったそうなので、編隊指揮官の補佐だった模様。450馬力程度と言っていたので、検索かけると、陸軍の「一式双発高等練習機」がそれに近い感じはするが、じゃあこれで特攻かけろって言われたら俺は嫌かな。恐らく機体運搬用に航法のための機体として運用したのだろうと思うが、最悪爆装は出来たそうではある。

  陸軍機なので「特攻って陸軍もやってたっけ?」と思って調べたが、おおよその所陸軍が特攻する理由は無いのだけれど、本土決戦がマジか、じゃない間近に迫って特攻は全軍の方針になっていったらしい。実際陸軍は剣という特攻機も準備していた。で、菊水作戦(大和特攻)周辺で沖縄ももうダメだとなって、九州に練習機も旧式機も全部寄せ集めて、1度に3,400機という数を突っ込ませるという一種の飽和攻撃ドクトリンを考えていたらしい。幸いこの話が8月10日前後であり、米軍が九州に上陸する前に日本は敗戦して爺さんも特攻しないで済んだという訳だ。だから想像するに、爺さんのいた部隊、「決ト300」が戦闘状態に陥った事は無かったと思うし、ゆえに部隊の構成員に対して生き残ってしまったというサイバーズギルティーみたいな事もないのではないかと愚考する。だからと言って特攻隊員全体で見ればやっぱり生き残ってしまった事や、死を覚悟して待ち構えていた事など、本人も人に話したくはない経験なのだろうと思う。逆にそういう死線を若い頃に経験した人だからこそ、戦後元気にやってこれて未だ現役というのもあるんだろうけど、ここらへんは私が忖度して言う事にすぎない。ただ、そういう人達もあと少ししかいない。あ、ヘビーな話ではあったが、「あっちの雑炊には鶏のトサカや脚が入っていた、けしからん!」「長野県民は蛇食うとバカにされた」とか、まあいつもの調子だった。

 ・その後は自分の園のアンカー生け直しだったが、最初からユンボ持って行って良かったよ。今は打ち込みアンカー(ミニティーアンカー)もあるが、古い奴は全部いけ込みアンカーで、抜けないようにもの凄い石を上に載せるのね。お陰で後から堀りなおすのが人力だとほぼ無理になってる。ここは特に水路が横に流れているのでユンボのアームで傷つけないように掘る必要もあり大変だった。さらにアンカーが深い!普通は70cmも埋めれば大概だと思うが、ここは1m近くあった。アンカーの埋け込み深さは控え線の折り曲げでいくらでも調整出来るのだが、すでに1度使った控え線だと下手に折り返すと折れるので、そっちでは調整は行いたくないし。古いアンカーは土台コンクリの根本から腐っていて、しばらくは周囲の石との摩擦で耐えていた模様でグニャグニャに曲がっていた。腐ったのは水路の下にあり地下水位が高かったからだろう、掘ってても土が湿っていて面倒だった。この調子だと他のアンカーも結構やばいかもなぁ。
  アンカーが直ったので棚線を張り直したが、ステンは色々と勝手が違って、やりやすかった。半鋼線の場合、折れ曲がった所は非常に強い癖がついて戻すと金属疲労で折れやすい。まあ、基本戻らないと思っていていい。また硬度が高いので線張機ではさんでも滑る事がある(歯が滑る)。ただ、線が細いので軽い。一方ステンは柔軟で戻しやすいし、歯の噛み込みも良いのだが、棚線自体が重いので途中で間はしらを暫定で受けないと、張っててテンションが高いのか重量でたわんでいるのか分かりづらい。ただ、今回は親線を主にやってるが、どんどん周囲線も弱ってくるので、子線もダラダラしてきた。これ直すのは面倒だ。

 ・今日も湿度が高く暖かかったが、台所は暖房も良く効いて快適だ。つい薪ストーブの吸気口を絞ってしまうが、そうすると不完全燃焼を起こしやすくて困る。以前よりはマシだが、やっぱり時計型は基本全開。

 ・明日も巨峰剪定残りやって、棚線張り直しかな。期限切れ間近のクーポンがあるから使い切らないといけない。






Posted at 2015/12/24 20:06:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #その他 脱穀機のエンジンオイル交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/217764/car/636308/6573958/note.aspx
何シテル?   10/04 00:00
 希に車の話しもしますが、ほとんどただの日記帳です
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2015/12 >>

愛車一覧

スバル サンバートラック スバル サンバートラック
 バンのサンバーがあまりに良かったので、トラックもサンバーへの切り替えをすべく、ポンコツ ...
スバル サンバー スバル サンバー
 農産物の出荷運搬で雨の日にトラックだと対応できない(という口実)で購入、11万キロ超え ...
ホンダ VT250F ホンダ VT250F
 一桁万円でやってきたVT250F2Hです。VT系最強の43馬力のエンジンとMC15系最 ...
その他 その他 その他 その他
 農機具の整備をここにまとめて置く事にしました。写真はクボタのT7というテーラーです。現 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation